神様の御用人(9) の商品レビュー
冒頭から古代の物語。 かつては一体だった黒龍と金龍。 やがて黒龍は東北へ赴き、金龍は西に残る。 そしていつもの何気ない朝の日常から黄金は姿を消し、良彦は消えた黄金のために神々との約束もものともせずに黒龍のもとへ行きますが、そう簡単にはいきません。 珍しく次巻へと続く内容と今までに...
冒頭から古代の物語。 かつては一体だった黒龍と金龍。 やがて黒龍は東北へ赴き、金龍は西に残る。 そしていつもの何気ない朝の日常から黄金は姿を消し、良彦は消えた黄金のために神々との約束もものともせずに黒龍のもとへ行きますが、そう簡単にはいきません。 珍しく次巻へと続く内容と今までになく重々しい始まりに、この日ノ本でなぜ人は生かされているのか、何度も災害が起こりながら復活してきたのかを考えさせられます。
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前回は何やら黄金の様子がおかしいと思っていたら、そういうことだったのか。その正体はかなりショック。甘いものに目がない、ただのモフモフでいて欲しかったと願うのは、良彦だけではないはず。 蝦夷の神であったアラハバキ神と、東征した坂上田村麻呂(神様になってる)の間にもただならぬ関係があ...
前回は何やら黄金の様子がおかしいと思っていたら、そういうことだったのか。その正体はかなりショック。甘いものに目がない、ただのモフモフでいて欲しかったと願うのは、良彦だけではないはず。 蝦夷の神であったアラハバキ神と、東征した坂上田村麻呂(神様になってる)の間にもただならぬ関係がありそう。 行方のわからなくなった黄金を救うべく、良彦が動き始める。それを知って、穂乃香ちゃんも・・・。
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黄金編。東の黒龍と西の金龍それぞれの思い出と、現在で起ころうとする大建て替え。黒龍の思い出も金龍の思い出もウルウル。シリーズに登場してきた神様たちも嬉しいけど、黄金はどうなるの?! 良彦は?! そして続きは完結の10巻へ。
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黄金が心配で、一気に読んだ。まさかの次号へ続く・・ 坂上田村麻呂って、良彦、穂乃香同様、歴史の時間で習ったくらいで、今まで深く知ろうとしたことがなかった。 冒頭の黒龍のこと、西の兄弟のこと、神様たちの事情、人間の事情。いろんなことが渦巻いているけど、この先、どうなるんだろう。。。
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ほっこり、笑える、そんな神様の御用人がこの9巻からより神様と人間との関係性を考えさせられるものになっています。 笑いよりも神様の過去に涙する、そして完結10巻が早く読みたくなるそんな1冊です。
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黄金様の過去が明かされる 神様だって性格は異なって、神様にだって過去はあって 正しいと思ってた事は、時に後悔へと捕らわるる 人間からしたら昔むかしの事だとしても、神様にとってはついこの間のようなものだから、より思いは強くなるのだろう 大切なモノがあれば、それは大きな枷にもなる 迷って足掻いて後悔して 黄金様も兄弟龍の神様も、どうか悔やまず良い未来にと願わずにいられない 今巻はモフモフ成分少なめ…
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10巻とほぼ続きになっていて、この本だけでは終わってません。 これからどうなるのか気になります。 切ない終わりになりそうだなぁ。。。
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以前は、人ひとりひとりの側に寄り添ってくれるのは仏様で、神様は世の中全体を見下ろしていて、個人的な願い事には関わってくれない、ちょっと遠い存在のように思っていました。 でもこの小説を読んで、神様は私が思っていたよりもずっと身近なところで、私達を励ましたり慰めたり、時には激怒したり...
以前は、人ひとりひとりの側に寄り添ってくれるのは仏様で、神様は世の中全体を見下ろしていて、個人的な願い事には関わってくれない、ちょっと遠い存在のように思っていました。 でもこの小説を読んで、神様は私が思っていたよりもずっと身近なところで、私達を励ましたり慰めたり、時には激怒したりしているのかもしれないと思うようになりました。
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一度世界を作り直す為に。 干渉すること無く見守るしか出来ないというが、自分の眷属が大事件を起こそうとしているのに無責任過ぎやしないだろうか。 誰かの死を後悔し続けていても、神である限り避けられない事なのではないのでは。
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黄金の正体バレと行方不明の展開が思いの外早くてびっくりした。 これまでのシリーズ冒頭にあった「鱗」描写の謎がようやっと解けて少し納得。 展開はそれどころではないけれども。 最初は何か別の壮大な歴史ものが始まったのかと思うほど、良彦たち現代組の出番がなくて、それでも驚く。 以前から神々たちの過去話は濃厚ではあったけれど、今回はスケールが違う。 スケールが大きいこともそうだが、黄金と対になる存在の過去話も入るので、過去話そのものにも時間軸のずれが生じるため、時系列が少々分かり辛いことも。 それだけ複雑な展開となっている。 黄金の行方不明から事態はより複雑なことになり、未だかつてないレベルの大きさの物語になっている。 しかもこの9巻だけでは解決しないと来た。 寧ろ良彦的には最悪な状況に追い込まれる羽目に。 これでどう収拾させるのだろうと心配になった。 10巻出てから読んで本当によかったと思う。 この状態で10巻へ続くと待たされた日にゃ、精神的不安がマックスになっていた気がする。
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