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あの星が降る丘で、君とまた出会いたい。 の商品レビュー

3.8

115件のお客様レビュー

  1. 5つ

    30

  2. 4つ

    41

  3. 3つ

    33

  4. 2つ

    6

  5. 1つ

    2

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2024/06/06

2024/06/05 「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら」の続編にあたる小説。 転校生の宮原涼は、クラスにいた女の子の加納百合に一目惚れするも中々話すきっかけを作れないでいた。一方で涼がよく見る百合の花が一面に咲いてるのとそこにいる女の子のビジョン。 授業の調べ学習の一環で戦...

2024/06/05 「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら」の続編にあたる小説。 転校生の宮原涼は、クラスにいた女の子の加納百合に一目惚れするも中々話すきっかけを作れないでいた。一方で涼がよく見る百合の花が一面に咲いてるのとそこにいる女の子のビジョン。 授業の調べ学習の一環で戦争について調べることになった涼は百合とたくさん話す機会を得るのだが、そこで、百合が戦争についてどうしてとても詳しいのか、何かを諦めるというような発言に対してどうして厳しいのかの理由を知ることになる。 どんどん涼は百合の良さに惹かれて行くのだが…。 ということで、続きがどんどん気になると同時に、全作の内容からいい感じにリンクしていてとても読みやすい話だったと思います。

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2024/05/20

「あの花〜」の続編版 彰の生まれ変わりの涼がまた出会う泣ける話です。 愛する意味を教えてくれる話 4回ぐらい読んだー^_^

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2024/05/02

「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」の続編。 前作から少し間が空いているのかと思ったら、前作の直後を描いている。 過去にタイムリープして特攻隊の彰に出会った百合。 社会科見学で訪れた特攻記念館で、彰の手紙を見つけ、泣き崩れる姿がとても印象的だった。 それから間もない夏休み直...

「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」の続編。 前作から少し間が空いているのかと思ったら、前作の直後を描いている。 過去にタイムリープして特攻隊の彰に出会った百合。 社会科見学で訪れた特攻記念館で、彰の手紙を見つけ、泣き崩れる姿がとても印象的だった。 それから間もない夏休み直前に、転校生の涼が百合の前にやってくる。 どこか彰の面影が漂う涼に心を開いていく百合。 そして、誰も信じそうもない自分のタイムリープの体験を涼に打ち明ける。 百合に恋心を抱きながらも、百合の中にある大切な人の存在をも大切にする涼がとても清々しい。 百合の想いを大事にし、自分も特攻という悲しい歴史を学ぼうとする姿も、読んでいて、何だかほっこりする。 戦争を描いた作品に「ほっこり」と言う言葉はふさわしくないかもしれない。 でも、この小さな誰かへの愛しい思いから、決して戦争を繰り返してはいけない、と思えてもらえたら・・・ そういう願いを込めて、もっと若い世代にこういう作品を読んでもらえたら、世界は少しは救われるかもしれない。 そして、二度と「お国の為に」などと言う虚偽で自分の命を無駄にすることのないような時代になりますように。

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2024/04/21
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前作が完璧すぎました...。 今作は落ち着いて読める作品だと思います! ずっと探していたはずの彰が目の前にいる...。 でもそれは彰ではなくて涼。 見た目は違うのに,涼が彰であるということを確信している百合。 彰と涼,同じ温かい心を持った2人に好きになってもらった百合。 涼に真実を告げた時の涼の困惑は計り知れないですよね、、、。 途中すれ違ってしまう2人だけど,彰と涼を愛すると決めた百合と,過去も今の百合も全て受け入れた涼に感動しました。 汐見さんの作品はどうも人の心を掴みますね。 平和な時代に生きる私たちに平和ボケしないことを教えてくださいます...。 あと,表紙が素敵すぎます。

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2024/04/20

『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』の続編です。作者は、前作を読んでいない人にも楽しめるように書いたとの事ですが、だんぜん前作を読んでから読んだ方が良いと思います。 ある程度展開に予測がつくのですが、それでも十分楽しませてくれました。 前作が悲しい終わり方だったので、これで...

『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』の続編です。作者は、前作を読んでいない人にも楽しめるように書いたとの事ですが、だんぜん前作を読んでから読んだ方が良いと思います。 ある程度展開に予測がつくのですが、それでも十分楽しませてくれました。 前作が悲しい終わり方だったので、これで救われたかなぁ 物語のベースには『知覧特攻平和会館』があります。宮崎時代にツーリングで行ったことがあり、戦争の儚さを痛感したので、この2作には感銘を覚えます。

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2024/04/21
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『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』の続編。 主人公の百合が現代に戻ったその後のストーリー。 現代にて前作で出会った彰の生まれ変わりに出会うが、もちろん前世の記憶はない。 彰であって彰ではない。 百合の心境を考えると切なかった。 〜本の概要〜 初めて会ったはずの君に 僕はどうしようもなく惹かれた 中2の涼は転校先の学校で、どこか大人びた同級生・百合と出会う。初めて会うのになぜか懐かしく、ずっと前から知っていたような不思議な感覚。まっすぐで凛とした百合に涼はどんどん惹かれていく。しかし告白を決意した矢先、百合から聞かされたのは、75年前の戦時中にまつわる驚くべき話で――百合の悲しすぎる過去の恋物語だった。好きな人に、忘れられない過去の恋があったら、それでも思いを貫けますか?愛することの意味を教えてくれる感動作。

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2024/04/19
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あの花の続編。 彰の生まれ変わりである涼とのラブストーリー。 こんな運命的なことあるんだね。 あの花はハッピーエンドでは無かったから、 この作品で報われて良かった。 百合からしたら彰のことは忘れられないけど、 涼も彰も大好きで、 それは涼にとって苦しかっただろうな。 涼が特攻隊資料館に行って前世の彰と対面するところがとても印象に残ってる。

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2024/04/14

『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』の続編となります。 タイムスリップした太平洋戦争の時代から帰ってきた百合。当時特攻隊員として戦死した彰の生まれ変わりと思われる涼に出会う。涼は百合に忘れられな人がいることに気づき、距離を取ろうとするが、月日が流れやはりつきあうことに。 平...

『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』の続編となります。 タイムスリップした太平洋戦争の時代から帰ってきた百合。当時特攻隊員として戦死した彰の生まれ変わりと思われる涼に出会う。涼は百合に忘れられな人がいることに気づき、距離を取ろうとするが、月日が流れやはりつきあうことに。 平和な時代に生きていけることの大切さを教えてくるれる一冊です。 といった感じの一作です。やはり中高生にはいいんじゃないかな…。

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2024/04/02

★5.0/5.0 いやぁ〜、『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら』の続編を読むことができて良かった。 中学生の百合と涼にとって、「生まれ変わりの存在」を受け入れることはなかなか難しいことだと思う。実際に百合も涼も「無理だ」ってなってしまった気持ちもよく分かる。 だけど、実際...

★5.0/5.0 いやぁ〜、『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら』の続編を読むことができて良かった。 中学生の百合と涼にとって、「生まれ変わりの存在」を受け入れることはなかなか難しいことだと思う。実際に百合も涼も「無理だ」ってなってしまった気持ちもよく分かる。 だけど、実際に特攻資料館に行って、彰の姿や彰が書いた遺書を読んで全てを受け入れた涼は本当に大人だと思った。 個人的には涼が、「涼と彰の2人で百合を愛するから、百合も2人を好きになって」っていうセリフがとても素晴らしいなと思いました。 第二次世界大戦の頃の人々にとって当たり前ではなかった日常が今私たちの目の前には広がっていて、こうして毎日生きられることに感謝の気持ちをもって、1日1日を大切に生きていこうと思います。 それから、1人でも多く「恩送り」の気持ちを持つことができるようになれば、少しずつ世界は平和に近づいていくんじゃないかな、とも思いました。平和の定義って本当に難しいけど、地道な積み重ねって後々大きなものになるはず。

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2024/03/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」の続編です。 70年前の戦時中から現代に戻った百合が、出会った彰の生まれ変わり…涼。 中学2年の夏休み直前に転校して来て、学校に挨拶に行った時に、たまたま、百合に出会います。百合は、涼を彰の生まれ変わりと気が付き…涼は、なぜか百合に惹かれます。涼は、昔から不思議な夢を見ました。その夢は、戦時中の彰の記憶です。 中学2年の時は、同じクラスになり、お互い惹かれ合う2人。そして、告白…。百合から、涼は彰の生まれ変わりと知らされ、受け入れられない涼。そのまま、お別れします。 大学生になった涼は、バイト先で、百合と仲良かった子に出会い、百合の消息を聞き、再開することに。 その時には、特攻記念館の行き、彰の写真や手紙を読み、前世の自分だったことを感覚的に知ります。 めでたしめでたし。 あらすじは、こんな感じです。 しかし、紡がれている物語は深い。 現代の中学校で、大人しい男の子の机に、花瓶にお花を飾ったお葬式ごっこ。それに対して、百合は、ものすごい怒りを表し、花瓶を弾き飛ばし、片付け、いたずらした者に詰め寄り抗議。イケないことと認識はしているが、いじめっ子に反抗できなかった同級生も、百合に感化され片づけを手伝う。 人が生きることを否定するイジメに対して、ハッキリとノーを言える強さ。そうあるべきだよね。でも、難しいだろうな現実の学校ではと思う。 涼は、プロのサッカー選手を目指しているが、親には相手にされない。しかし、百合は、夢を持てることは、素晴らしいことと、応援する。 戦時中に比べると、現代はものすごく恵まれていることを浮き彫りにしていく。 現代の生きづらさもあるが、百合目線からすると、戦時中に比べるとなんて恵まれているんだと。 続編も、面白いのですが、映画化は難しいかな? 小説では中2が、映画では高3なので… 高校生で出会って、社会人で再開するくらいなら、できるかな? ブクログ内で、小説読了234冊。

Posted byブクログ