鬼滅の刃(23) の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
綺麗に終わって良かった。予定された結末へ過不足なく着地した感がある。本編で死んでも生まれ変わりとしての救いがあるのが、意外に初めて見たかもしれない。 今どき珍しいくらいの勧善懲悪。器に見合わない力を手に入れてしまった無惨様の孤独は最後まで救われなかったし、回想でのフォローも無かった。ただ、炭彦のモノローグでいつかは鬼にも救いがあることは示唆されている。
Posted by
切ない笑顔してる錆兎くんを見て推しになりそうと思ったら、すでに亡くなってることが衝撃だったの忘れられない笑
Posted by
めっちゃ面白かったー!ここまでめちゃくちゃ自己中弄れラスボスだと、死んだときのカタルシスがヤバス。やっと死んだー!と思った。 なんか命とか家族とか絆とか繋ぐとか、そういうちょっと小っ恥ずかしくて、照れくさくて、でも大事なものを真っ直ぐにテーマにしている作品だから、現代の、コロナ...
めっちゃ面白かったー!ここまでめちゃくちゃ自己中弄れラスボスだと、死んだときのカタルシスがヤバス。やっと死んだー!と思った。 なんか命とか家族とか絆とか繋ぐとか、そういうちょっと小っ恥ずかしくて、照れくさくて、でも大事なものを真っ直ぐにテーマにしている作品だから、現代の、コロナ流行とかで色々希薄になったこの時代にド流行りしたんかなぁ。 共闘とか命懸けとかモブだろうと誰だろうとやらないといけないことをやりきるとか、そういうの弱いんだよねぇ。グッと来ちゃうよねぇ。 人のために優しく、誰かのために頑張って、前を向いて生きようと思える漫画だった。
Posted by
みんなそれぞれに大切に思う人がいて、それを守るために命を賭して刀を奮った。健やかで、幸せでいてほしくて。 たとえその時自分が傍らにいられなくとも 生きていて欲しい 生き抜いて欲しい 生きて戦う人達にとっては、家族や大切な人を鬼に奪われたという死が活力というか、胆力であり、最も...
みんなそれぞれに大切に思う人がいて、それを守るために命を賭して刀を奮った。健やかで、幸せでいてほしくて。 たとえその時自分が傍らにいられなくとも 生きていて欲しい 生き抜いて欲しい 生きて戦う人達にとっては、家族や大切な人を鬼に奪われたという死が活力というか、胆力であり、最も避けたかった事象であるのに対して、 鬼や柱たちも含めて、亡くなっていく人たちにとっては、決して死が不幸やバッドエンドなだけではなく、ある種の救いや報いとして描かれているのが興味深かった。 テーマが「つなぐ」だったからこその生死の対比だったのかもしれない。
Posted by
23巻まで読了。メガヒットになった理由が数あれど、殺される鬼にも人間だった時の不幸があり、人間社会の不条理を背負ったものであること。それが、この作品に深みを与えて大人にも受け入れられたことが要因の一つだろう。 最初の十巻くらいまでは、慣れないタイプの漫画なので、スピード感や絵の...
23巻まで読了。メガヒットになった理由が数あれど、殺される鬼にも人間だった時の不幸があり、人間社会の不条理を背負ったものであること。それが、この作品に深みを与えて大人にも受け入れられたことが要因の一つだろう。 最初の十巻くらいまでは、慣れないタイプの漫画なので、スピード感や絵の読み取りにくさでなかなか進まなかったが、後半の人間と鬼とのドラマに胸を掴まれ、一気に読んだ。 なるほど、やっぱり面白かった。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ついに読み終わってしまった…。寂しすぎて心にぽっかり穴が空いたみたいになってます。漫画になっていないその先のみんなの人生に想いを馳せすぎてぼんやりしてしまう。 的確で秀逸な情景描写や心理描写とかを読むのがもともと好きで、鬼滅の刃はそういう場面がたくさんあったので、物語以外にそういう言葉を読むのがものすごく楽しかったです。小説じゃなくて漫画だから文字が多いのはあまり良くないのかもしれませんが、私はその一瞬を細かく描いてくれるのがよかった。 柱がどんどん息絶えていくところはボロボロ泣きながら読んでいました。ほかの人たちが亡くなるところも思い出して余計涙が止まらなくなりました。 家族が、柱のみんなが、炭治郎の背中を押し上げて、生きているみんなが腕を引っ張ってくれるところも、なんて素敵なシーンなんだ…。 現代の物語も、もっともっと見たかったなあ…。生まれ変わったみんなが今度は平穏に、幸せに、暮らせますように。 ほかにもいっぱい言いたいことがあるはずなのに、言葉にならない想いが胸の中でグルグルしてて出てきません。
Posted by
荼毘に付されようという際に踠いて踠いて私は産声を上げた 想いこそが永遠であり不滅 藤の花の匂い 各方面から非難轟々 謎大き男_山本愈史郎の作品
Posted by
待って………涙が止まらんのだけど………むしろ涙しか出ないのだけど………98%くらい泣きながら読んでたのだけど…… 最後はね、もうね、感想じゃないんですよ。吾峠先生本当にこの作品を生み出してくれてありがとうございます。感謝申し上げます。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
完結編。最後の最後まで、まさかあんなことになるとは。炭治郎は一番ありえないことが起こったけど、負けなかった。 蝶屋敷でのやりとりや三郎じいさんとの再会、念願の帰宅までは良かったけど、個人的にはそこまでで終わりが良かったな。 愈史郎だけがそのままなのには興味深いけど。また、大正と現代が地続きなんだということにも気づいた。
Posted by
物語の終わり。鬼舞辻無惨の最期。ここでも、このキャラクターは一筋縄でいかない。炭治郎を引き込もうとたくらむのだ。大きな流れのなかに解放されていく命の流れ。それは、そこにあって見えるものばかりでなく、命と命のありかたをささえているすべてなのだろう。孫の世代になって、炭彦と、桃寿郞が...
物語の終わり。鬼舞辻無惨の最期。ここでも、このキャラクターは一筋縄でいかない。炭治郎を引き込もうとたくらむのだ。大きな流れのなかに解放されていく命の流れ。それは、そこにあって見えるものばかりでなく、命と命のありかたをささえているすべてなのだろう。孫の世代になって、炭彦と、桃寿郞が、友達になっている図は楽しくもあり、鬼殺隊の柱と、隊員という形でなければという想像ができて、楽しい。
Posted by