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狐罠 の商品レビュー

4.1

11件のお客様レビュー

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2025/03/25

店舗を持たない古美術商の陶子は大物同業者から贋物を買ってしまった。復讐はうまくいくのか? 古美術の果てしない蘊蓄、贋物のつくり方、殺人事件。めちゃくちゃ面白かった。今年読んだナンバーワン

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2023/10/08

約9年振りに読む北村作品。 殺人事件の要素と骨董商同士の騙し合いの二つの要素が同時進行していく。 古美術(絵画が多いですが)は好きで見るためにだけに美術館にちょこちょこ足を運ぶ私ですが、骨董業界にはど素人の私からしたら、ちょっとインテリな世界かと思っていたから騙し合いだけじゃなく...

約9年振りに読む北村作品。 殺人事件の要素と骨董商同士の騙し合いの二つの要素が同時進行していく。 古美術(絵画が多いですが)は好きで見るためにだけに美術館にちょこちょこ足を運ぶ私ですが、骨董業界にはど素人の私からしたら、ちょっとインテリな世界かと思っていたから騙し合いだけじゃなくて、わかりやすい暴力シーンはちょっと驚き!! 本筋のストーリー自体も面白かったけど骨董業界ってこんな感じ?と怖くもあり、興味深くもあり…そういう意味でも楽しめた作品でした。 (2023/10/8、他の読書管理サイトからお引越し。レビューは読了当時の記録。)

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2023/06/29

骨董のことなんか全然わからないけれど、面白かった。 店舗を持たずに、直接同業者やコレクター相手に取引を行う宇佐見陶子。 屋号は冬孤堂。 ある日、同業者である橘薫堂から贋作を買わされ、仕返しのために罠を仕掛けるのだが。 贋作と知って他人に売りつけるのは犯罪である。 面子をつぶされ...

骨董のことなんか全然わからないけれど、面白かった。 店舗を持たずに、直接同業者やコレクター相手に取引を行う宇佐見陶子。 屋号は冬孤堂。 ある日、同業者である橘薫堂から贋作を買わされ、仕返しのために罠を仕掛けるのだが。 贋作と知って他人に売りつけるのは犯罪である。 面子をつぶされたからといって、そこまでやるか?という気もするけれど、メンツをつぶされることが生死に関わるのだから、しょうがないのかな。 しかし、主人公がのっけから犯罪に手を染めようだなんて、この先シリーズをどう進めるつもりなのか? それはさておき、橘薫堂を陥れることができるだけの素晴らしい贋作を作るために、陶子は元々美大の教師と学生として知り合った元夫の元へ行き、ひとりの人物を紹介される。 陶子が一体どうやって橘薫堂を騙すのか…は物語を読んでいただくとして、ここに殺人事件までがからんでくる。 何故か陶子について調べていたらしい、橘薫堂の外商・田倉。 大英博物館、国立博物館、保険会社の美術監査部の調査員なども巻き込みながら、現在の贋作事件、戦後の贋作事件、隠れようとする人、あぶり出そうとする人。 いくつもの思惑が複雑に交差して、仕事が忙しくないのなら、一日休んで一気読みしたいくらいだった。 オセロのように優勢劣勢が入れ替わり、落としどころが全く見えなかったのに、気がついたらいろいろと謎が解け、事件は解決していたのだった。 巧い! 途中、陶子が元夫と三軒茶屋のビアバーで食事をするシーンがあって、にやり。 お店の名前もマスターの名前も出てこなかったけれど、ここはまさしく香菜里屋。 香菜里屋シリーズよりこちらの方が一年早く発表されたのだけど、作者はあえて構想中の香菜里屋を出してきた、ということなのだろうか。

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2022/01/14

蓮城那智シリーズの雰囲気とは違いミステリー色が強いです。 古美術の深掘りや考察を楽しめるかなと思っていたので少し残念ですが、人間の騙し合いやラストでたたみかける伏線回収は美術に詳しくない人でも十分楽しめる作品だと感じました。 とても読みやすいです。

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2021/08/21

全く予備知識なしで読み始めた本書(ほぼジャケットで選んだと言っても良いw)。 予想外に面白かった。 骨董業界で活躍する宇佐美陶子。 三十路バツイチ、超絶美女の彼女だけど、体を張って海千山千の骨董業界の商人たちと渡り合う。 騙し騙されのコンゲーム。 ミステリー要素も大きく、陶子...

全く予備知識なしで読み始めた本書(ほぼジャケットで選んだと言っても良いw)。 予想外に面白かった。 骨董業界で活躍する宇佐美陶子。 三十路バツイチ、超絶美女の彼女だけど、体を張って海千山千の骨董業界の商人たちと渡り合う。 騙し騙されのコンゲーム。 ミステリー要素も大きく、陶子はボロボロのなりながら謎を解いていく。 北森先生の作品は初めてだけど、この闘うヒロインの造形は松岡圭祐先生の『探偵の探偵』の紗崎玲奈や『高校事変』の優莉結衣を彷彿させるものがあるよね。 もちろん、あそこまで武闘派ではないけど(笑)

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2021/08/04

気になっていた北森鴻、本屋さんでポップが付いて売っていたので購入。没後10年だそうで。 古美術?難しそうだなぁ…と思っていたけど、おもしろい!読むのが止まらなかった。 古美術の知識は全くないが、さらっと読まされてしまった。おそるべし。 特に贋作を作る工程には驚いた。すごい世...

気になっていた北森鴻、本屋さんでポップが付いて売っていたので購入。没後10年だそうで。 古美術?難しそうだなぁ…と思っていたけど、おもしろい!読むのが止まらなかった。 古美術の知識は全くないが、さらっと読まされてしまった。おそるべし。 特に贋作を作る工程には驚いた。すごい世界があるものだなぁ。時間があったら参考文献にあがっている資料も読んでみたい。

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2021/03/23

そこまでボロボロにならなくても…と心配になるくらい、陶子の肉体的にも精神的にも自分を追い込む姿が痛ましくも高潔にも感じる それだけ自分の仕事にプライドがあるのだな 陶子だけでなく橘、塩見など良くも悪くも骨董に携わるプロには何かしら強い思いがあるのはひしひし伝わった 騙し騙されの展...

そこまでボロボロにならなくても…と心配になるくらい、陶子の肉体的にも精神的にも自分を追い込む姿が痛ましくも高潔にも感じる それだけ自分の仕事にプライドがあるのだな 陶子だけでなく橘、塩見など良くも悪くも骨董に携わるプロには何かしら強い思いがあるのはひしひし伝わった 騙し騙されの展開、殺人犯を追う陶子と警察、贋作がどう関わるのかと夢中になる面白さだった

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2021/02/12
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※このレビューにはネタバレを含みます

久々の陶子さん。久々すぎて全部忘れているのはお得なのか? 女1人、旗師を続けるのには、どれほどの「目」と覚悟が必要なのか。 そんな陶子に仕掛けられた目利き殺し。 やられたらやり返す! しかし、骨董の世界の魑魅魍魎ときたら。 特に、そもそもの発端の目利き殺しを仕掛けた橘の食えなさ加減は半端ない。 元夫のつてでつながった贋作作りの名人が凄まじい。 なんて世界だろう。 思いも寄らぬ殺人事件は、どんな影響を与えてくるのか。 刑事2人組がまたいい味出してた。あんな刑事に目をつけられたら逃れられないね。 そういえば、陶子が元夫と行ったビアバーってあのお店だよね。ついにやり。 事件の結末は意外すぎ。そして、やりきれないものだった。 でも、くじけない陶子が好き。

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2021/02/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

――  偽物は、本物であろうとする分、時に本物よりも美しい。  って云ったのはだれだっけ? 阿良々木暦でないことは確かだ。  久々に北森鴻です。あれ? 『凶笑面』どこいった…?  古美術×ミステリの相性が良いのはもっともだけれど、そこにハードボイルドの要素が加わると、なんていうか骨董界隈のYAKUZAっぽさが上手に引き立てられてこれは面白いなと、素直に。同時に少し、台詞回しにダークな感じを持たせようとし過ぎているきらいがあるかな、とも感じたけれどそれは今後、筆が熟れることを期待しましょう。と云っても復刊なわけですが。  装丁揃いで、同じ文庫で揃えられるのは本棚に並べたい派としては嬉しいところ。  発掘モノ、に目のない冬狐堂さんですが、この作品自体が再発掘されるといいな、と思います。  ☆3.2

Posted byブクログ

2021/12/21

店舗を持たず、自分の鑑定眼だけを頼りに骨董を 商う”旗師”宇佐見陶子。彼女が同業の橘薫堂から 仕入れた品は贋作だった。プロを騙す「目利き殺し」。 意趣返しの罠を仕掛けようとする陶子だが、 橘薫堂の外商の女性が殺され…。

Posted byブクログ