オルタネート の商品レビュー
高校生限定マッチングアプリを通じて絡み合う青春物語。私は高校時代にあったら使っていただろうか。色んな題材が盛り込まれてて得した気分。初心者にも読みやすかった〜
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高校生の一所懸命打ち込む姿が溌剌として微笑ましい。また桂田君のように自分内省するのもこの時期だ。オルタネートをやめる人、始める人、いろいろあっていい。運を任せるのでなく、道具として使うであれば。2023.7.13
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SNS、料理、同性パートナー、音楽… いろんな題材が詰め込まれ過ぎている。 読み終えたとき、料理バトルの印象しか残っていない。
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本当に楽しくてワクワクしながら最後まで読めた。最初は登場人物が多すぎる?って思ったけど、最後の方ではそんな事は全然気にならないくらい全員が必要な登場人物だった。加藤シゲアキさんの本は全部読んでるけど、どんどん上手くなってきて(私調べ)、1人の作家さんとして次回作が楽しみです。
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オルタネートっていうSNS、ジーンマッチ。平行世界を見ているような気もしたし、近未来を見ているような心地もあった。 ワンポーションという高校生の料理マッチ、園芸部と調理部、軽音と進学、そしてSNS。それぞれの物語が最後は文化祭のようにクライマックスを遂げて、、、みずみずしい感情...
オルタネートっていうSNS、ジーンマッチ。平行世界を見ているような気もしたし、近未来を見ているような心地もあった。 ワンポーションという高校生の料理マッチ、園芸部と調理部、軽音と進学、そしてSNS。それぞれの物語が最後は文化祭のようにクライマックスを遂げて、、、みずみずしい感情を湧き起こしてくれたなぁ、という感じ。 きれいなものしか見てないうちは本質を見られてない。刺さる言葉も満載だった。心からぶつかる高校生たちから学ぶことも多かった。 我々、SNSに踊らされすぎ。表面しか見てなさすぎ。でも、、SNSがきっかけに心からのやりとりやふれあいができる人と出会うこともある。 作者でアイドルの加藤さん。色々な人間関係を見てきたんだろうな、テレビという表面の世界の真っ只中を歩んできたんだろうな。凄まじい説得力だった。
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選択しなかった人生を悔やんでも仕方ない。どっちも生きて、良かった方を選ぶことなんてできない。選んだ道を正しいものにするしかない。甘酸っぱい青春恋愛ストーリー。好きな人といるのに、なぜか「ここじゃない」と感じてしまう。ぎこちなくて、息苦しい。好きな人に好かれたくて、自分が何者なのか...
選択しなかった人生を悔やんでも仕方ない。どっちも生きて、良かった方を選ぶことなんてできない。選んだ道を正しいものにするしかない。甘酸っぱい青春恋愛ストーリー。好きな人といるのに、なぜか「ここじゃない」と感じてしまう。ぎこちなくて、息苦しい。好きな人に好かれたくて、自分が何者なのかわからなくなる。そんな経験は誰にでもあるはず。読めば、きっと誰かを思い出す。
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マッチング機能を持つ高校生限定のSNS「オルタネート」を「使わない」蓉、「使う」凪津、「使えない」尚史の3人を軸に物語が進む。家族とのすれ違い、トラウマ、理想と現実のすれ違いをそれぞれに抱えた登場人物たちが、日々もがきながら、過去を乗り越え、今の自分を受容れ、現実とかみ合っていく過程を描く。 加藤シゲアキのお話は構造的だなと感じる。読解しきれてない部分もあると思うけど、『ピンクとグレー』からさらに洗練されてるのを感じた。さすが直木賞ノミネート作品。
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最初に"Alternate"の意味が提示されていることから、ストーリーを読む際はその意味を常に意識しなければならない。オルタネートがマッチングアプリということで、「交流」の意味とのつながりは強く意識されるのだが、他の意味とのつながりについてはなかなか見出せず、読みやすい文章でありつつ、かなり難解なストーリーだった。"Alternate"という言葉は「対」を前提としており、このストーリーにおいては、料理であれば、ある食材や調理法を選び取るということは、それ以外の可能性を排除することになる厳しさを示しているのかな、という感想を抱いた。他方、音楽については、音なのか、バンドメンバーなのか、何が"Alternate"と関係するのか、というもやもやが残り続けたままだった。料理と音楽という、自分にとって身近なものでありつつ、突き詰めきれていない要素が主で描かれていることも難解さを感じた一因かもしれない。 関係の多様さも本書の大きなテーマなのだろう。昨今の流行もあり、マッチングアプリでの出会いが多く出てくるのかと思いきや、登場人物たちの出会いは奈津のものを除いて、マッチングアプリ以外が起点である。出会い方が多様なのに加えて、そこから始まる人間関係のバリエーションも多様である。一つの関係の中に異なる年齢、生い立ち、コミュニティを持つ存在がおり、関係性も一対一という基本的なところから、一対多、多対多のものがある。そして、ワンポーション、円明学園高校、自鳴琴荘、オルタネートという起爆剤を通してこれらの関係は広がっていく。自分的には"Alternate"という言葉はどちらかというと「収束」のイメージを持っていたが、このストーリーを読んで、「発散」のイメージもあり得る(というか「発散」の方が適切)と思い直した。ポジティブな面もネガティブな面もある、青年期特有の人間関係が勢いよく発散していく様子のリアルな描写はとても印象的で、このようなストーリーに心を動かされている自分はすっかり年を取ってしまった...
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「アイドルが書いた本か」と少し偏見を持って読んだ。しかし、その偏見はとても愚かで幼稚なことだったと読後に自己嘲笑した。 部活に打ち込んでいる姿がとても美しいと思った。私には自分から積極的に打ち込めるようなものはなかった。無難に最低限度の勉強をするだけで、純粋に羨ましいと思った。容や三浦から見ると、親がプロの料理人や料理研究家だったため、自然と目標やライバルになっていただけなのかもしれない。個人の趣味や方向性は環境に大きく影響しているように感じた。 また、凪津の生き方は危険だと思う一方で自分も同じ行動をとるかもしれない、同じ考えを持っていただろうと感じた。なぜそこまで、「相性」をマッチングアプリに委ねてしまうのか。後悔しないのだろうか。結果としてはオルタネートに裏切られてしまう結末となった。自分の意思でない何かのツールにすがりたくなる気持ちは恋愛に限らず考えてしまうことは共感できた。 そして、桂田に関してはそこまで自責の念を感じなくてもいいのではないかと思った。凪津に対してそこまで後ろめたい気持ちにならずともいいのではないかと。
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高校生限定のマッチングアプリ、オルタネートを取り巻く高校生達の話。 料理対決だったり、運命の人を探したり、バンドをやりたがったり3人の話を順番に追っていく構成。 面白かったけど、思ってたのと違う感があったのと、短いスパンでころころ主人公が変わるから思い入れがないまま進んでく感があ...
高校生限定のマッチングアプリ、オルタネートを取り巻く高校生達の話。 料理対決だったり、運命の人を探したり、バンドをやりたがったり3人の話を順番に追っていく構成。 面白かったけど、思ってたのと違う感があったのと、短いスパンでころころ主人公が変わるから思い入れがないまま進んでく感があった。 配信者が居たりしてイマドキな作品だな~って思ったけどマッチングアプリの時点でそうか笑
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