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ロッキード の商品レビュー

3.6

33件のお客様レビュー

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2026/01/24

小説家による初の本格ノンフィクション。ロッキード事件当時中学生だった筆者は色々な疑問を抱いていて、本書の執筆に至ったようだ。裁判が結審して四半世紀以上が経過し、関係者もほぼ鬼籍に入ってしまった中でも丹念に取材を重ね、600ページ近い分厚い一冊となった。 アメリカと日本の政府関係...

小説家による初の本格ノンフィクション。ロッキード事件当時中学生だった筆者は色々な疑問を抱いていて、本書の執筆に至ったようだ。裁判が結審して四半世紀以上が経過し、関係者もほぼ鬼籍に入ってしまった中でも丹念に取材を重ね、600ページ近い分厚い一冊となった。 アメリカと日本の政府関係者や企業、フィクサーと言われた人物など多くの登場人物の思惑や国益が絡み合う中「角栄が五億円を受け取った」ことに対する不自然な点が多く、裁判でもその点がスルーされていることを挙げている。関係者の多くは亡くなっていてもはや真相に切り込むことはできず筆者が想像で補完するしかないが、「アメリカ陰謀論」のような単純な図式ではなく多くの登場人物の思惑と世論が裁判を進めたという方向性でまとめられている。 とりわけ世論の影響が大きい。マスコミが誘導したのか、あるいは世論を嗅ぎ取ったマスコミとの相乗効果だったのか。コロナ禍で出版されただけに、読後に日本人の国民性と空気感が意識させられる。

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2024/10/04

田中角栄像が、大きく変わる作品でした。また、昨今の特捜部不祥事を思えば、当時の裁判にも疑問が出てきます。

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2024/03/19

ロッキード事件とは? ロッキード社が自社の航空機購入のため、田中角栄に賄賂を送り、賄賂を受け取った事件であり、ロッキード→田中角栄のルートは、児玉ルート、丸紅ルートなどいろいろ取り沙汰されているが、結局は田中角栄は賄賂を受け取り、全日空に働きかけをしたのだから、有罪になった。 ロ...

ロッキード事件とは? ロッキード社が自社の航空機購入のため、田中角栄に賄賂を送り、賄賂を受け取った事件であり、ロッキード→田中角栄のルートは、児玉ルート、丸紅ルートなどいろいろ取り沙汰されているが、結局は田中角栄は賄賂を受け取り、全日空に働きかけをしたのだから、有罪になった。 ロッキード事件については詳しく見聞したことがなかったため、これが本著を読む前に持っていた事件に対する漠然としたイメージでした。 しかし、その認識は一変させられました。この通りだとすると、ロッキード事件とは何だったのか。アメリカ側が触れられたくないところから遠ざけるために上げた狼煙に、自分の政治状況を変えるチャンスと思った三木武夫や、威信回復を狙っていた検察が事件だ事件だと引き返すことができない状況で突っ走った結果、このように後世に残るような事件として「だけ」が残ってしまったように思える。事件の真相も教訓も残さないままに。 本の内容としては、丹念な取材結果の現れであると思うが、一見、事件とは関係のなさそうな、別の時間軸や話題に飛んだりする。しかし、そういったことも含めて事件の文脈として捉えれば、事件が虚構だったという考えが荒唐無稽ではないどころか、本著が提示する事件への見方が真実に近いものという印象になってくる。 ロッキード事件に興味があるなら、手に取って損はない一冊だと思います。

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2023/09/20

★4.7 田中角栄という、政治家を私は誤解していた。 敗戦国ということが、これほど影響しているのかと、正直に思った。どうやら、角栄さんは、CIAに睨まれて、失脚させられたというのが、真相に近いらしい。 我が国にとっては、あと数年総理を勤めていただいていたら、かなり、さまざまな面で...

★4.7 田中角栄という、政治家を私は誤解していた。 敗戦国ということが、これほど影響しているのかと、正直に思った。どうやら、角栄さんは、CIAに睨まれて、失脚させられたというのが、真相に近いらしい。 我が国にとっては、あと数年総理を勤めていただいていたら、かなり、さまざまな面で変化があったかもしれない。

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2023/06/27

偶然知って図書館から借用 厚い!というのが第一印象 ロッキード事件というのは結局何だったかは明らかになってないことが分かる。 本当の悪人は逃げ切った? 金は米国に還流された?

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2023/05/06

70年代の政治背景が理解できた。高村薫の新リア王で、70年代から80年代の政治背景に興味を持って読んだ。結局、世論に押されて角栄は逮捕、有罪となった。本当の巨悪はわからないままに。

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2023/02/28

真山氏渾身のノンフィクション作品。週刊文春連載時にサラッとは見ていたが、今回腰を据えて拝読。事件当時は小学生で、ピーナッツと「記憶にございません」と手が震えて署名できないニュース映像が記憶に残っている。同時代で都度都度ニュースは興味をもってみてきたが、まとまって疑惑の論点が並べら...

真山氏渾身のノンフィクション作品。週刊文春連載時にサラッとは見ていたが、今回腰を据えて拝読。事件当時は小学生で、ピーナッツと「記憶にございません」と手が震えて署名できないニュース映像が記憶に残っている。同時代で都度都度ニュースは興味をもってみてきたが、まとまって疑惑の論点が並べられると、色々な複雑な状況と社会情勢、70年代という世相が連関していることがよくわかる。法解釈が時代と世相と世論でここまで大きく振れるんだなあ。オイルショックを期に角栄のアラブに対する独自路線がアメリカの尾を踏んだという単純な構図ではないこともよくわかった。5冊分くらい読み終えた感じ。。

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2023/02/08

今頃ロッキードと思うかもしれないが、今だから解ることもある。アメリカの強権支配は、まだまだ続いているし、自民党は、言われるままだ。沖縄密約、佐藤栄作、中曽根康弘まだまだキーマンは、洗われていない。角栄さんの復権は、あるのだろうか。

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2022/06/08

やっぱり想像以上に、読み終わるまで時間がかかってしまったな。小説家がノンフィクションを書き、そのテーマがロッキード。自分が小学生の頃の事件だし、角栄さんも知ってはいても、そもそもリアルタイムではないし、最初に本屋で見かけた時もその分厚さもあって読みたいとは思わなかったのだけど、上...

やっぱり想像以上に、読み終わるまで時間がかかってしまったな。小説家がノンフィクションを書き、そのテーマがロッキード。自分が小学生の頃の事件だし、角栄さんも知ってはいても、そもそもリアルタイムではないし、最初に本屋で見かけた時もその分厚さもあって読みたいとは思わなかったのだけど、上記の宣伝コピーを何処かで見かけてやっぱり読んでみようと思い手を染めた。 だからこそ、こんなに、角栄だニクソンだキッシンジャーだ、中曽根だ沖縄だ、なんだかんだとテーマを拡げ過ぎてるように思えた。もっと誰かの視点から見たドキュメンタリーのようなもので有れば、もっと感情移入もできたろうし、面白かったように思う。 でもおそらくは、そういう一面から見たのでは気づけない事件だからこそ、終始、突き放したような視線で書かれているのかもしれない。 いずれにしても、面白さ云々は別として、この事件がどういうものだったのか、再認識することができたように思える点は、読んで良かったのだろう。

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2022/03/30

個人的には、戦争を除けば昭和史最大の闇だと思うロッキード事件。小説家があえてノンフィクション作品として執筆した力作。 田中角栄の失脚、陰謀論など、丹念に公開された情報を検証している。 トライスターの購入でなく哨戒機P3Cの方が機数も金額も桁違い、日本に限らずアジアでは一般的に...

個人的には、戦争を除けば昭和史最大の闇だと思うロッキード事件。小説家があえてノンフィクション作品として執筆した力作。 田中角栄の失脚、陰謀論など、丹念に公開された情報を検証している。 トライスターの購入でなく哨戒機P3Cの方が機数も金額も桁違い、日本に限らずアジアでは一般的にリベートの存する世界。 やはり筆者の主張するように田中角栄は嵌められたように思える。 圧倒的なボリュームの大作で思いのほか読むのに時間がかかってしまった。またいずれあらためてじっくりと再読してみたい。

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