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空洞のなかみ の商品レビュー

3.5

37件のお客様レビュー

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2022/04/21

「孤独のグルメ」で井之頭五郎役を演じる松 重豊氏の初の著書です。 前半が小説、後半がエッセイという構成です。 いずれも俳優業という視点から描かれた世界 観があり、「なるほどなあ」と普通では感じ ることができない視点からの考察が新鮮です。 残念ながらグルメに関する記述はないで...

「孤独のグルメ」で井之頭五郎役を演じる松 重豊氏の初の著書です。 前半が小説、後半がエッセイという構成です。 いずれも俳優業という視点から描かれた世界 観があり、「なるほどなあ」と普通では感じ ることができない視点からの考察が新鮮です。 残念ながらグルメに関する記述はないですが、 十分に楽しめる一冊です。

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2022/04/12

「愚者の譫言」は、世にも奇妙な物語みたい。 「愚者の戯言」は、楽しくもおいしいエッセイ。おいしいだけじゃなく、時々トイレの話もあるけどww 文章が私の脳内で「孤独のグルメ」の五郎さん語りで再生されるのが面白かったです。 これは、松重豊さんファンは読んで損はないと思います!

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2021/10/02

前半は、短編小説12編。俳優としてさまざまな役で活躍されているのだが、面白い描写で表現しているなぁと感じた。 けっこう強面役のイメージがあるけれど別キャラも演じてますし… 孤独のグルメシーズン9がこのあいだ終わってしまいましたねぇ… 味わい深い番組なので、また次期待します。 ...

前半は、短編小説12編。俳優としてさまざまな役で活躍されているのだが、面白い描写で表現しているなぁと感じた。 けっこう強面役のイメージがあるけれど別キャラも演じてますし… 孤独のグルメシーズン9がこのあいだ終わってしまいましたねぇ… 味わい深い番組なので、また次期待します。 後半は、エッセイだがこれまた日常にあった演者の戯言的な…まさにそう。。 ほのぼの感あるステキなイラスト入り。

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2021/09/01

松重さんを見ると、仕事ついでに訪れた街のなんてことのない定食屋でラーメン屋で、旺盛に時間を忘れて食べるあの姿が浮かぶ。でも、実際は少食で撮影前日は食事を摂らずに本番に臨まれるとか…。 今日は腹の空かした営業マン、明日は謹厳実直な検事、ある時は不妊の原因を抱える若妻を娶った夫、そ...

松重さんを見ると、仕事ついでに訪れた街のなんてことのない定食屋でラーメン屋で、旺盛に時間を忘れて食べるあの姿が浮かぶ。でも、実際は少食で撮影前日は食事を摂らずに本番に臨まれるとか…。 今日は腹の空かした営業マン、明日は謹厳実直な検事、ある時は不妊の原因を抱える若妻を娶った夫、その前は警視庁マル暴刑事…と善人から悪漢まで様々な役が役者という『器』に、入ったり出たり。 松重さんは、時にその器をしげしげと眺める。溜め込んでいるように見えるが、その実、そこは何も入っていない『空洞』なんだ。だから、良いんだ。その中身をあれこれ考えるのが役者の作業。そう、与えられた役を自分なりに思案し演じるのが役者の仕事なんだ。 そのことを示唆してくれたのは、京都での撮影の合間に訪れたお寺で眺めたある仏像だったと坦懐。 その体験をモチーフに、本書の前半の連作短編小説〈愚者譫言(ぐしゃうわごと)〉が編まれた。 主人公はわずか3行の台詞が出なくなった端役の役者。ある秋の雨の日、雨宿りを兼ねて撮影所の道すがらにある古刹 広隆寺に足を踏み入れる。御本尊 国宝 弥勒菩薩半跏思惟像に対面するや、自分をさらけ出したくなるような安らぎを憶え、閉門まで座してお顔を拝む。その帰途、寺の受付にいた老人とバスに乗り合わせ、話しかけられる。『先程まであなたが熱心に見ていた菩薩さんなぁ、中は空っほですんや』と語るや、その空洞の理由に加え、『あんたみたいな人の愚痴もぎょうさん入るようになってますねん』。その老人の指摘から、自身の役者人生を重ね、意識は様々演じてきた記憶を呼び覚ましていく。 いずれも幻想さと妄想が入り混じり、絶妙にまぶされた虚実がスリリングさを醸し、きちんとオチも用意され、ベタな表現をすれば、よくできた4コマ漫画的であり、演劇風にいえば『序破急』展開が行き届いた構成になっている。プッと吹き出し、唸った作品が何編もあった。 後半は25本のエッセイ〈演者戯言(えんじゃのざれごと)〉となっており、役者としての日々、修行時代のエピソード、役者として食えず肉体労働に励んだ下積み時代の記憶…を綴る。 エッセイはたまたまサンデー毎日で読んだことがあり、明大文学部出身だけあって、達者な書き手の印象を持っていた。 ただ、小説となると、頭に浮かんだモチーフを押し広げていく構成力が求められる。松重さんは2020年春の緊急事態宣言下『謹慎蟄居生活』を余儀なくされ、役者なんて所詮『不要不急』な稼業。57歳、ユーチューバーやれるほどの芸はな… と自嘲しつつ、PCに向かい『妄想』をええいままよと1日1編打ち込んでいく。 処女作にして、いきなり手練な筆力。今風の言葉を借りるなら二刀流?余技にしては格好よすぎますぜ!松重はん。

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2021/08/02

松重豊さんの短編小説&エッセイ集。 前半の短編小説は、俳優さんならではな内容で楽しく読めました。 後半のエッセイは、最近のお仕事から思いで話まで幅広い内容で興味深く読みました。京都の撮影所仕事の時期が、お若い頃の話なんだろうけどイメージよりかなり質素でびっくりした。

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2021/07/30

俳優の松重豊氏の短編とエッセイ集 ずっと脇役でご活躍されていたと思ったらしっかり主演ドラマもお持ちの方で、そのドラマもしっかり長年続いていらっしゃるという♫ 私もあのドラマのファンです さて、前半の短編集は最初どうも著者のリズムにのれなくて???という感じでしたが後半のエッセイは...

俳優の松重豊氏の短編とエッセイ集 ずっと脇役でご活躍されていたと思ったらしっかり主演ドラマもお持ちの方で、そのドラマもしっかり長年続いていらっしゃるという♫ 私もあのドラマのファンです さて、前半の短編集は最初どうも著者のリズムにのれなくて???という感じでしたが後半のエッセイは楽しく拝読いたしました 言葉や文章の端々に趣味や見識の広さを感じさせてくれます 俳優という職業を少しだけ垣間見た気がしました

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2021/07/24

前半の書下ろし部分は退屈で読むのをやめようかと思ったが、後半のエッセイのような部分はすっと読めてよかった。

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2021/07/18

小説にしてもエッセイにしても、仕事としての目線でみる俳優業は一般人のぼくらの眼差しとは全然違った趣が感じられて、面白かった。 毎編クスッとくるような軽妙な筆致が良い。各タイトルの語感やリズムもよくてたのしい。

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2021/07/15

松重さんのエッセイ集かと思ったら、前半は小説でした。 うーんちょっとよくわからない話だったな~ エッセイの方は面白かった。

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2021/06/05

小説(短編)とエッセイ、とても面白かった。少しハスに構えててる感じ。若い頃も役者をやっていくのも大変だった事が伺える。

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