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修羅の都 の商品レビュー

3.4

13件のお客様レビュー

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    2

  2. 4つ

    3

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    5

  4. 2つ

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2023/11/29

「武士の世をつくる」。頼朝の悲願を背負い、妻として母として時代の要となった政子。頼朝晩年の謎をも大胆に描く傑作時代長編。

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2023/09/06
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修羅の都(前作)を夜叉(の都=本作)が守る 夜叉=政子の内面は揺れてブレて周囲の意見に 流されていて「期待はずれの弱さ」だったけど 作品は個々の事件(イベント)に到るまでの動 機(知らんのもあった)や人間関係を丁寧に描 くことで鎌倉初期のドロドロが理解をしやすい 一つの解答として納得できるものになっている

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2023/07/19

大河ドラマのノベライゼーションっぽくもあり、頼朝の死因に新たな仮説を打ち立てた、とても読みやすくそれでいて非常におもしろい小説です。 毎度ながら、さすが伊東潤!! 続編も楽しみです。

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2023/01/28
  • ネタバレ

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テンポが良かった。悪く言えばあっさり。前半は頼朝政子が大分賢く書かれていて正直鼻についたが後半は頼朝が認知症になっていく描かれ方だった。後半が書きたかったのかなあと思った。

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2022/02/26

 すばらしい。これぞ私の思う「歴史小説」。読んでいれば自然とその状況がわかる、読みやすくておもしろいやつ!  伊東潤さんの本は何冊か持っていますが、読むのはこれが初めて。それがこんなにおもしろかったんだから、これから他の作品を読んでいくのが滅法楽しみになりました。  舞台は鎌...

 すばらしい。これぞ私の思う「歴史小説」。読んでいれば自然とその状況がわかる、読みやすくておもしろいやつ!  伊東潤さんの本は何冊か持っていますが、読むのはこれが初めて。それがこんなにおもしろかったんだから、これから他の作品を読んでいくのが滅法楽しみになりました。  舞台は鎌倉、主人公は源頼朝と政子夫妻。頼朝がとにかく冷酷なのですが、彼がしたことを考えればこういうことになるんだよなぁ、と納得。政子が御家人たちに〈そこまで佐殿を恐れておいでか〉と感じるんだけど、そりゃ恐れるでしょうよ、と言いたい。  あとは、奥州攻めがしっかり描かれているのと、謎に満ちている頼朝の死について、著者ならではの想像力で経緯ががっつり描かれているのがうれしい。これぞ歴史小説の醍醐味!  ラスト近く、大蔵御所の池での、頼朝と政子のやりとりには、胸が締めつけられて涙が出ました。ここはもう、大感動の名シーンだと思う。政子さんを全力で応援しようと思っちゃいました。

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2022/04/26
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2022/2/4 読了  頼朝を平家滅亡の辺りから、同族を次々と滅亡させ徐々に老耄となって認知症になり53歳で亡くなるまでを描いている。最後は政子と義時に暗殺されたのでは?という踏み込んだ展開で読みやすいが、どうなんだろうという内容。

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2022/02/03

源頼朝、北条政子を主人公とする歴史小説。鎌倉幕府草創期のお話は読んだことがないなと興味が湧いたが、義経は最初の方で殺されてしまい、あとはひたすら頼朝がボケ老人とかしていく恐ろしい展開。北条氏が執権政治始める話もまったくない。ある意味すごい小説だった。

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2022/01/12
  • ネタバレ

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義仲の嫡男義高が人質として鎌倉に送られてきた。人質とは言え、義高は大姫を娶ることになっており、このまま何も起こらなければ頼朝と義仲の関係は好転するはずだった。 ところが平家を破って入京した義仲は、粗暴な振る舞いで後白河院の怒りを買い、頼朝に追討の院宣が下る

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2022/01/29

目次 プロローグ 第一章 怜悧な人 第二章 天下草創 第三章 武士の府 第四章 消えゆく日々 第五章 月となりて エピローグ 解説  本郷和人

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2021/07/19

義経討伐から頼家政権交代まで。 吾妻鏡の隙間を縫った、秀逸な創作だった。 これで来年の大河困らない(笑) なによりも頼朝を中心とした人間関係のあれこれが政治的に描かれてたのが分かり易かった。 平清盛にしろ、頼朝にしろ、織田信長にしろ、豊臣秀吉にしろ、若い頃にブイブイ言わせてた政...

義経討伐から頼家政権交代まで。 吾妻鏡の隙間を縫った、秀逸な創作だった。 これで来年の大河困らない(笑) なによりも頼朝を中心とした人間関係のあれこれが政治的に描かれてたのが分かり易かった。 平清盛にしろ、頼朝にしろ、織田信長にしろ、豊臣秀吉にしろ、若い頃にブイブイ言わせてた政治家は早いうちに隠居した方が良いね。歴史から全く学ばない所はそこなんだよな、と思いつつ、興味深く読みました。

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