処方箋のないクリニック の商品レビュー
面白かった!陰謀論や民間療法、疑問に思っていたのと、信仰してる人に対して思っていたのとが全て解決しました。こうすればいいのか〜
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「もみじドライバー」「サプリ教信者」「総合内科本日開院」 「理想のパートナー」「血圧陰謀論」「奇跡のメソッド」 6話収録の連作短編集。 青島総合病院の病棟北側に佇むオンボロ平屋。 そこで診察する医師・青島倫太郎が、病気でこじれた人間関係にメスを入れ解決して行くお医者さん小説。 ...
「もみじドライバー」「サプリ教信者」「総合内科本日開院」 「理想のパートナー」「血圧陰謀論」「奇跡のメソッド」 6話収録の連作短編集。 青島総合病院の病棟北側に佇むオンボロ平屋。 そこで診察する医師・青島倫太郎が、病気でこじれた人間関係にメスを入れ解決して行くお医者さん小説。 1話目のライトさにリタイアしそうになったが読み進むに連れ面白くなって行った。 今や大病院は3分診療が当たり前。 倫太郎の様にきちんと話を聞いてくれる医者の存在は患者にとってどんなに嬉しいことか。 嫌な登場人物に辟易するが倫太郎の誠実さに心が温まる。
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今の世の中には必要なお医者さんかも?っと思いました。 総合診療科的な。 いろんな患者さんの相談が面白かったです。
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都下にある青島総合病院の庭の果てにある「総合内科」。そこは医師らしくない出立ちと物腰の青島倫太郎医師と看護師のミカ、二人だけの診療科だった。病院からも、患者からもあまり認識されていない所だが、やがて悩みのある人々が一人二人と訪れるようになる。 医療を題材とした連作短編集。作者の医...
都下にある青島総合病院の庭の果てにある「総合内科」。そこは医師らしくない出立ちと物腰の青島倫太郎医師と看護師のミカ、二人だけの診療科だった。病院からも、患者からもあまり認識されていない所だが、やがて悩みのある人々が一人二人と訪れるようになる。 医療を題材とした連作短編集。作者の医療知識に裏打ちされた内容で、こんなお医者さんがいたらいいなと思わされた。
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医療相談。うまいところに着目したと思います。 現代はストレス社会であり、情報過多の割りに必要で正確な情報は入手が困難な時代でもあります。 確かに医学は進歩しました。けれど比例するように病名は増え、反比例するように診察時間は短くなる一方。その結果、人々を悩ませるのは漠然とした...
医療相談。うまいところに着目したと思います。 現代はストレス社会であり、情報過多の割りに必要で正確な情報は入手が困難な時代でもあります。 確かに医学は進歩しました。けれど比例するように病名は増え、反比例するように診察時間は短くなる一方。その結果、人々を悩ませるのは漠然とした不安で、まさに時代の病理と言えるでしょう。 申し分ないテーマを軽いタッチで捌くのも気に入りました。何より主人公がいい。 豊富な医学的知識とカウンセリングマインドを持つ優秀な医師ですが、言動や服装はまったく以て風変わり。その怪しさは奥田英朗作品に登場する伊良部一郎にも通ずるほどです。 展開も期待どおりで楽しめましたが、最終話が尻切れトンボのようで、不満が残りました。続編が出る前提だとしても、もう少し収まりをつけてほしい気がしました。
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かつて大学病院の女性総合外来に行ったことがある。 それを思い出した。 何が悪いのかわからないが、なんとなくここの調子が悪い、該当の診療科に行っても、なんともないと言われる。儲けがないのだろうと思うが、今の日本に一番必要な診療科だと思う。 その時、私は思いがけない診療科をすすめ...
かつて大学病院の女性総合外来に行ったことがある。 それを思い出した。 何が悪いのかわからないが、なんとなくここの調子が悪い、該当の診療科に行っても、なんともないと言われる。儲けがないのだろうと思うが、今の日本に一番必要な診療科だと思う。 その時、私は思いがけない診療科をすすめられ、そこに結局10年近く通った。 日本には家庭医制度がない。総合外来を増やすか、家庭医を制度化するかして、ふさわしいところに迅速に繋いでもらえるようなシステムを作ってほしいと切に願う。
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倫太郎先生の言葉はどれも優しくて、患者の心を開いていく。 とても沁みました。 その後どうなったんだろうと続きが気になる話もあったけど、きっとうまくいってくれてるんだと思います。
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連作短編、自由診療で安くはないが、医療の悩み相談を行う。人間生きていれば実に色々な悩み事があるものだと思った。
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今の病院は、患者の雑多な悩みをじっくり聞く場がない。ドクターによる医療診断は時間がかかるし、保険がきかない。 そこでできたのが、医療相談専門の科。 総合内科。 「理想のパートナー」結婚をする相手として相応しいのか?悩むのはわかる。ケンカはチャンスだと思った。本当に結婚したら意見の...
今の病院は、患者の雑多な悩みをじっくり聞く場がない。ドクターによる医療診断は時間がかかるし、保険がきかない。 そこでできたのが、医療相談専門の科。 総合内科。 「理想のパートナー」結婚をする相手として相応しいのか?悩むのはわかる。ケンカはチャンスだと思った。本当に結婚したら意見の食い違いはもうたくさんある。結婚前にケンカして、それをどう乗り越えられるのか?前より仲良くなるチャンスだし、ケンカすると本性が出るから、それも見極めることができるチャンスだと思う。 ハラスメントは、戦うか逃げる2択。 体の具合が悪いのは、心の悲鳴の表れ。 健康よりも大切なものはない。 体の悲鳴を聞いたら、いたわってあげられるのは自分だけ。 綾瀬君はかっこよかった! 戦う方を選んだから。「血圧陰謀論」 そして最後の章もかっこよかった。「奇跡のメソッド」 ステロイド剤を悪魔の薬と言い、自然療法を推奨している変な詐欺まがいの団体に対しての、倫太郎先生の切れ味がお見事で清々しい読後感だった。
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医師 青柳倫太郎が書く、かたちのない「こころの処方箋」 頑なになった人生の凝りを、正確で適切な医療知識を伝え、必要とする人の心を解きほぐしてゆく連作短編集 独特なハーフパンツスタイルの青柳の持つ優しい雰囲気に癒されるお話です (掛かり付け医になってほしい) 続きがあるのかな...
医師 青柳倫太郎が書く、かたちのない「こころの処方箋」 頑なになった人生の凝りを、正確で適切な医療知識を伝え、必要とする人の心を解きほぐしてゆく連作短編集 独特なハーフパンツスタイルの青柳の持つ優しい雰囲気に癒されるお話です (掛かり付け医になってほしい) 続きがあるのかな…?
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