1,800円以上の注文で送料無料

コモンの再生 の商品レビュー

3.9

17件のお客様レビュー

  1. 5つ

    3

  2. 4つ

    6

  3. 3つ

    5

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2024/04/16

それぞれの質問に対しての回答が興味深く、自分の視野を広げる良い機会になりました。また、自分の中であったもやもや感や罪悪感が少し薄れ、楽になりました。

Posted byブクログ

2022/05/27

2019年頃の時事問題について、質問形式で回答していく内容。考え方がズレている、世の中が見えていない。私も後付けで評価するのはズルいが2022年の今読むと、あれ、この著者何言っているんだろうと違和感が拭えない。と思いながら読み終えると、あとがきで著者自身も赤面と反省していた。 ...

2019年頃の時事問題について、質問形式で回答していく内容。考え方がズレている、世の中が見えていない。私も後付けで評価するのはズルいが2022年の今読むと、あれ、この著者何言っているんだろうと違和感が拭えない。と思いながら読み終えると、あとがきで著者自身も赤面と反省していた。 この違和感は良いのだが、問題はオリンピック批判、政治批判、国防への考え方など、全てにおいて左翼的な思想が混じっていて、客観性や正確性よりも感情論。主義立場を選び、こじつけで論理構築している感があり、違和感に相まってもはや嫌悪感でさえある。 但し、著者の考え方は面白い視点も多いので、もう少し内田樹を詳しく知りたいと思った。

Posted byブクログ

2022/03/13

全体として、グローバリズムへの反動からの共同・共有化への移行というのがテーマとして読めたかなと思う。しかしその反グローバリズムが内向きの収縮していく排外主義に陥らないか、陥っていないかが重要なんだろうと思う。でも読んでいてどうにも共感できないのはなんでこんなにオリンピックを毛嫌い...

全体として、グローバリズムへの反動からの共同・共有化への移行というのがテーマとして読めたかなと思う。しかしその反グローバリズムが内向きの収縮していく排外主義に陥らないか、陥っていないかが重要なんだろうと思う。でも読んでいてどうにも共感できないのはなんでこんなにオリンピックを毛嫌いしているだろう。オリンピックが抱える問題はあるにせよ世界の人が集まりスポーツを楽しむことになんの不満があるのか。コロナで延期になったことをある意味予想通り失敗だったとおっしゃるが、予定通りでなければ失敗というのは本書の中でも言及されている「水に落ちた犬を叩く」に通ずるものがあるように思える。 Ⅰ「公共の再構築」はみんな読んで議論の土台にしていくのに良いと思う。特に旦那やパトロンの視点は全くその通り。日本にはいま、そういう金を持っているだけの金持ちは居ても、勘違いだとしても自分が社会を支えてるんだ、だから有望な奴には金を出してやるからしっかりやれと言ってくれると金持ちがいないんだろう。

Posted byブクログ

2022/01/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

2018年ごろの時事ネタのひとつ裏側まで考えたところを書いている本。 政治にあまり詳しく無かったので、考え方の参考になるとても良い本でした。 印象に残っているのは、人が使わなくなった土地を誰かが数年間使い続けたら、その人の土地にする!という制度。 日本にあっているなと感じた。

Posted byブクログ

2021/12/26

 著者の肩書きは「思想家」だ。圧倒的な知識とその透徹した眼からのブレない思索、読んでいると澱みない思考の流れが気持ちいい。  著者と同等になれるとは思わない、だが若者と話すなかで著者のような示唆を語れるようになれるといいと思う。  著者の思索は若者にもぜひ意識してほしい。

Posted byブクログ

2021/11/28

https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163912929

Posted byブクログ

2021/11/15

いろいろな今後の課題に対して、の一つの手として コモン(共有地)を再生するような取り組み を地域コミュニティーにもとめていくという策を 提案しつつ、いまの世の中に対しての警鐘を鳴らしている いつも通りの内容でした。 変らずに考え方に賛同します。 いつになったら、みんながもっと生き...

いろいろな今後の課題に対して、の一つの手として コモン(共有地)を再生するような取り組み を地域コミュニティーにもとめていくという策を 提案しつつ、いまの世の中に対しての警鐘を鳴らしている いつも通りの内容でした。 変らずに考え方に賛同します。 いつになったら、みんながもっと生きやすい世の中に なっていくのだろうと思います。 でもそれを稚拙に早急にやっていくと、今の 状態よりももっと悪くなる可能性もあるよなとも思いつつ。

Posted byブクログ

2021/09/01

今回の本は、大体2017年とか2018年の時事ネタについて語っているのだが、もう結果というかその成り行きがわかっていることも多いので、外してもいい話もあるのだけれど、そのまま入れてるのは潔くてカッコいいかな。 どちらかいうとこの人の話は、というかたまたま自分が読んだ本はなのかもし...

今回の本は、大体2017年とか2018年の時事ネタについて語っているのだが、もう結果というかその成り行きがわかっていることも多いので、外してもいい話もあるのだけれど、そのまま入れてるのは潔くてカッコいいかな。 どちらかいうとこの人の話は、というかたまたま自分が読んだ本はなのかもしれないが、あまり哲学を感じさせるものというよりは、本当にこの人の思想というものが強く出ている感が強いんだよな。 中でも、人を思い通りに動かそうと思うなら、それを「楽しそうに」自分がやればいいというのがあって、なるほどなと思った。「嫌々ながら」、だけどおまえのためにやってるんだぜというのは、やっぱり伝わらない、伝わっていなかったんだなと、しみじみ考えた。

Posted byブクログ

2021/06/03

2020.11発行だったので、内田さんのコロナ観知りたくて手にしたが4月のエッセイ一編だけ…「今回のコロナ禍は世界各国が受験しているセンター入試のようなもの。こういう時に正味の国力が明らかになる。日本は五輪を開催したいという主観的願望に引きずられてリスクを過小評価」おっしゃる通り...

2020.11発行だったので、内田さんのコロナ観知りたくて手にしたが4月のエッセイ一編だけ…「今回のコロナ禍は世界各国が受験しているセンター入試のようなもの。こういう時に正味の国力が明らかになる。日本は五輪を開催したいという主観的願望に引きずられてリスクを過小評価」おっしゃる通りだが、時事評論は今の時代、本では無理と痛感。期待した私がおバカさん。「日本の未来についてはまったく楽観的になれない。日本の劇的な劣化はメディアが日本の現状を冷静に報道し、分析し、対策を提言するだけの知的活力を喪失してしまったから」「メディアリテラシー。嘘つきの検出はわりと簡単。難しいのは、フェイクニュースを本当だと信じて、大真面目に拡散する善意の人の脇の甘さ。これは検知するのがとても難しい」至言です。

Posted byブクログ

2021/03/28

師範の言葉は判りやすいが、柔らかくもない。両断するようでいて突き放しても居ない。やっぱり武術家は、達人はそうなんでしょうか?

Posted byブクログ