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知覚力を磨く の商品レビュー

3.8

50件のお客様レビュー

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2021/07/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

思考を鍛える本は多いが、思考に先立つ「知覚」を研ぎ澄ませることを勧める本は貴重。 絵画を見るように世界を見ているか。 変化の激しいないものをみる 心眼(マインドアイ)を鍛える。 知覚とは情報を既存の知識と統合すること。 インプットは同じでも既存知が異なるので知覚はユニークなものとなる。 その既存知も過去の知覚と結びついた何か。 情報✖️既存知=知覚 知覚→記憶→既存知

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2021/06/16

企業は「人材発掘」には時間と費用をかけ、より優れた人材をかき集めているのは世界の流れであり特に最先端企業にとっては必死である。その人材とは「知覚能力」であり「リベラルアーツ」であると言う。知覚とは「観察能力」であり、それを磨くには「絵画」を観察、絵画から思考・実行能力を磨くとある...

企業は「人材発掘」には時間と費用をかけ、より優れた人材をかき集めているのは世界の流れであり特に最先端企業にとっては必死である。その人材とは「知覚能力」であり「リベラルアーツ」であると言う。知覚とは「観察能力」であり、それを磨くには「絵画」を観察、絵画から思考・実行能力を磨くとある。 知識と情報+五感的感覚はこれからの人材には欠かせないものとなる。それはAIにできそうにないこと「感覚・知覚」を持ち合わせるのは人間だからだ。

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2021/06/03

良く観て認識したものでも、実は見えていないものが沢山あることを、本書を通して確認することができた。 今まで絵画には興味はなかったが、色々な視点から観察することで、新しい発見ができて面白いと思った。

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2021/05/18

読む前は、知覚力の定義も、曖昧でわからない中、「知覚力とは何か?」「知覚力を何故磨く必要があるのか?」「具体的に、どうやって磨くのか」という問いに全て答えてくれた良書でした。 月に一回は、15分一枚の絵をじっくり観察していきたいと思います。

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2021/05/08

すごく斬新な見方をもたらしてくれる本でした。 思考する前に「知覚」があるなんて考えたこともなかった。 知覚とは気付く力で、人が見逃している要素をくまなく発見し観察することができる能力だということだと捉えました。 「見る」「考える」ことと、「知覚する」「観察する」の違いが途中まであ...

すごく斬新な見方をもたらしてくれる本でした。 思考する前に「知覚」があるなんて考えたこともなかった。 知覚とは気付く力で、人が見逃している要素をくまなく発見し観察することができる能力だということだと捉えました。 「見る」「考える」ことと、「知覚する」「観察する」の違いが途中まであまりしっくり来なかったんですが、ホームズの例を出してくれたおかげで一気に腑に落ちました。(笑) たしかにホームズは相棒のジョンが気付かない点を全て知覚し、そこから知覚した情報に基づき対象を観察しています。 そんな能力を少しでも身につけることができれば世界に対する認識は大きく異なるんだと思います。 絵画トレーニングを実践し、知覚力を磨いていきたい。

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2021/05/02

「知覚→思考→実行」のプロセスは実に腹落ちする。本書が提唱する絵を観察するトレーニングは正解のないこの世の中において、非常に有効なメソッドだと感じた。

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2021/02/21

美術館に行きたくなりました。 大学時代に美術史の授業を受けたり、もともと絵に対して興味がありました。絵が描かれた背景や、歴史や文化との繋がりを理解する事が好きでしたが、それはまさに「知覚力」を磨くことに繋がっていたのだということが分かりました。 趣味程度に考えていましたが、V...

美術館に行きたくなりました。 大学時代に美術史の授業を受けたり、もともと絵に対して興味がありました。絵が描かれた背景や、歴史や文化との繋がりを理解する事が好きでしたが、それはまさに「知覚力」を磨くことに繋がっていたのだということが分かりました。 趣味程度に考えていましたが、VUCAの時代には重要なスキルだということが分かり、絵を観察するトレーニングを積極的にやってみようかと思います。

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2021/02/15

「観察することで見える世界が変わってくる」という内容。物事をじっくりと見ること、考えながら見ることの重要性は理解できたように思う。 良かった点は著名人などの例を使った観察することのわかりやすいメリットを挙げていた点。特にTOYOTAの例はなぜか印象に残っている。 また、人が一枚...

「観察することで見える世界が変わってくる」という内容。物事をじっくりと見ること、考えながら見ることの重要性は理解できたように思う。 良かった点は著名人などの例を使った観察することのわかりやすいメリットを挙げていた点。特にTOYOTAの例はなぜか印象に残っている。 また、人が一枚の絵を見る時間の短さには驚かされた。今現在、急かされた人生を歩んでいるような気がした。 アートを見る力を養おうと思って買った一冊だが、その力が身についたかと言われれば素直に「はい」とは言えないかもしれない。何度も読み、理解を深め、これから活かしていこう。

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2021/02/14

絵画の見方を変えるだけで「知覚」が向上する。 このような内容が、様々な具体事例とともに紹介されている。 実際に「知覚」の力を向上している人たちの例も 書いてあるので、説得力がある。 難しい内容であるが、賢くなった気持ちになった。

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2021/02/13

「知覚とは、自分を取り巻く世界の情報を、既存の知識と統合しながら解釈すること」 「新しいものは「誰かの主観」から生まれる」 データの世界、AIの時代に本当に必要な力って何だ?と思うのだが、上記の"解釈""主観"はキーワードだなと思う。 人間...

「知覚とは、自分を取り巻く世界の情報を、既存の知識と統合しながら解釈すること」 「新しいものは「誰かの主観」から生まれる」 データの世界、AIの時代に本当に必要な力って何だ?と思うのだが、上記の"解釈""主観"はキーワードだなと思う。 人間の知的生産プロセスは「知覚・思考・実行」という3つのステージから成る。思考の重要性はよく言われていることなので、いつもその力の付け方には注目する。しかし、本書では、思考以前の知覚力こそが優秀な人材が持つ特徴だという。近年、デザイン、アート、哲学、リベラルアーツの重要性が説かれる理由は本書を読めば、理解できる。物事の見方、見えている世界が違う、と優秀な人を見るとそんな感覚があると思うが、まさにそれが知覚力の違い。優秀な人は、目の前の状況や世界を徹底的に観察する。絵画を観察するように世界を見ている。私も本書にあるその絵画を観察するように世界を見る技法を身につけて、「目のつけどころ」が極まっていけばと思う。

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