空洞のなかみ の商品レビュー
まさに「軽妙洒脱」という言葉がぴったり。 松重さんの言葉運びがお洒落で柔らかく、上品すぎずで、とても心地よかった。 なかなか知ることのできない役者さんから見る世界、興味深いです…
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松重豊さん、渋いw、そして背が高い(192㎝)、意外に若い(1963年、福岡県生まれ)w。「孤独のグルメ」いつも楽しく見ています。あんなに美味しそうに食べると、店の人も嬉しいでしょう。それにしても大食ですね(^-^) 「空洞のなかみ」、2020.10発行。軽い読み物、エッセイ集...
松重豊さん、渋いw、そして背が高い(192㎝)、意外に若い(1963年、福岡県生まれ)w。「孤独のグルメ」いつも楽しく見ています。あんなに美味しそうに食べると、店の人も嬉しいでしょう。それにしても大食ですね(^-^) 「空洞のなかみ」、2020.10発行。軽い読み物、エッセイ集です。
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2021.3.13 家族で『孤独のグルメ』ファンなので読んでみた。 前半の短編連作小説はちょっとよくわからないところもあったけど普段読んでる小説とは全然違っていて、新鮮だった。 文章は頭の中で『孤独のグルメ』の吾郎さんの口調で朗読された。 エッセイは普通に読みやすいし面白い。...
2021.3.13 家族で『孤独のグルメ』ファンなので読んでみた。 前半の短編連作小説はちょっとよくわからないところもあったけど普段読んでる小説とは全然違っていて、新鮮だった。 文章は頭の中で『孤独のグルメ』の吾郎さんの口調で朗読された。 エッセイは普通に読みやすいし面白い。等身大の松重さんの語りが読めて嬉しかった。 『トイレの神様』の明王の拡大コピーをトイレに貼っている話は笑いました。 役者さんの生活の一コマや、ドラマ撮影中ってこんなこと考えてるんだー、とかロケ弁のこととか普段知ることのできない一面が覗けて新鮮で面白かったです。 サンデー毎日の連載は終了とのことで、エッセイ本の出版はもう無いのかな?書き下ろしの続編に期待。
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松重さんの人柄がよく出ていて、読んでいると松重さんの表情やセリフが浮かんでくる。 ほっこりしたい時に読むといい。
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文章にはその人の性格が表れるというけど、 松重豊さんの文章はまさにゆるくてシュールで、イメージしていた通りだった。 シュールな役柄が多い印象の松重豊さん。 好きな俳優さんの1人だったので見つけて思わず手に取った。 ある役者が主人公であるフィクション(ですよね?)の短編連作集と、...
文章にはその人の性格が表れるというけど、 松重豊さんの文章はまさにゆるくてシュールで、イメージしていた通りだった。 シュールな役柄が多い印象の松重豊さん。 好きな俳優さんの1人だったので見つけて思わず手に取った。 ある役者が主人公であるフィクション(ですよね?)の短編連作集と、エッセイの2部構成。 作る物語もシュールだった。 最初は「何だこれ?」と思ったが、「そういうものだ」とわかってからはテンポ良く読めた。 エッセイはたくさんあったけれどどれも2ページ半くらいで納まっている短いもので、読みやすかった。 飄々としてて何考えてるかわからなくもある松重さんの内側が、見れるか見れないか、といった印象。 文体も飄々としてつかめない感じだった。だけどゆるくて憎めない。ある意味想定通り。
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面白い。登場人物Aは、あの人かな?と想像しながら読む。大林組の勘違いやどこまでがホント?な俳優業の現場の様子、色々クスッと笑える。また字が大きいので、サクッと読み終える。
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前半はフィクション、後半はエッセイというお得な1冊。松重豊さんは俳優として大好きなので先にエッセイから読んでしまった。おもしろかった。そして前半の小説。連作短編なんだけれどコミカルさと奇怪さが独特で、荒削りさは感じるけれどとても好きでおもしろかった。松重さんの書くものをまた読みた...
前半はフィクション、後半はエッセイというお得な1冊。松重豊さんは俳優として大好きなので先にエッセイから読んでしまった。おもしろかった。そして前半の小説。連作短編なんだけれどコミカルさと奇怪さが独特で、荒削りさは感じるけれどとても好きでおもしろかった。松重さんの書くものをまた読みたい。光石研さんとの会話が好きだから博多弁で書いてほしいな。読後ますます松重豊さんが好きになった。今後も楽しみ。
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松重豊さんがどんな文章書くのだろうと興味津々で手に取った一冊だったが、なんとまあこんなにも才能ある人だったとは。すっとぼけたようなお話が綴られる短編集に味のあるエッセイ。挿し絵も個人的に大好きで素敵なエッセンスになっていた。文字が大きすぎるのがとても残念。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
松重豊さんの短編集&エッセイ。って聞いて、へぇー、小説なんて書かれるんだ、へぇーと思いながら読み始めたのだけど、いやこれまいったまいった、めちゃくちゃ面白いじゃないか。 「サンデー毎日」に二年ほど連載していた「演者戯言」というエッセイたちと、書き下ろしの「愚者戯言」という短編たち。うまいねぇ。こんなに書ける方だったとは、いやはや今まで存じ上げなくてすみませんすみません。 短編たちのつくりもいいねぇ。これ松重さんだからこそ書ける世界。短い話の中にちゃんと物語とオチがあって毎回「くすすすっ」と笑っちゃうしね。エッセイも素直にするんと読めちゃう。 寝る前の読書にぴったり、そして多分手元に置いて何度もぺらりとめくったところから読んじゃうタイプの一冊だな。
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松重豊さんの短編小説+エッセイ集。 松重さんの声で脳内で再生される。YouTubeは読み終わるまで観ないと決めてたのだが、脳内で聞いたあの声、そのまんまだった。そんな鍛えられたFMヨコハマのリスナーひとり。 短編小説は、2、3編よむと、次は何がはじまるんかと構えている自分に気づ...
松重豊さんの短編小説+エッセイ集。 松重さんの声で脳内で再生される。YouTubeは読み終わるまで観ないと決めてたのだが、脳内で聞いたあの声、そのまんまだった。そんな鍛えられたFMヨコハマのリスナーひとり。 短編小説は、2、3編よむと、次は何がはじまるんかと構えている自分に気づく。私たちは役を背景とともに、神の視点から、前後の文脈も含めて理解するけど、それは鑑賞者側の特権なのだと改めて思う。 ここに登場する主人公は目の前にあることからしか世界を理解する方法がない。自分が誰であるかなんて、鏡がないとわからないし(そもこも鏡は楽屋くらいにしか無いし)誰かとの相対的な関わりの中でしか自分の立ち位置がわからない。まさに「空洞」の中を描いている。動いては何かにぶつかって、反射してくるなにかをとらえて、それを繰り返して見えてくる、自分を包む世界の輪郭。空洞を包む形が見えたかな?と思うと次のエピソードへ。 エッセイもよかった。年齢のことをいう役者さんのエッセイはいろいろ過去にも読んだけど、松重さんの「加齢」は何においても「スパイス」?「うま味調味料」だと思う。何かができなくなったり、諦めたりする先に「その人の味」が出る。それを引き出す人に恵まれて、ご自身も活かし方をわかってるように思う。 廃油業の話と、時々挟まれるトイレの話と、孤独のグルメのエピソードの話が好きです。 年末の孤独のグルメも楽しみにしてよう。
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