戦争は女の顔をしていない(2) の商品レビュー
悲しいというより「重い」。住み慣れた故郷を出て戦闘する男も気が重いが、故郷を祖国を守るために「死をいとわない」覚悟で「女も戦います、戦わせてください」と立ち上がる勇気(または狂気)なくしては国の存立はなかった。 ドイツの機甲師団はあっという間に首都レニングラードに迫り、油田への要...
悲しいというより「重い」。住み慣れた故郷を出て戦闘する男も気が重いが、故郷を祖国を守るために「死をいとわない」覚悟で「女も戦います、戦わせてください」と立ち上がる勇気(または狂気)なくしては国の存立はなかった。 ドイツの機甲師団はあっという間に首都レニングラードに迫り、油田への要衝にあるこの都市を奪われては亡国は必至となる/住み慣れた故郷を出て戦闘する男も気が重いが、故郷を祖国を守るために「死をいとわない」覚悟で「女も戦います、戦わせてください」と立ち上がる勇気(または狂気)なくしては国の存立はなかった/孤立して長い時間の待ち伏せする狙撃兵は女子に向いているかもしれない。(防衛には必然とはいえ)卑怯な手段で人を殺すことで「女の顔」が失われないか?独裁者スターリンやヒトラーは男性原理の権化
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1に続く、女性の戦争体験記。日本は女性子供は守られる側の存在だったが、ソ連軍では戦力・防衛力としての働きがよくわかる書。
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戦争は女の顔をしていない その1・コミック2巻(この巻、ご紹介がまだだったので) 2024/09/03 更新
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2巻では女性の取材をしているジャーナリストのストーリーも入ってきます。 お祖母様の戦時中の体験談を聴いたことがきっかけで取材を初めますが、その難しさも書かれています。 内容が内容なだけに出版社に拒否されたり、取材した女性から家族の眼を気にして世に出さないでと意見が来たりと…。 時...
2巻では女性の取材をしているジャーナリストのストーリーも入ってきます。 お祖母様の戦時中の体験談を聴いたことがきっかけで取材を初めますが、その難しさも書かれています。 内容が内容なだけに出版社に拒否されたり、取材した女性から家族の眼を気にして世に出さないでと意見が来たりと…。 時間はかかりましたが、こうして1つの本と形になったことは本当に良かったと思います。
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3と4もあるので、続けて読みたいと思います。 内容は濃く、重いですが、漫画なので、とても読みやすいです。
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『あたしんちの家族は仲が良いの。いい家族よ。子供たちも孫たちもいて……。でもあたしはここで生きているんじゃない。あたしは戦争の中で生きているの。』戦線に赴いた人達は、老いても消えずに残っている。
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戦車衛生班の女性の話が特に印象的。無邪気で少女らしいエピソードがありつつも、本人はそういった話しは公にしたくない。公に語り継いでほしいものは、戦争での活躍、成功、誇り高き精神など。周囲も戦争に参加した女性への尊敬の気持ちはあるものの、認めたくない、愛したくないといううっすらとした...
戦車衛生班の女性の話が特に印象的。無邪気で少女らしいエピソードがありつつも、本人はそういった話しは公にしたくない。公に語り継いでほしいものは、戦争での活躍、成功、誇り高き精神など。周囲も戦争に参加した女性への尊敬の気持ちはあるものの、認めたくない、愛したくないといううっすらとした偏見が残る。 身体的にそんなこと可能なの!?と驚かされる一方、戦中戦後の複雑な精神模様が伺えます。
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本と違って絵が深みを与えてくれる。 インタビューに答えた時と活字になった時の彼女たちの気持ちの違いが真実について考えさせられる。
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戦時下で生きるということはどういうことか、ジワジワと分かっていく。 でもたぶん、分かってはないんだろうな。
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コミック。生々しい戦った人たちの声。特に女の人だから響くものもあって。人が人を殺してやっぱり人間は何をやっているんだろうと思ってしまう。
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