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デス・ゾーン の商品レビュー

3.6

120件のお客様レビュー

  1. 5つ

    23

  2. 4つ

    41

  3. 3つ

    32

  4. 2つ

    7

  5. 1つ

    5

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2025/10/25

寡聞ながらこのかたを存じ上げておらず、たまたま友だちとの会話で栗城さんという登山家がいらっしゃったことを知り、興味深く思いこちらの本を読んでみた。 登山界隈のことは知らないことばかりで新鮮だった。リアルタイムでこのかたの挑戦を追っていたらどんな印象だったんだろうな。

Posted byブクログ

2025/10/19

栗城史多(くりきのぶかず)さんという、登山家(?)を追ったノンフィクション。 本の構成がうまくて、続きが気になって一気に読んでしまった。 登山というと、なんとなく真面目とか一途とか、神聖なもののようなイメージがあるけれど 一方でビジネスでもあるんだと思ったり。 やめたいのにや...

栗城史多(くりきのぶかず)さんという、登山家(?)を追ったノンフィクション。 本の構成がうまくて、続きが気になって一気に読んでしまった。 登山というと、なんとなく真面目とか一途とか、神聖なもののようなイメージがあるけれど 一方でビジネスでもあるんだと思ったり。 やめたいのにやめられない。やめた後の自分が見えない。 自分にも思い当たることがあり、悲しくなってしまった。 栗城さんのご冥福をお祈りします。 以下メモ ・広義のヒマラヤ山脈は、東西2400キロにも及ぶ。日本列島とほぼ同じ大きさだ。 約5000万年前、インド洋の海底だった場所が地殻変動によって高山となった。 ・私にはインターネット生中継というものが、荘厳な「世界の屋根」をわざわざ小さく見せている気さえした。 ・単独登山とは何か 結論から言うと、実は明確な定義がない。「単独」の解釈は登山家によってまちまちなのだ。 「単独」が一人で登るのをさすのは当然だとしても、例えば、他の登山家が山に残したザイルやハシゴにはどう対処したらよいのか? ・単独無酸素での七大陸最高峰登頂 そもそも酸素ボンベを使って登るのは8000m峰だけなのだ。つまり七大陸最高峰のうち、エベレストのみ。他の六つの大陸の最高峰にボンベを担いで登る人間など、はなからいないのである。「単独無酸素」と「七大陸」がセットになること自体、ひどく誤解を生む表現なのだ。

Posted byブクログ

2025/10/09

佐伯ポインティがお勧めしてたから、初めてノンフィクション作品を読んだ。小説と違って、現実に基づいてるからこその魅力に惹きつけられて一気に読んだ。 人間失格の主人公みたいに、なかなか上手く生きられなかったのかな。

Posted byブクログ

2025/09/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

栗城さんの事はテレビでよくお見かけするなぁくらいの意識しかなかったが、ニュースで亡くなったと報じられた時は驚いた。 夢を向かって頑張っていく姿を見せて周りを勇気付けるみたいな人だったのかなとふんわりと思っていた。 栗城さんが掲げていた夢が山岳界隈から物議を醸すような無謀な行為であったのも山についての知識のない自分は全く知らなかった。 登山は夢というより山という圧倒的現実と対峙するもので、自分の体力気力ポテンシャルとコンディション、天候、地形、シェルパの存在、その他諸々が合致して初めて難所の山が登れるのだなと思った。 無謀な挑戦を夢として無責任に応援する事の罪深さも理解できた。 にしても、この著者は栗城さんに対して少々厳しい姿勢なのも気になる。 亡くなった方をそんなに悪く言わなくても良いのでは、とも思う。

Posted byブクログ

2025/08/03

SNSやメディアの危うさや怖さ 栗城さんの純粋さ 恐れながらも一気読みしてしまった 著者の取材力は確固たる意地と責任を感じた ご冥福をお祈りします

Posted byブクログ

2025/07/26

テレビの企画として栗城氏を取材していた著者。取材当初は彼の明るく人懐っこい人柄に惹かれるも、テレビ企画の競合における栗城氏の裏切りをきっかけに少しずつ違和感や不信感を覚え、彼に興味を失っていきます。 栗城氏の死を知り再び取材を始める著者。関係者たちからの声を集め、「彼はなぜ山に登...

テレビの企画として栗城氏を取材していた著者。取材当初は彼の明るく人懐っこい人柄に惹かれるも、テレビ企画の競合における栗城氏の裏切りをきっかけに少しずつ違和感や不信感を覚え、彼に興味を失っていきます。 栗城氏の死を知り再び取材を始める著者。関係者たちからの声を集め、「彼はなぜ山に登っていたのか?」を探っていきます。 『七大陸単独無酸素』という虚偽表示を使いスポンサーを募る不誠実さ、プロの登山家とは言えない精神性や技術のなさに、かつて応援していた気持ちは薄れ、「観察者」として栗城氏の素顔を炙り出しています。複雑な思いや彼に助言や苦言を言えなかった自身の反省もまじえつつ、事実と感情がわかりやすくなっているので、私としても栗城氏を必ずしも悪者だとは思えませんでした。メディアを巧みに利用しようとしていた結果、巨大なメディアの闇に返り討ちにあったような印象を受けました。 「登山」と「自己啓発」を一体化し「夢の共有」という売り文句で周りを巻き込んでいくビジネスマン・栗城氏。登頂への成功率を否定しながら占いに足繁く通うなど、言動の整合性のなさは、彼の精神の不安定を表しているかのようです。本書の最後のほうで「山で死ぬことが目標」だったという話もあり、滑落死を『エベレスト劇場』のラストシーンにしてしまった栗城氏。笑顔の裏にどうしようもない孤独や弱さがある、人間らしいとは言えるけど、彼が他に輝ける方法はなったのでしょうか。

Posted byブクログ

2025/04/26

実際に本人と交流があり、真摯に彼の人生を辿ろうとした人しか書けない本だと思った。 栗城さん本人に落ち度はありすぎるほどあるのだけど、夢中になったのが登山ではなかったら、今も炎上しながら生きていたのかもしれない。

Posted byブクログ

2025/03/03

田部井淳子さんとは、真逆の登山家さんだなあと感じた。でも、それは好きとか嫌いではなくて別のもの 読んでいくうちに、登山を舐めてるよな。とも思ったけれど 作者のように何故か憎めない。そして気になる。山が好きという田部井さんとは違うけれど、山を目の前にして少しずつ自分と向き合っていく...

田部井淳子さんとは、真逆の登山家さんだなあと感じた。でも、それは好きとか嫌いではなくて別のもの 読んでいくうちに、登山を舐めてるよな。とも思ったけれど 作者のように何故か憎めない。そして気になる。山が好きという田部井さんとは違うけれど、山を目の前にして少しずつ自分と向き合っていくさまが共感できる部分もあったりして、気になった。栗城さん自身が書かれた本を読んでみようと思う。

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2024/10/26

ワンゲル部に所属していたため、栗城史多(くりき・のぶかず)さんの存在は知っていたが、この河野さんの本は面白かった。栗城さんは何をしたかったのか?売名行為か?山を劇場にする。エンターテイメントの舞台にする。誰もやったことがないからかそ、みんなから注目された。しかし、山は劇場になるよ...

ワンゲル部に所属していたため、栗城史多(くりき・のぶかず)さんの存在は知っていたが、この河野さんの本は面白かった。栗城さんは何をしたかったのか?売名行為か?山を劇場にする。エンターテイメントの舞台にする。誰もやったことがないからかそ、みんなから注目された。しかし、山は劇場になるような場所がなかったことが1番の栗城さんの誤算だったと。それを綿密な取材と裏どりで事実として練り上げていっただ河野さんの筆致に拍手。面白かった。

Posted byブクログ

2024/09/28

ビジネス登山家といっても過言ではないし、 彼は本当に山が好きだったのか、そこを確認する術もない。 そこまでしてエベレストに挑戦する必要があったのか。 もうそれ以外の生き方しか、選択肢がなかったんだろう。 凍傷で指4本全てを綺麗に切断しなければならないケースは、あまりないらしい...

ビジネス登山家といっても過言ではないし、 彼は本当に山が好きだったのか、そこを確認する術もない。 そこまでしてエベレストに挑戦する必要があったのか。 もうそれ以外の生き方しか、選択肢がなかったんだろう。 凍傷で指4本全てを綺麗に切断しなければならないケースは、あまりないらしい。ならば、彼は自ら…? そこまでしなくてはいけない生き方を選んだ彼は幸せだったんだろうか。幸せだったのかもしれない。 人は何を求めて生きるんだろう。

Posted byブクログ