あなたの会社、その働き方は幸せですか? の商品レビュー
良い意味で、タイトルや帯からイメージしていた内容と違った。 前半は帯にも書かれている「非正規労働者、女性の働き方」「日本型経営」「テレワーク」について、対話が展開されている。 一方後半では、人生における「働くことと学ぶこと」について考えさせられる内容になっていた。上野さんも出口さ...
良い意味で、タイトルや帯からイメージしていた内容と違った。 前半は帯にも書かれている「非正規労働者、女性の働き方」「日本型経営」「テレワーク」について、対話が展開されている。 一方後半では、人生における「働くことと学ぶこと」について考えさせられる内容になっていた。上野さんも出口さんも、”能動的にキャリアを積んできた”、というより、”流れに身をまかせた結果こんな働き方をしている”そうだ。なんだか肩の力を抜く勇気がもらえた気がした。 社会人はもちろん、これから働き始める学生にもおすすめできる。ゆっくり読んでも2時間半くらいで読了できるので、大学の授業を2コマとったと思えば十二分に有意義だ。 ○●---------------------------------------●○ 「好きを仕事に」というのは学生に対してミスリーディングな指導だと思っています。好きを仕事にしたい人はリスク込みでやっているわけで、万人にはお勧めできません。学生にいつも言うのが、「好きなことはお金にならない」ということ。(中略)学生には「お金にならなくてもやることを好きなことというんだ」と言っています。お金になるとは、他人があなたにお金を払ってくれるということ。だから人の役に立つことを身につけましょうと。(p.228 上野さんの言葉) ○●---------------------------------------●○
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お二人の話は、まあ大体同意できる内容。でも、なんだろうな、ところどころ感じる違和感。この二人が語る真実は確かにその通り、でももう一段降りてきてほしいんだろうな、僕としては。ただ、強烈な意思の力ではなく、流されながらもたどり着いた仕事でこれだけの成果を出せる、その生き方でいいんだな、っていうのは少し肩の力が抜けたかな。
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千鶴子節と出口さんの生き方、考え方を知れる逸品 千鶴子さんと出口さんの共著に共感|【プロ会社員】寧華 #note #はたらくってなんだろう https://note.com/ruly_yasuka/n/n532ad00be9ef
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素直さ、上司の言うことを聞く、協調生、我慢強さ、偏差値はどうでもいい。 教育の目的は2つ。武器を与えることと幸せになること。
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働き方改革というよりかは、日本における企業のあり方やマネジメントについて書かれている。学生の自分として参考になるのは後半部分だけだったが、全体的にリアリズム論調で対談がすすめられており、納得させられることが多かった。
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ジェンダーギャップの問題は、 男女の機会均等が得られず、女性にとって不利だということのみではなく、政治・経済・教育などあらゆる分野において、国レベルで損失をこうむることだ。 特に、日本において男女格差が世界経済フォーラムの調べで、153カ国中121位で、G7でも最下位で、日本の...
ジェンダーギャップの問題は、 男女の機会均等が得られず、女性にとって不利だということのみではなく、政治・経済・教育などあらゆる分野において、国レベルで損失をこうむることだ。 特に、日本において男女格差が世界経済フォーラムの調べで、153カ国中121位で、G7でも最下位で、日本の停滞の一因となっていると言える。 上野千鶴子氏は、 女性の格差は改善するどころか益々悪くなっていると述べている。 例えば、 グローバルでは企業幹部ポストや政治家のポストなどにクオーター制を取り入れて、大体半分くらいの男女の割合で行うことを義務付けることがスタンダードになってきているが、日本ではほとんど実質的に導入されておらず。 男は外で女は内で という固定観念が戦後日本では作られていったが、これは世界の非常識であり、以前の日本においても非常識であり、20万年のホモ・サピエンスの人類史においても非常識であることがわかる。 男はマンモスを狩に、 女は家を守るというのは、 現代の栄養人類学の研究では間違いであるとわかっており、 当時の栄養状況を調べると6割はその辺の植物や小型動物を食べていたようだ。 動けなくなったものが 一か所に集めた子供の面倒を見て 動けるものはみな働きに出る。 これが 20万年間の人間の常識だ。 何が言いたいかと言うと、 男も女も支え合って生きていたということだ。 女がでしゃばるなと言うならば、 むしろ女に支えてもらって生きてきた男がでしゃばるなとも言える。 そうゆう近視眼的な 狭い視野の固定観念で凝り固まった人のことを 「おっさん」と年齢性別関係なく呼んでいる。 跋扈しているおっさんの固定観念を駆逐して 新しい時代をつくっていこう。
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