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処方箋のないクリニック の商品レビュー

3.7

31件のお客様レビュー

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2024/03/26

こういう短編集の薬局版を書きたいな ということはさておき、病気はその人の生き方、人生の延長上にある物語なので、病院が舞台の小説は興味深く読めるものです。かつ、遺伝子、差別、陰謀論など現代的な内容。作者さんは医学系の大学出身の方なんですね。他の作品も読んでみたいです。

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2024/03/26

総合内科を開いたDr.倫太郎。読むにつれて、ただの変な人(格好の描写から)ではなく、優秀なのだと分かった。 倫太郎先生も主張しているとおり、きっと、この診療科は必要な場所。それぞれの話で倫太郎先生の手腕が光る。(光るような目立ったものではないのだけれど。) めっちゃ病んでる、と...

総合内科を開いたDr.倫太郎。読むにつれて、ただの変な人(格好の描写から)ではなく、優秀なのだと分かった。 倫太郎先生も主張しているとおり、きっと、この診療科は必要な場所。それぞれの話で倫太郎先生の手腕が光る。(光るような目立ったものではないのだけれど。) めっちゃ病んでる、という人ではなく、どこにでもありそうな高齢者やサプリ信者の話が共感できた。

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2024/02/04

患者さんの目線で寄り添う場面が多いため、医療の知識がなくても読み進められるのがいい。 それぞれの患者さんの相談でもああすればいいとかこうしたらいいとか押し付けがましくなく、相談した本人が本質に気がつくように手助けしている感じがいい。 高血圧が医者の陰謀と不安になっている人の話では...

患者さんの目線で寄り添う場面が多いため、医療の知識がなくても読み進められるのがいい。 それぞれの患者さんの相談でもああすればいいとかこうしたらいいとか押し付けがましくなく、相談した本人が本質に気がつくように手助けしている感じがいい。 高血圧が医者の陰謀と不安になっている人の話では、実際に筋道を立てて説明している場面を読んで、ネットの断片的な情報だけで判断している自分にドキッとさせられた。

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2024/02/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

医師の診断や薬というものは 気持ちというのは、何か一つの簡単なことで変わることもある。 心配しているとこなど、誰か信頼してる人の一言で吹き飛んでしまう。勇気だってもらえる。その人に一歩踏み出す勇気を与えてくれる言葉や存在だってある。

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2023/10/19

初めての作家さん。いい本でした。 患者の丸ごとを理解しようとしてくれる医者はなかなかいません。よろず相談のできる総合内科というのは素晴らしいと思います。自分の体が不調なとき何科を受診すればいいかわからないときもあります。 倫太郎先生がいいのはドクターとしての力量もそうですが人とし...

初めての作家さん。いい本でした。 患者の丸ごとを理解しようとしてくれる医者はなかなかいません。よろず相談のできる総合内科というのは素晴らしいと思います。自分の体が不調なとき何科を受診すればいいかわからないときもあります。 倫太郎先生がいいのはドクターとしての力量もそうですが人としてのあたたかさが彼の本質だからです。 続編はないのでしょうか。

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2023/10/15

一見すると1話完結型だけど、意外と話が繋がっていた。患者さんの話を真剣に聞いてくれる青島先生のようなお医者さんとミカさんのようなチャーミングな看護師さんがいれば、病院に行くのも苦ではないのになぁと思いました。

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2023/10/11

医学系小説は初めて読んだが、難しい内容ではなく、自分の身の回りで起きそうな内容が短編集になっていたので凄く読みやすくて面白かった!!! 民間療法に頼りたい気持ちもわかるけど、まずは治療経過をみてダメだったら一縷の望みをかけて民間療法に頼るのもありだよね〜〜〜

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2023/09/24

エリート医師でありながら、オンボロの建物で総合内科という看板を医療に関する「よろず相談」診療を行う倫太郎先生。大のスイーツ好きでいつでもハーフパンツに白衣のスタイル。じっくりと患者の話を聞き、丁寧に説明し、思いがけない方向から解決のアドバイスを示す。 本当に必要なのはこういう場所...

エリート医師でありながら、オンボロの建物で総合内科という看板を医療に関する「よろず相談」診療を行う倫太郎先生。大のスイーツ好きでいつでもハーフパンツに白衣のスタイル。じっくりと患者の話を聞き、丁寧に説明し、思いがけない方向から解決のアドバイスを示す。 本当に必要なのはこういう場所なんだろうなぁと思う。

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2023/07/30

スカッとした一冊。 なかなか医療系の小説は読まないけれど、 この本は現代の問題にフォーカスしたというか、 現実に起こり得そうな話ばかりで、 気軽に相談できる医者がいる病院っていいなあ、でも現実問題そんなことも言ってられないか〜なんて思った。 薬で解決しない、ちょっとした話などで解...

スカッとした一冊。 なかなか医療系の小説は読まないけれど、 この本は現代の問題にフォーカスしたというか、 現実に起こり得そうな話ばかりで、 気軽に相談できる医者がいる病院っていいなあ、でも現実問題そんなことも言ってられないか〜なんて思った。 薬で解決しない、ちょっとした話などで解決することも多くある(実際人に話して心が軽くなった経験が多数ある)。 青島先生は、そんな、心をふわっと軽くしてくれる素晴らしい存在だなと。 読みやすくて、めくる手が止まらない一冊です。

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2023/07/24

読み易くて、するすると一気読み。 ただ登場人物にちょこちょこ苦手なタイプがいました。 テニスインストラクターの妻とか、他にも何人か…。 体の不調って、どの病院に行けばいいか悩みます。 痛みが、外科的なのか内科的なのか、等々。 そんな時に、色々な不調や不安をまとめて聞いてくれるお...

読み易くて、するすると一気読み。 ただ登場人物にちょこちょこ苦手なタイプがいました。 テニスインストラクターの妻とか、他にも何人か…。 体の不調って、どの病院に行けばいいか悩みます。 痛みが、外科的なのか内科的なのか、等々。 そんな時に、色々な不調や不安をまとめて聞いてくれるお医者さんがいたら、とても心強いだろうと思います。 物語としては、鮮やかに解決!ではないけれど (他の要因があって解決しているような…) こういう場所があるという安心感は、気持ちの支えになりそう。 倫太郎先生と看護師のミカのコンビ、シリーズで続きそうな気がします。

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