ラスト・トライアル の商品レビュー
シリーズ3作目。3ヶ月ちょっと前に「ザ・プロフェッサー」「黒と白のはざま」のシリーズ第1・2作を続けて読み、書評でこの2作を続けて読む方がいいと書いたが、前言撤回。全4部作を続けて読む方が良さそうだ。 この第3作でもドキドキする怖さ、緊張感溢れる法廷シーンなど面白さは引き継がれて...
シリーズ3作目。3ヶ月ちょっと前に「ザ・プロフェッサー」「黒と白のはざま」のシリーズ第1・2作を続けて読み、書評でこの2作を続けて読む方がいいと書いたが、前言撤回。全4部作を続けて読む方が良さそうだ。 この第3作でもドキドキする怖さ、緊張感溢れる法廷シーンなど面白さは引き継がれている。その上、第1作の伏線も回収しており、更に最後の4作目の予告も描かれている。 勝てそうもない(最後の)裁判に挑む主人公。それを助ける旧友。やむなく愛弟子や旧友と敵対することになってしまう葛藤。迫り来る殺し屋との息詰まる対決。読み出したら止まらない面白さ満載です。 さて、続けて最後の4作目を読むとするか…。
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四部作とはいえ、最終巻は復讐譚であり、法廷物としてはこの第3作で完結している。老齢と病魔に蝕まれ、肝心のパートナーも不在なまま孤軍奮闘する主人公の姿が痛々しいが、大学時代の恩師に叩き込まれたスピリッツは最後まで失われない。
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リー・ロイにはミドルネームがあった。ジョーダンだって!(フットボールの有名選手の名まえを拝借したのか?)本書では三度登場して存在感をアピールしていた。元気そうでうれしかった。 反対にトムは体調不良がいちじるしく、読んでいてつらくなった。私自身も昨年から不調なだけにいっそう身につま...
リー・ロイにはミドルネームがあった。ジョーダンだって!(フットボールの有名選手の名まえを拝借したのか?)本書では三度登場して存在感をアピールしていた。元気そうでうれしかった。 反対にトムは体調不良がいちじるしく、読んでいてつらくなった。私自身も昨年から不調なだけにいっそう身につまされる思いだった。 次回は最終回らしいが大切に読みたいと思う。 ところで、アメリカの判事はあんなに暴君なのかと驚いた。自分の思い通りに検事や弁護人が発言しなければ法廷侮辱罪で拘束することができるらしい。この小説の中でもっとも嫌なヤツはポー判事だった。
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「悲しみもまた人生の一部である。」 もしあなたの人生の一部に本作の主人公トーマス・ジャクソン・マクマートリーが存在しないのであれば、それこそが悲しみと言ってしまってよいのではないかと思う ロバート・ベイリーによって生み出された彼と彼の仲間たちの闘いはあなたがあなたの人生を生...
「悲しみもまた人生の一部である。」 もしあなたの人生の一部に本作の主人公トーマス・ジャクソン・マクマートリーが存在しないのであれば、それこそが悲しみと言ってしまってよいのではないかと思う ロバート・ベイリーによって生み出された彼と彼の仲間たちの闘いはあなたがあなたの人生を生きる上で、必ず助けとなってくれるでしょう 四部作の第三作である本書は第三作にして「ラスト・トライアル(最後の審判)」と銘打たれ、トムの最後となる法廷劇を追います なんと今回はかつてトムを苦しめた証言者の弁護を引き受け、幾度となく彼を助けた元教え子と友人が検察側となって闘うことになります 敵が味方で、味方が敵で うーん、もう面白い そして今回は法廷が進む中での真犯人探しもなかなか魅せます そして多くの悲しみの中の真実が表に出たとき、そこにあるのは絶望か、希望か それにしてもあとがきでこんな泣かせるって このあとがきのためにある物語なんよな 「悲しみもまた人生の一部である。しかし、最後には常に希望が勝つ」 四部作の最終作『最後の審判』は希望が勝つ物語なのが確定しております どんな勝ち方か見届けるのだ! (第三作と第四作が日本語に訳すとほぼ同じ題名なんよな)
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このシリーズも三作目となった。 全四作らしいので次がトム最後の闘いとなる。 物語に起承転結があるようにこの四作そのものが 起承転結となっており今作は転になる。 一作目の闘いがこんな形で繋がってたとは… 驚きと感動です(*_*) トムの病魔との闘いもラストどうなるか? 熱い男達...
このシリーズも三作目となった。 全四作らしいので次がトム最後の闘いとなる。 物語に起承転結があるようにこの四作そのものが 起承転結となっており今作は転になる。 一作目の闘いがこんな形で繋がってたとは… 驚きと感動です(*_*) トムの病魔との闘いもラストどうなるか? 熱い男達の闘いを最後まで見届けたい! お願いだから皆んな死なないで‼︎
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「ハラハラドキドキする小説」「善と悪の法廷劇」という文言に興味を惹かれました。シリーズ3作目ということでどうしようかな……と迷いましたが、結局1作目から3冊読了しました。アメリカの南部州(アラバマ、テネシー)を舞台にした法廷劇で、序盤はいろいろと困難な局面があり気が滅入るところも...
「ハラハラドキドキする小説」「善と悪の法廷劇」という文言に興味を惹かれました。シリーズ3作目ということでどうしようかな……と迷いましたが、結局1作目から3冊読了しました。アメリカの南部州(アラバマ、テネシー)を舞台にした法廷劇で、序盤はいろいろと困難な局面があり気が滅入るところもあるものの、途中からギュイーンとスピードアップしていく展開が痛快でした。シリーズ作品を「最初から読むか途中から読むか」問題も難しいものがありますが、このシリーズに関しては1作目から読んだ方が良いと思います。ストーリーや登場人物に連続性があるので。最近4作目が出たみたいですが、これも読むべきでしょうか。
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読書備忘録602号。 オリンピックなどのお陰で読書が進まなかった8月。やっと4冊目。笑 ★★★★★。 老弁護士が活躍するリーガル・スリラーシリーズ第三作。 どうやら四部作のようです。 第一作から第二作を飛び越えて繋がっています。完璧です。面白過ぎました。笑 第一作でトムが弁護士として復活するきっかけとなった事件。ある交差点での交通事故。輸送トラックと家族の乗った乗用車。トラックの運転手と乗用車の家族3人、合計4人が死亡。家族の親族がトラックを運行していた運送会社を相手取って裁判を起こす。トムに原告側弁護を依頼。 結果は、スピード超過を繰り返していた運送業者と、運送業者の経営者ジャック・ウィリストーンが証人の証言を不法な手段で黙らせたことが暴かれた結果、原告の勝利。 今作、アラバマ州タスカルーサの川岸で男が殺された。殺されたのは前回、法で裁かれ服役していたジャック・ウィリストーン。仮出所した翌日の夜に拳銃で撃たれて殺された。容疑者として浮かび上がってきたのはウィルマ・ニュートン。交差点事故のトラック運転手の妻。前回の裁判では、夫が恒常的に無理な運行をさせられていたのを知っていたにも関わらず、ジャックに脅されて証言しなかった当人。トムと相棒のリックには証言すると言っておきながら裏切った極悪人。笑 殺害に使われた拳銃はウィルマの所持品で、指紋もウィルマのものだけが検出された。ジャックが殺される前レストランで言い争っているところを監視カメラの映像として残っていることから、検察は殺人として死刑を求刑する。検察はトムの教え子で第二作でジムボーンを逮捕したパウエル。すなわちトムの親友。 トムの元に14歳の少女が訪れる。母親の弁護をして欲しいと。そう、ウィルマの2人の娘のうちの一人。 トムは親友と戦うことを悩む。しかし娘の願いに何かを感じ、これを引き受ける。 そして、絶対的証拠に裏付けられた殺人事件の被告弁護人として99.99%勝てない勝負に挑む! 物語は証拠の完全性に綻ばせるために、真犯人の存在を見つけること。 ジャックはステージⅣの癌で余命あとわずかであったことが検死から判明する。ジャックに掛けられていた300万ドルの保険金。保険金に対するジャックの前妻バーバラの思惑。ジャックの現妻キャサリンとその父カルホーンも保険金狙い。カルホーンが雇っている暗殺者のフィリピン人女がカルホーンの周辺を探る連中を排除していく・・・。 殺人事件を目撃するも、奨学金を得るために大学教授と川岸でセックスしていたことがばれることを恐れる女子大生。 そして死刑因で服役中の不気味なジムボーン・ウィーラー。 真の殺人犯は誰なのか?最後はどんでん返し。良いのでしょうか?これで。真実はこうじゃないですよね?笑 罪を犯しても弱者は救われるということ?笑 膀胱がんを克服したトムが、なんと末期の肺がんに侵されて余命半年となったこと以外全て大団円?まあめちゃくちゃ面白かったから良いですけどね。 そして、第四作。どっこいトムは健在という。ジムボーンとの最後の戦い!早く刊行されないかな。
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私にとっては、まさにパスタ小説(パスタをゆでてる間も読みたい小説by春樹) 読みだしたら止まらない。 このタイトルからしたら、(トムも膀胱がんを患っていたし)トムが死んじゃって終わりになるのかと思った。 けど、あと1作でいよいよラストになるみたいだ。 あー、ボーがあのブリー・カルホーンの”始末屋”マニー(フィオイピン人の女性)に殺されなくて良かった。 (間一髪でリックが来てくれて) リックの父親の交通事故も、マニーが絡んでいたとは。 でも、トムがかかわる弁護に波及して死者がでるのは、どうなの。今回も友人のレル(私立探偵)の弟アルヴィンがマニーに殺されるし、裏でブリー・カルホーンと組んでいた弁護士のグレッグ・ゾーンも殺されるし、まっこの場合は口封じだろうけど、 最後の最後であの学生が出てきて、”ウィルマ・ニュートン”を見たといった時は、そんなぁと思ったけど、娘のローリーとよく似ているという伏線があって娘の方だったのね。 でも、すべては娘たちのためにと生きてるウィルマは罪をかぶろうとした。 友人のパウエルとウェイド(検事側)と敵対することになったトムとボーだけど、(ここもこの小説を面白くさせてる。) 最後は自分の信念でお互いに和解できた。 そこが前作の親友だった男の裏切りとは違くてほっとしたよ。 次作の”The Final Reckoning”はいつ翻訳されるんだろう。 今回も1作めの内容を踏襲しているので、もう記憶が薄らいでいて…。 忘れないうちに読みたいわ。 あの冷徹で非凡な体力を持つ死刑囚、ボーセフィス・ヘインズとの対決になるようだ。 楽しみに待とう。
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シリーズ三冊目。やはり「もう年は取れない」より好感が持てる。バック・シャッツの方が10歳くらい上のはずなので仕方ないのかもしれないが。それにしても、若僧役であまりいいところのなかったリックは今回、登場シーンからしておいしい。解説で触れられているとおり素晴らしいあとがきと謝辞だったし、四巻があるのもうれしい驚きだった。
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CL 2021.6.25-2021.7.1 面白かったけど、 前作、前々作からの話が多すぎて、これ絶対前を知っていないとわからないことばかりで、単発では読めないのはどうかと思う。 あと、主人公の"元教授“が特権意識の塊でほんと嫌い。
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