神様の御用人(9) の商品レビュー
黄金も力を削がれているのでは… ハラハラ… 立ち向かっていくが、傷つく義彦に 触発される神様たち。 今までの義彦の人柄に縁を感じる場面あり。 生きている、平穏に感謝。
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黄金の失踪と過去。人の子の(蝦夷)に肩入れしすぎて悲しみと怒りに満ちた神の起こそうとしている大建替。良彦と穂乃果は大立替を防ごうと奔走する。 黄金、黒龍の悲しみに泣けてくる。外来の信仰を広めるために日本古来の信仰を否定した時の権力者の浅はかさ。そこまでして日本に取り入れた宗教も現...
黄金の失踪と過去。人の子の(蝦夷)に肩入れしすぎて悲しみと怒りに満ちた神の起こそうとしている大建替。良彦と穂乃果は大立替を防ごうと奔走する。 黄金、黒龍の悲しみに泣けてくる。外来の信仰を広めるために日本古来の信仰を否定した時の権力者の浅はかさ。そこまでして日本に取り入れた宗教も現代では軽んじられている皮肉さ。
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ついにここまで読み進めてきた御用人シリーズも最終局面に入った! 今回はついに黄金の真相が明かされ、恐るべき真実が明かされる!黄金の半身であるアラハバキは蝦夷の神としては知っていたので、ヤマトの神々を扱う本書にもいずれ登場しそうと思ってはいたがまさかここで出てくるとは!アラハバキをはじめとして様々な名で呼ばれていた彼あるいは彼女だが、その狂気と迫力は相当なものだ。あるいは彼女のように忘れられた名前を持っていたり、あるいはかつては別の神の一部であったものがこれまで登場した中でもいたのかもしれない。これまで基本的に友好的な神ばかりであったのでここまで荒ぶる神はさまに意表をつく登場である。 今回は登場人物も多く、これまで登場してきた神々が多数再登場しさらに様々な神が新登場しているが、キャラの濃い百済王氏の神々、良彦を案じてついてきてくれたオオクニヌシ、ついにその名が示された大神ことクニトコタチ、さらに黄金・アラハバキ・田村麻呂の今回の主要神物の過去編までも、それぞれのキャラをしっかりを立てつつ描いていながら手早く読み込めてしまう読みやすさを維持している点は凄まじい。 また今回、人間世界をリセットする大建替えについて言及があったが、六度滅ぼされた人間と今ある人間文明で作中世界では七度の人間文明が起こったことになる。これは別天津神に続くクニトコタチからイザナミ・イザナギまでの神代七代の数と同じであり、この12柱の神々がそれぞれ世界を作り出してきたということなのかもしれない。彼らや今回、スクナビコやかつてオオクニヌシを救った二柱の女神など、関係者が出てきた別天津神達についても気になるのでどこかで登場してほしいと密かに思ってしまった。
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感想 いつもと違って、神様の昔話の前振りが結構長かった。 西の金龍が黄金だったよは?そんなに偉かったの!? 黄金を救う話から、日本を救う話へと大掛かりになってきた。9巻まできても相変わらず神様の呼び名はスッと入ってこないなぁ。 あらすじ 良彦は清掃会社から正社員として誘われるが、御用に使える時間が減ることに悩んでいた。そんな中、はぐれ狐のお供え物荒らしと、地震が頻繁に発生する問題が起こる。 黄金はそれが、東の土地を収めていた黒龍の仕業だと分かっていた。黒龍は蝦夷に肩入れして、大和の国が東へ領土を拡大したことに腹を立てていた。一方、黄金は元は金龍として西の土地を収めていた。黒龍を止めに行ったが、黒龍に喰われてしまう。黒龍は蝦夷の世にすべく大建て替えと呼ばれる天変地異を起こし、人間の数を減らそうとしていた。 良彦は黄金が喰われたことを大国主神より聞き、色々な神と合って、黄金を救える手立てがないか探るが、神のことに人間が口を挟むなと拒否される。良彦は、黒龍に直接会いに塩釜まで行くが、黒龍に傷つけられて意識を失う。続く。
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シリーズのクライマックスは、日本の神様の物語を締め括るに相応しい荒脛巾神が登場する。つい3週間前に出張のついでに多賀城や荒脛巾神社を訪れたばかりなので妙に嬉しい。阿弖流為と田村麻呂が出てきたということは円満な解決を期待しながらも、あと一巻で終わってしまうのか残念だな。
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今回は最終話の前編です。人の子の儚さ、当たり前の日々の尊さ、神様とは・・・そんなことを考えさせられました。続きが気になります。
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今までの良彦とモフモフ黄金様とのやり取りとは雰囲気がまったく違ってて、今回は重たい内容。 黄金様にもこんな過去があったんだ…。 つづく、で終わってしまった。で?で? 次回最終巻。早く読みたいような、終わってしまうのがもったいないような。でももふもふ黄金様の安否が心配。 早く次巻を...
今までの良彦とモフモフ黄金様とのやり取りとは雰囲気がまったく違ってて、今回は重たい内容。 黄金様にもこんな過去があったんだ…。 つづく、で終わってしまった。で?で? 次回最終巻。早く読みたいような、終わってしまうのがもったいないような。でももふもふ黄金様の安否が心配。 早く次巻を読もう!!
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2021/8/22 前半特にきつかった。 そもそも武将のような人が戦う話苦手なのよ。 名前が覚えられず関わりや思惑もわからず何が何だかわからない。 良彦のパートはまだ理解して読めるけどそこも重苦しく癒しのもふもふギャグも不在。 ほんでこれまだ前編か~後編もあるのか~ えー?こないだまで笑えて泣けるほのぼの話だったじゃない? 急にシリアスに振れるの海外ドラマのシーズン最終回のようで戸惑うわ。 求めてんのそれじゃないんですけど?って言いたくなる。 8読んだのもだいぶん前でもしかしたらネタフリしてたかもやけどさ。 10は義務感で読みますよ。 でもそれを越えてくる感動、お願いしますよ。
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黄金にも隠された真実が明らかに。 まさか黄金がただの食いしん坊のモフモフ狐ではなかったとは。 黒龍と金龍、それぞれの思いが辛い。 以前、歌舞伎の「阿弖流為」を観ていたので、阿弖流為と田村麻呂など感慨深かった。 次巻でどうなるのか、ドキドキである。
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萩原良彦(はぎわらよしひこ),25歳。清掃会社でアルバイトをするフリーター。 縁あって神様からの御用を聞く御用人となり,アルバイトの合間に神様の御用を承っている。日頃からの勤務態度が認められ,清掃会社からの正社員登用を打診されているが,御用に差し支えがあるのではないかと迷って...
萩原良彦(はぎわらよしひこ),25歳。清掃会社でアルバイトをするフリーター。 縁あって神様からの御用を聞く御用人となり,アルバイトの合間に神様の御用を承っている。日頃からの勤務態度が認められ,清掃会社からの正社員登用を打診されているが,御用に差し支えがあるのではないかと迷っている。 良彦の家に居候する方位神の黄金(こがね)は黄金色の毛をした狐神。良彦には厳しいが,甘いものには目がない。 日本の各地で頻発する地震に,思うところがあるのか考え込んでいた。 そして,そのまま姿を消してしまった。 『国之常立神(くにのとこたちのかみ)』の眷属である黒と金の鱗をもつ龍。 六度目かの『大建て替え』のあとに,龍は日の本の大地を守護するため,二柱に別れ東と西に遣わされた。東には黒い鱗を持つ黒龍。西には金の鱗を持つ金龍。 本来,人々の営みを見守るだけであるはずだった黒龍は,あるとき落石で亡くなった母親に成り代わって,その息子を育て始めた。『人を育む母性とは何なのか』それを知りたかった……。 ここに出てくる『黒龍』,別名『荒脛巾神(あらはばきのかみ)』古事記には出てこない民間信仰の神。この話では蝦夷(えみし)が祀る神として登場してきていますが,製鉄の神,賽の神など,様々な言い伝えがあるそう。 日本の各所で起こる地震。天変地異,様々な争いなどで現代に生きる人々を滅ぼし,再び『大建て替え』をするのか。 「神様の御用人」シリーズで,ここまで登場してきた『建御雷之男神(たけみかづちのおのかみ)』『大地主神(おおとこぬしのかみ)』『大国主命(おおくにぬしのかみ)』などなど,幾多もの神々が登場。 『大建て替え』で現代の日本は滅びてしまうのか? いやあ,ハラハラドキドキです。 くろのくろさんの表紙,今回はこの巻の内容を象徴するよう。 非常に美しいけれど,半分透けているようにも感じる儚げな黄金。 ただ,一筋の光。
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