出世商人(二) の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
丸薬販売を妨害されていて、今巻では更に苛烈な嫌がらせが行われたけれど、何とか犯人をお縄に 遺恨が残っているので今後も安心は出来ない緊張感は続く 前奉公先の八つ年上の姉と慕ったお邑の過去が痛ましい 文吉の変化も見所
Posted by
202208/シリーズ1~4巻まとめて。商人モノで、危機→解決→危機…というわかりやすい展開で面白く読めた。ただ、主人公文吉は頑張っていないわけじゃないしいいやつではあるんだけどちょっと必死感が薄いというか、すぐ人に頼り過ぎじゃない?すごいのはアドバイスくれる周囲の人達で。基本的...
202208/シリーズ1~4巻まとめて。商人モノで、危機→解決→危機…というわかりやすい展開で面白く読めた。ただ、主人公文吉は頑張っていないわけじゃないしいいやつではあるんだけどちょっと必死感が薄いというか、すぐ人に頼り過ぎじゃない?すごいのはアドバイスくれる周囲の人達で。基本的に、飛び込みの聞き込みでみんなすぐペラペラ話してくれるので、それで色々わかり物事が進むという展開の仕方も物足りない。
Posted by
亡き養父が遺した店〈三川屋〉と体調の悪い養母を守るため、借金返済に励む文吉。 医師・手塚良庵との出会いで彼が調薬した『元気丸』を売ることになった文吉だが、同業者から睨まれ次々嫌がらせを受ける…という第一作。 第二作では更なる嫌がらせを受けている。 『元気丸』は効かない、返って具...
亡き養父が遺した店〈三川屋〉と体調の悪い養母を守るため、借金返済に励む文吉。 医師・手塚良庵との出会いで彼が調薬した『元気丸』を売ることになった文吉だが、同業者から睨まれ次々嫌がらせを受ける…という第一作。 第二作では更なる嫌がらせを受けている。 『元気丸』は効かない、返って具合が悪くなったという嘘の悪評をばら蒔かれたり、『元気丸』を安く売る偽業者が現れたり、ポスターを破られたり落書きされたり、挙げ句に文吉の偽者が現れ『元気丸』と称して毒を混ぜた丸薬を売って具合を悪くする客が出てきたり。 正直忍耐が続く第二作なのでなかなか読み進まなかった。 大店の薬種問屋たちもこんなにお金と人手を掛けた嫌がらせを続けるくらいなら、自分たちの商売に身を入れれば良いのにと思ったり。 ただ前作同様、下っ引きの宗助や〈遠州屋〉の女中・お邑など助けてくれる人もいる。 中でもホームレスの熊は知恵袋で何かとアドバイスを受けに行っている。 そして冤罪で殺人未遂罪に問われ拷問された文吉を救ったのはお邑と手塚だった。 一方でこの件で幼馴染みのお藤の夫・貞吉の暗い心の内が明らかになる。 今回はお邑の過去にも触れられ、それを知った文吉はお邑に今まで以上の思いを抱く。 表紙絵からてっきり文吉とお邑が…と思ったら、そういう色っぽい話にはならなかった。 最大のピンチは乗り切ったが、まだまだ嫌がらせは続きそうでゲンナリ。第三作はちょっと違う展開を期待したい。 ※「出世商人(一)」レビュー https://booklog.jp/users/fuku2828/archives/1/416791574X
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
高田郁の「金と銀」のような話かな?と、思いながら、面白そうと、思って手にした本である。 新薬の「元気丸」の商いをする文吉。 滋養強壮の薬と、口から口の売り込みで、少しずつ商いが、出来るようになって来る。 しかし、父親の借金もあり、その期限迄に、薬を売らなくては、いけないのに、嫌がらせてで、破落戸に襲われる。 そんな中、引き札に「効かない薬・・・」と、殴り書きの物が貼られるようになってしまい悪質な妨害を受ける。 しかし、それ以上に、今度は、文吉の贋物が、偽の薬を売るようになって来る。 それも、偽物が、命に係わる毒芹の入った物が、売られるようになって、一時は、文吉は、大番屋へと連れていかれる。 そして、拷問のような佐平次の竹刀叩きに、越前屋や福江屋が、裏に居る事を感じる。 お邑の機転で、救われたけど、結局は、悪の指示や関与は、越前屋や福江やの主人迄は、軽い刑だけで終わってしまった。 まだまだ、これからの嫌がらせが、続いていくのだろうけど、少し、いじけそうになってしまいそう。 いい事も、沢山あるような小説にして欲しいなぁ~と、思ってしまった。
Posted by
1巻はスロースタート。すでに名前が売れている作家じゃなかったらそこでやめちゃうんじゃない?と心配になったけど、2巻で取り返した感じ。良い人に囲まれた主人公の活躍で無事事件は解決しました。八歳年上か。。でも、わりとあったんじゃないかな、そう言うの。
Posted by
千野隆司 著「出世商人(しゅっせあきんど)(二)」、2020.11発行。まるで任侠映画の様に「耐えて、耐えて、嫌がらせや、無実の罪に問われても耐えて耐え抜いて、最後に悪を追い詰める」、そんなストーリーが定番の千野隆司さん。今回は薬や舞台ですが、三川屋の文吉が売る新薬「元気丸」の...
千野隆司 著「出世商人(しゅっせあきんど)(二)」、2020.11発行。まるで任侠映画の様に「耐えて、耐えて、嫌がらせや、無実の罪に問われても耐えて耐え抜いて、最後に悪を追い詰める」、そんなストーリーが定番の千野隆司さん。今回は薬や舞台ですが、三川屋の文吉が売る新薬「元気丸」の妨害が。文吉を名乗る偽物が毒薬を元気丸と称して売り・・・。文吉の冤罪が晴れたからいいものの、江戸時代は無実の罪が晴れなかったケースも多かったのではと心を痛めました。
Posted by
とりあえずスタート地点に立てたというところかな。なかなか出世しないのはまだまだ続くということか。(表紙の絵はなんかイマイチ)
Posted by
【借金は無事に返せるか? 堅忍不抜の第二弾!】多額の借財を遺して急逝した父の店を守る為、新薬の販売に奔走する文吉。しかし、商売敵からの悪辣な妨害が彼を襲うことに……。
Posted by
- 1