人間タワー の商品レビュー
これも独白連作だったか。それぞれ視点が違って面白かったけど、少しパワーは足りない気がした。 塾に通う女の子のパートが一番しっくりきたなぁ。
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運動会で行われる「人間タワー」を巡り、児童たちや教師、親、地域の老人たちがそれぞれの目線で考えを募らせていく。 伝統や団結や根性論など、時代とともに変化していく学校行事の考え方の中で行われた新しい「人間タワー」。 「やる」か「やらない」かの2択ではなく「どうすればみんな...
運動会で行われる「人間タワー」を巡り、児童たちや教師、親、地域の老人たちがそれぞれの目線で考えを募らせていく。 伝統や団結や根性論など、時代とともに変化していく学校行事の考え方の中で行われた新しい「人間タワー」。 「やる」か「やらない」かの2択ではなく「どうすればみんなが納得できるか」を模索していく児童たちの姿が印象的だった。
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とある小学校での「人間タワー」、その演目を背景に繰り広げられる様々な人たちの"人間"らしいやりとり、「伝統を守るって?」「誰かのために耐えるって?それって美談?」という時代の変わり目を問う子どもたちと大人たちとのやり取りがさらにリアリティを増していたように思う...
とある小学校での「人間タワー」、その演目を背景に繰り広げられる様々な人たちの"人間"らしいやりとり、「伝統を守るって?」「誰かのために耐えるって?それって美談?」という時代の変わり目を問う子どもたちと大人たちとのやり取りがさらにリアリティを増していたように思う。危険だから、意味を感じないからという理由だけ(それすらネットに広がっている誰かの意見を安く引用しただけ)で、物事をやめることには何も生まない。「じゃあ、どうするのか」を今作の中で、きっと描かれていない子どもたちと大人たちとのやりとりのように、真剣に向き合っていくことが歴史を作るということなのではないだろうか。
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タワーの上、下、それぞれの立場の思いがある。大人になってからもずっとタワーを作ってる気がした。上も下もそれぞれ意見があって、そもそもやるやらないという葛藤もあって、期待もあったり、反発があって、みんなが同じ思いではないけれど、結局タワーを作ってる。
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運動会の「人間タワー」をめぐって、色んな登場人物の心境がかかれており、とても読み応えのある作品だった。 読み終わった後は爽快な気持ちになった。
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運動会での組体操見せ場の人間タワーについて、様々な視点から描かれている本作。 みんなそれぞれの想いがあってタワーに挑むのだけど、朝比奈あすかさんは子供の感情を言葉にするのがすごく上手いといつも感じる。 そういえば、今の運動会は組体操も騎馬戦もないのが主流だと思うけど、自分はがっつ...
運動会での組体操見せ場の人間タワーについて、様々な視点から描かれている本作。 みんなそれぞれの想いがあってタワーに挑むのだけど、朝比奈あすかさんは子供の感情を言葉にするのがすごく上手いといつも感じる。 そういえば、今の運動会は組体操も騎馬戦もないのが主流だと思うけど、自分はがっつりどちらも経験したなーと色々思い出した。
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朝比奈さんらしく少し毒のある話かなと読み始めたが、意外とスッキリ爽やかな読後感。 人間タワーをめぐる様々な人たちの想い。 最後に出した結論。 いろいろな思いを持った人がどんな結論を導き出すのか・・ 最後まで面白かったです。
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小学校の組体操でトリを飾る「人間タワー」について、様々な人物の視点から描いた群像劇。 各章でメインの人物は変わるものの深い人物描写、心理描写で読み応えは抜群。それぞれみんな人間タワーについて思いを持っているし、それに正解も不正解もないのだと考えさせられる。 ラストも良くスッキリし...
小学校の組体操でトリを飾る「人間タワー」について、様々な人物の視点から描いた群像劇。 各章でメインの人物は変わるものの深い人物描写、心理描写で読み応えは抜群。それぞれみんな人間タワーについて思いを持っているし、それに正解も不正解もないのだと考えさせられる。 ラストも良くスッキリした読後感も得られる。 「全員の心をひとつに、というのはおとなたちが描く絵空事だ。心がひとつではないのだから。百人の心は百あり、きっとひとつにはなりえない。運動会を待ち焦がれる子もやり過ごしたい子もいる。楽しむ子も怯える子もいる。」
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表紙絵が紅白帽を被った体操服の子供たち…もう懐かしい風景だなあ。 この小説は小学校の運動会でよく目にした組体操の最後のほうにある、人間タワー(僕の学校では、やぐらと言っていた)をめぐる様々な人の視点で描かれたもの。 そんな人間タワーをめぐる様々な事情…あぶないからやめるべきと...
表紙絵が紅白帽を被った体操服の子供たち…もう懐かしい風景だなあ。 この小説は小学校の運動会でよく目にした組体操の最後のほうにある、人間タワー(僕の学校では、やぐらと言っていた)をめぐる様々な人の視点で描かれたもの。 そんな人間タワーをめぐる様々な事情…あぶないからやめるべきと言う父兄。団結力や信頼感など友情を育むという意味でやるべきと言う熱血教師。上に登るか、下の土台をやるかで悩む子供の気持ち。子供の頃は考えることも無かったが、確かに僕の時代にもいろいろ問題があったのだろうなあ。 最終話では運動会で人間タワーを子供たちがつくる描写があり、いろんな人の様々な思いが交錯しながら、損得なしに子供たちが一生懸命に取り組むさまが読み取れ、目頭を熱くしました。 素敵な小説でした。
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組体操のタワーをモチーフに、子供、親、教師、近所の施設に住む老人、卒業生からの視点や、そのそれぞれの人の人生まで掘り下げた作品。 やはり朝比奈あすかさんは人間の深い部分の心理描写が上手くて、先に読み進めたくてどんどん読んでしまう。 いろいろな考え方があり、多様性が求められる今の世...
組体操のタワーをモチーフに、子供、親、教師、近所の施設に住む老人、卒業生からの視点や、そのそれぞれの人の人生まで掘り下げた作品。 やはり朝比奈あすかさんは人間の深い部分の心理描写が上手くて、先に読み進めたくてどんどん読んでしまう。 いろいろな考え方があり、多様性が求められる今の世の中だから昔のようにはいかないこと、その中でどうすれば他の人間と関わりながら生きていけるのか。 人間タワーを題材にしながら、今の世の中に全てに対してそ問いかけている、素晴らしい作品だったと思う。
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