「本をつくる」という仕事 の商品レビュー
何気に手に取っていた「本」 その「本」が出来上がるまでに、さまざまなプロの手が加わっていることを実感しました 製本、文字、活版印刷、紙、校閲、装幀、出版エージェント、作家 取り上げられたプロフェッショナルな方々、本が出来上がるまで、皆さん緻密に、納得いくまで、とことん追求す...
何気に手に取っていた「本」 その「本」が出来上がるまでに、さまざまなプロの手が加わっていることを実感しました 製本、文字、活版印刷、紙、校閲、装幀、出版エージェント、作家 取り上げられたプロフェッショナルな方々、本が出来上がるまで、皆さん緻密に、納得いくまで、とことん追求するその姿勢に感動です 著書もおっしゃってましたが、まさに「本」はひとつの工業製品です
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※このレビューにはネタバレを含みます
本と一口にいってもそれができるまでに色んな人たちが関わり工夫を凝らしていることが分かった。当たり前のように読んでいる本を改めて深く読み、感じたいと思う。
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ブクログで文庫版が発売されることを知り、店頭でパラパラ読み始め稲泉さんの文章が読みやすく購入に至った。 私は、この中に出てくるひとつの業務に携わっている。 でもあまりフューチャーはされないので、どんな風に書かれるのか?と期待があった。 でも、その期待以上のものをこの本からは得...
ブクログで文庫版が発売されることを知り、店頭でパラパラ読み始め稲泉さんの文章が読みやすく購入に至った。 私は、この中に出てくるひとつの業務に携わっている。 でもあまりフューチャーはされないので、どんな風に書かれるのか?と期待があった。 でも、その期待以上のものをこの本からは得ることができました。 自分が若輩者ながら関わった分野以外の話もどれも興味深く、そして紹介されるその道の方がプロフェッショナルな方ばかり。 出版業界はデジタル化に伴い苦境に立たされつつあると昨今良く聞いていたが今に始まったことじゃなく、今までも時流によって影響を受けながらもその道の人たちが繋いできてくれたのかなと思った。 矜持を感じました。 P52 6行目からの言葉は胸が熱くなり、こみ上げるものがありました。 自分の仕事は一般的には軽視されてそうと思う。 SNSが普及し、一般人が各々発信をするようになって悪い面として思うのが誤情報が広まる様になったこと。 精査されることなくバズりやすい文面の情報が無責任に広げられる。その光景にもどかしくもなる。 意見ではなく、情報として。専門家でない人のネットのキャッチーな文面と、専門的に多くの人が目を通して書かれた書籍と、どちらが信頼できるのか。 書籍の価値が見直されて、ネットの情報に人々が振り回されないようになってほしいと考えている。 ネットも良い面はたくさんあると思うけれど。 次に読み始めた本に「タトル・モリ」の文字を見つけて嬉しかった。 この本を読んで初めて知った会社。 本を読んだことで新たな知識を得て、新しく見える世界が広がった。 そんな風に作用して、出会いを広げてくれる本が好きです。 届けてくれてありがとう。
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こういう、地味かつ地道な仕事をきちんとこなしていく人生はいいな。 でもそれらが、職業として成り立たなくなっていく現実。 電子書籍だけの問題じゃなく、紙の本は残っても、消えていくものがあるんだな。
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本好き、特に「もの」としての「本」好きにとっては、本書各章に取り上げられている本に関わる仕事に、またそれに携わる人たちに、感謝や崇敬の念を覚えるのではないだろうか。 本書では、一冊の本ができるまでに、その舞台裏を支えている活字書体、製本、活版印刷、校閲、紙製造、装幀、エー...
本好き、特に「もの」としての「本」好きにとっては、本書各章に取り上げられている本に関わる仕事に、またそれに携わる人たちに、感謝や崇敬の念を覚えるのではないだろうか。 本書では、一冊の本ができるまでに、その舞台裏を支えている活字書体、製本、活版印刷、校閲、紙製造、装幀、エージェントといった仕事を各章で紹介し、その仕事に従事している人たちの思いを丁寧に紹介していく。 私たちが当たり前のように本を読んでいるのには、これらの仕事と、それに従事する人々のプロフェショナルの矜持があってこそと、思いを新たにした。
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