羊は安らかに草を食み の商品レビュー
ミステリーと思って読んでいたので、少し期待していて話とは異なっていました。 途中までは次が気になるくらい面白かったけど、最後はあっさりで期待外れでした。 戦争の悲惨さは事細かに描かれていて、心に響きました。
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5か4で悩んだけど、 ちょっと最後が消化不良のため4に… ミステリーよりも、 戦後の満州時代の描写があまりにも 酷くて思わずウッと声が出てしまった 実際にこんな経験をされた人たちが多くいて 今も世界中にたくさんいると思うと… 戦争なんて絶対反対だ みんなひとりひとり違うのが当た...
5か4で悩んだけど、 ちょっと最後が消化不良のため4に… ミステリーよりも、 戦後の満州時代の描写があまりにも 酷くて思わずウッと声が出てしまった 実際にこんな経験をされた人たちが多くいて 今も世界中にたくさんいると思うと… 戦争なんて絶対反対だ みんなひとりひとり違うのが当たり前で、 それでいいのに いつも弱い立場の人間が犠牲になる 食料が欲しいんじゃない、 平和が欲しいんだって、 ガザの人が言っていた 戦争を終わらせた人が勝者だと 昨日テレビでコメンテーターが言ってた やっぱりミステリーって言うよりも 戦後の過酷さしか残らない…4だなぁ
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一瞬で読み切ってしまった… 凄惨な戦中戦後のストーリーと、 裏腹に進む3人の女性の国内旅。 そのコントラストも相まって、感情は何度も揺れ惑い、読後には爽快感を得る、なんとも不思議な感動を覚える作品だった。 益江と佳代の壮絶な人生を紐解くカギが現れるたびに、どんどん作中にのめり込...
一瞬で読み切ってしまった… 凄惨な戦中戦後のストーリーと、 裏腹に進む3人の女性の国内旅。 そのコントラストも相まって、感情は何度も揺れ惑い、読後には爽快感を得る、なんとも不思議な感動を覚える作品だった。 益江と佳代の壮絶な人生を紐解くカギが現れるたびに、どんどん作中にのめり込まれていった。 一人一人が慈悲のある優しく人想いなキャラクターで、 対する戦後満州の人間の尊厳のなさとか、 感情も意志も何もかも削ぎ落とされていく劣悪環境下の人間の生き様や死に様とか、 リアリティに溢れながらも、どこか優しく温かい風がずっと流れている感じ。 きっと実際にもまあちゃんとカヨちゃんのような、共に地獄的な世界を生き抜いて切っても切り離せない関係になった人はいただろうな、と思う。 日本に帰国するときに引き揚げ船の中で詠んだ句が春で、喜びに満ちていると友人たちは解釈したけれど、本当はどこにも喜びはなかった、てところも切なく、リアルだなぁと思った。 「どんな物事にも理由がある。そうしなければならない理由が」 生前に祖父から少しだけ聞いた戦時中の話を、 あの時は怖くて耳を塞いでしまったけれど ちゃんと聞いておきたかったな、と思う。 最近、赤穂浪士の小説など歴史に通ずるものを読んで、一層歴史に触れたい波が来ていたので この本に出会えてよかった。 この本に出てくる佐世保や、前から行きたいと思っている鹿児島の知覧も行ってみたいなぁ。
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おばあちゃん2人が認知症になった友を旅に連れ出すお話。記憶を辿って戦時中の凄惨な描かれ方をしている箇所もあったりするので重い。でも、旅と記憶が交互にえがかれているので読みやすい。戦争良くないってとても思う。最後は腑に落ちないところもあったけど、これはオススメしたい。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
読みごたえのある本だった。 ずっしり。 祖母から聞いた話と重なるところもあって戦争の惨さを思い知った。 3人のおばあちゃんの旅行がしまいには殺人未遂までに行くとは思わなかったから最後はびっくりした。笑「そうするしかなかった」から人を殺す、人の死が日常、生きるために、という当時の状況からその過酷さを聞いただけの現代のおばあちゃん達が殺人未遂を犯すところにたどり着く結末が個人的にはうーんというところはある。崖に一晩吊されて白髪になって記憶喪失、という設定にもそんな都合のいい話ないやろ!とツッコミつつ笑 けど、メインはそこじゃないし、俳句に準えて戦時の大変な状況が描写されてるのには引き込まれた。 感想書いたら辛口評価になっちゃったけど、久々の一気読みだったし、とても満足感のある本。おすすめしたい。
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のんびり女3人旅のお話なのかと思いきや、想像を絶する過酷な状況を生き抜いた少女の話になるなんて。 満州のシーンはなかなかページをめくれないほど、読んでいるのが苦しかった。 あの時代を生きてきた人たちの忘れてはいけない記憶と人生。 ただ、最後は腑に落ちなかった。 その話いるかなー...
のんびり女3人旅のお話なのかと思いきや、想像を絶する過酷な状況を生き抜いた少女の話になるなんて。 満州のシーンはなかなかページをめくれないほど、読んでいるのが苦しかった。 あの時代を生きてきた人たちの忘れてはいけない記憶と人生。 ただ、最後は腑に落ちなかった。 その話いるかなーと、、、なんかスーッと冷めてしまったな。
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あらすじから、1人の老女の過去を遡るだけの話しと思っていたので、その過去が満州開拓団につながり、過酷な日々を少女たちが懸命に生きた話しになり涙が止まりませんでした。必ず訪れる死。どう迎えるか、子どもに頭が上がらず頼りっぱなしの老女にだけはなりたくない、この3人のように意思を持ち、...
あらすじから、1人の老女の過去を遡るだけの話しと思っていたので、その過去が満州開拓団につながり、過酷な日々を少女たちが懸命に生きた話しになり涙が止まりませんでした。必ず訪れる死。どう迎えるか、子どもに頭が上がらず頼りっぱなしの老女にだけはなりたくない、この3人のように意思を持ち、懸命に生きたい!と思いました。
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認知症の友と、友人ふたり。夫の頼みから、認知症の友の過去をたどる3人の旅に出る。 孤児となって戦争を生き延びる体験がずっしり重い。 長く長く生きてきた人たちの体験って、それだけで尊いものだなあと思う。 戦争に限らず、病気や事件事故。 生き延びるってそれだけですごいことだ。強い。...
認知症の友と、友人ふたり。夫の頼みから、認知症の友の過去をたどる3人の旅に出る。 孤児となって戦争を生き延びる体験がずっしり重い。 長く長く生きてきた人たちの体験って、それだけで尊いものだなあと思う。 戦争に限らず、病気や事件事故。 生き延びるってそれだけですごいことだ。強い。 ぐいぐい読ませる筆致。
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認知症になった益江おばあさんがどんな人生を歩んできたのかを、親友2人が彼女と一緒に旅をしながら辿っていく物語。 壮大で、壮絶な内容だった。 それに最後の展開は、全く予想できず衝撃だった。 あまりにも辛すぎて、少し目を逸らしたくなるような描写もあったが最後まで読みきれてよかった...
認知症になった益江おばあさんがどんな人生を歩んできたのかを、親友2人が彼女と一緒に旅をしながら辿っていく物語。 壮大で、壮絶な内容だった。 それに最後の展開は、全く予想できず衝撃だった。 あまりにも辛すぎて、少し目を逸らしたくなるような描写もあったが最後まで読みきれてよかった。
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おばあさん3人の物語かと先輩の話を参考にする つもりで、長崎、大津、松山の旅行か、いいなあーと思いました。 私も俳句をネットで松山のポストに毎月投句していたので、親近感を持ちました。 内容は、凄かった、なるべく昼間に読みました。 父も満州に参戦したのですが、戦争の話は、殆ど聞きま...
おばあさん3人の物語かと先輩の話を参考にする つもりで、長崎、大津、松山の旅行か、いいなあーと思いました。 私も俳句をネットで松山のポストに毎月投句していたので、親近感を持ちました。 内容は、凄かった、なるべく昼間に読みました。 父も満州に参戦したのですが、戦争の話は、殆ど聞きませんでした。 益恵さんと佳代さんが再会して、終わり方も、良かった。 YouTubeでバッハの羊は安らかに草を食みを聞き 読了しました。
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