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100分de名著 資本論 カール・マルクス(2021年1月) の商品レビュー

4.3

59件のお客様レビュー

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2024/09/14

マルクスの原本は読んだことがないのだけれど、ものすごくわかりやすくて今どきに表現している。 ローザ・ルクセンブルクもわかりやすかったけど流石に古いので、今にあった表現で、今にあった希望を述べている。アソシエーションとかコモンとかをどう実現するのかが、ちょっとまだ、読んでいる自分に...

マルクスの原本は読んだことがないのだけれど、ものすごくわかりやすくて今どきに表現している。 ローザ・ルクセンブルクもわかりやすかったけど流石に古いので、今にあった表現で、今にあった希望を述べている。アソシエーションとかコモンとかをどう実現するのかが、ちょっとまだ、読んでいる自分にも迷いがあるなと思う。 昔が豊かであったかもわからないし、今時の生産手段がはたして昔ほど多くの人が共有し使いこなせるものなのか、がわからない。 希望は大事だけど保留ってか、だったらどうするがわからない。

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2022/01/16

難しい用語があるが、面白かった。テキストを読んで、社会主義国もかつてほど力が無くなった令和の世にマルクスが再評価されている理由がよくわかった。あと、「資本論」がきっかけで国ができたのがよくわかった。資本主義のシステムの良くないところをどう改善したらいいかわからない時にヒントになる...

難しい用語があるが、面白かった。テキストを読んで、社会主義国もかつてほど力が無くなった令和の世にマルクスが再評価されている理由がよくわかった。あと、「資本論」がきっかけで国ができたのがよくわかった。資本主義のシステムの良くないところをどう改善したらいいかわからない時にヒントになる本だと思った。テキストを読んで、『人新世の「資本論」』が読みたくなった。

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2022/01/22

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P5 後L4 P6 L8 P9 L7 P10 L2 L11 L1 P12 L9 P20 L2 P28 L3 P35 L3 P38 後L4 P41 後L5 PL1 P48 L8 P54 L6 P61 後L5 P65 後L5 P69 後L4 P75 L7 P79 L5 P84 L8 P87 L10 引用 P91 L10 P94 L8 P97 後L2 *学校給食 後L4 P104 L9 P108 後L7 P109 L1 P110 L1 P112 L6、後L3 P115 後L4 P117 L8 P118 L6 P119 L6 P121 後L6 P122 L1 P123 L2 P125 後L2 

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2022/01/10

資本論の全体について語られている本ではありません。 現在問題になっている、商品と人間の関係・過労死・イノベーションなどの原因が、資本論の観点から解き明かされる。 「コモン」の再生が強調されている点が、他の解説書と一線を画している点と思います、

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2021/12/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

カール・マルクスの「資本論」について、著者である経済学者の視点で読み解き、解説している本。もちろんマルクスの原書は読んだことはなく、著者の解釈がどの程度妥当なものかはわからないが、少なくとも本書に書いてある内容は肯首できる部分が多くある。 資本主義にどっぷり浸かっている我々現代人は、とかく競争性のある世の中が経済を発展させると教えられてきたが、その一方で、すべてのモノが商品化され、労働者は搾取され、自然は破壊されるというマルクスの指摘する弊害がどんどん表面化している。 マルクスの思想は中国やソ連のやった共産主義につながるものというイメージも、本書を読めばそうではないということがわかる。 しかし、ここまで進んでしまった資本主義は、おそらく何か大きな悲劇を生まない限り、ストップすることはないだろうということも、本書を読んであらためて強く感じる。

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2021/10/18

人新世の資本論を読むまえに事前知識を得るために読んだ。 地質学上の新しい歴史区分である人新世時代(環境破壊が進行している時代)で資本主義批判をし、格差社会による貧困や環境問題を解決する実践としてマルクスの資本論を再考している。

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2021/09/21

『資本論』の要旨を解説しているだけでなく、マルクスの葛藤や展望まで読み取れたのが、「読んで良かった」と実感できた部分だった。特に第4章では、悩んでいるマルクスが隣に見えるような、あるいは自分自身がマルクスとなって現代社会を見つめているような気さえした。 「コモン」をキーワードと...

『資本論』の要旨を解説しているだけでなく、マルクスの葛藤や展望まで読み取れたのが、「読んで良かった」と実感できた部分だった。特に第4章では、悩んでいるマルクスが隣に見えるような、あるいは自分自身がマルクスとなって現代社会を見つめているような気さえした。 「コモン」をキーワードとして述べる第4章は、今までぼんやり感じていた「もっと優しくて温かい社会になればいいのになぁ」という感覚とマッチしていて、マルクスの考えが現代にまで通じるものであることを実感できた。『資本論』は資本主義の問題点を指摘してはいるが、資本主義を拒絶しているのではなく、資本主義との共生だとか色々な選択肢を視野に入れて書かれているのだと感じた。 資本論の解説本を読むのは2冊目だが、その要旨が少しずつ見えてきても、自分がどうすればいいかはまだまだ全く見えてこない。また迷ったときには、本書の第4章に戻ってきて、マルクスと一緒に思う存分悩みたいと思う。

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2021/09/19

人新生の資本論と同じ著者の作品。セットで読んだ。 資本論の現代的な解釈が分かりやすくまとまっている。

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2021/08/30

トルストイの「復活」にもマルクス主義についての記述があり、以前から興味を持っていた。農地解放して小作人に土地を払い下げたら、それを酒代につぎ込んでしまったといういきさつである。読んでいて納得する部分もあったが、筆者にとって都合の良い考え方が列挙されている印象を持った。特に人間が行...

トルストイの「復活」にもマルクス主義についての記述があり、以前から興味を持っていた。農地解放して小作人に土地を払い下げたら、それを酒代につぎ込んでしまったといういきさつである。読んでいて納得する部分もあったが、筆者にとって都合の良い考え方が列挙されている印象を持った。特に人間が行動する規範の一つである「欲求」については全く無視しており、それこそアリやハチのように人間が機械的に行動(生活)すれば、筆者が求めるような社会になると感じた。せっかく、AIがあるので、もし指摘されているような社会ができた場合には、そこで生活する人間はどのような心理を抱くようになるのか、調べてみると面白いと思った。次は、性善説と資本論との親和性についての本を書いて欲しいと思った。

Posted byブクログ

2021/07/21

マルクスの資本論は、否定されたり批判されたりすることが多いが、どれほどの人が実際に読んだことがあるのだろうか?確かに難解ではあるが、まだ解明されていないマルクスの新たな視点について解説されている。

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