ランチ酒 の商品レビュー
おいしい食べ物ってなんて素敵なんだろう。なんて、人の気持ちを和ませるのだろう。 著者の料理の描写は味が口の中に再現出来るようでとても嬉しい。そう、とてもいいどころか嬉しくなるくらい。 それと対になる見守りの仕事と主人公の境遇。 でも見守り屋は本人はやりがいを感じていそうで楽しそ...
おいしい食べ物ってなんて素敵なんだろう。なんて、人の気持ちを和ませるのだろう。 著者の料理の描写は味が口の中に再現出来るようでとても嬉しい。そう、とてもいいどころか嬉しくなるくらい。 それと対になる見守りの仕事と主人公の境遇。 でも見守り屋は本人はやりがいを感じていそうで楽しそう。客の側も満足げで暗い感じは深くない。 本人の環境はやっぱりどこか寂しそうで暗い影もある。ただ、最後にはどこか前向きになれたようでいい終わり方。あんなにも気にかけてくれる友人がいるのは幸せだな。 あー、どれも美味しそうだった。 1本が短いのも軽く読めて良かったな。
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友人から借りた本。 ランチといえば、仕事の合間や友人とのおしゃべりなんかがイメージに浮かぶが、この作品では夜勤明けの1日の締めとしてランチが位置付けられている。 かといって、単なるお疲れ様グルメ本ではなく、主人公の背景にある不安を払拭するため食べる、という場面が多い。 しんどい時...
友人から借りた本。 ランチといえば、仕事の合間や友人とのおしゃべりなんかがイメージに浮かぶが、この作品では夜勤明けの1日の締めとしてランチが位置付けられている。 かといって、単なるお疲れ様グルメ本ではなく、主人公の背景にある不安を払拭するため食べる、という場面が多い。 しんどい時はしんどいし、前を向けない時もある。 でも、食事をすることは生きること。 かつ、希望を見出すこと。 そーゆーことを基盤にされているから、ランチという時間帯が相乗して明るい方へ向いていける気がする作品。 実在するお店、どれか行ってみたいというグルメ要素があるのもオマケで嬉しい。
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なんとなく寂しさや孤独を感じる見守り屋の祥子。 まず、見守りやという仕事があることに驚いたが、なるほど、深夜の見守りが必要な人は世の中にたくさんいるんだろうなぁ。 ランチの様子も良かったが、何よりも寂寥感を漂わせる祥子自身の境遇や性格に興味を持った。 最後の方で元夫が再婚すると言う話からますます寂しい雰囲気になった。 それはそうだ。祥子の切ないような複雑な気持ちは痛いほどわかる。 元夫は今も昔も無神経すぎる。 最後の方、娘の明里はどうして不機嫌だったんだろう。最後まで読めばわかるかと思っていたが、その辺は意味不明なまま終わった。 たんたんと話は進んでいくが、私はこういうの嫌いじゃない。 続編も読むぞ★
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過度な期待をしすぎていたのかも。美味しそうなご飯の描写がいまひとつという感じで、食欲をそそられるところまではいかなかった。 主人公への共感も、主人公以外の登場人物への共感や感情移入もあんまりできなかった。 一応最後まで読もう、と決意して読了したけれど、読み終えた時の満足感みたいな...
過度な期待をしすぎていたのかも。美味しそうなご飯の描写がいまひとつという感じで、食欲をそそられるところまではいかなかった。 主人公への共感も、主人公以外の登場人物への共感や感情移入もあんまりできなかった。 一応最後まで読もう、と決意して読了したけれど、読み終えた時の満足感みたいなものはあんまり得られなかった。 多分私との相性が悪いだけなんだろう。
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美味しいご飯とお酒をお昼からいただけるなんて、なんて贅沢なんだろう。あんまやったことないから、ぜひやってみたい。明けにお酒飲むの最高そうだから、いつかやってみせる!!笑 物語に出てくるお店は実際にもあるようで、とっても美味しそうな表現で描かれていました。ほんと行きたくなる。 ...
美味しいご飯とお酒をお昼からいただけるなんて、なんて贅沢なんだろう。あんまやったことないから、ぜひやってみたい。明けにお酒飲むの最高そうだから、いつかやってみせる!!笑 物語に出てくるお店は実際にもあるようで、とっても美味しそうな表現で描かれていました。ほんと行きたくなる。 あと見守り屋っていう変わった職業だけれど、ほんとにあったら実は必要としてる人はたくさんいるのかもしれない。ただ依頼人にも色んな人がいて、主人公も大変そうでした。 嫁姑問題ってほんとにしんどいよなー。旦那もっと頑張れよって言いたくなっちゃうけど、2人には2人にしか分からない問題もあるのかもしれない。娘ちゃんといつか一緒に暮らせたらいいけど、どうなるかなー。続きもあるので、楽しみです。
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※このレビューにはネタバレを含みます
食べ物の事を書かせたら流石に安定感あります。 今回は主人公はバツイチアラサーの祥子。 見守り屋と言う22時から朝11時まで、眠れない人のただ側についてるという、都会でしかあり得ない仕事をしている。 生活のサイクルは昼夜逆になるので、朝ごはんが普通の人の晩ご飯と同じ感覚になる。 一仕事終わればあとは帰って寝るだけなので、食事にお酒がついてくる。 東京の様々な街を回って美味しいランチとお酒を食すのが日々の楽しみ そんなグルメの話しのなかに、元夫のもとに残してきた子ども(明里)の事を思う気持ちが折り重なる。 依頼者のそれぞれの事情とごはん、明里の事が絡まりながらお話は進んでいく…。 同郷の幼なじみ、亀山と幸江に支えてもらいながら、淡々と都会の中で生きていく…。 寂寥感と美味しい食事とお酒を食した時の多幸感が、良いコントラストを織り成して、グイグイ読み進められるシリーズ第一弾。
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美味しそうなご飯が出てくる話にハマったきっかけの作品です。 原田ひ香さんの表現力が本当に素晴らしい。 お腹すきます。
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がんばってる自分を褒めるために、気にかかっていることを振り返るために、美味しいランチとお酒があっていい、そう思える小説でした。 中江有里さんの解説が、いい! それも含めておいしく味わえる一冊でした。
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私には刺さらない本でした… 途中離脱しようかなと思いつつ読み進めましたが、やっぱり最後まで、読んでよかった!という気持ちにはなれませんでした…! エピソード一話一話がとても短く感じ、浅い、薄いエピソードがおおい印象でした。 読者の想像力が試される本なのかもしれませんが、私には、残...
私には刺さらない本でした… 途中離脱しようかなと思いつつ読み進めましたが、やっぱり最後まで、読んでよかった!という気持ちにはなれませんでした…! エピソード一話一話がとても短く感じ、浅い、薄いエピソードがおおい印象でした。 読者の想像力が試される本なのかもしれませんが、私には、残念ながら合わなかったです。 もう少しエピソードを、深く読みたいなという気持ちでした。サクサク読める分、心に残らない本でした。。
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はぁ♡良かった。 サクサク読めた☆ ごはん大好きだし、食事の描写がすごく良かった。主人公もいい感じに気を抜けるタイプのポジティブさが大好き。 美味しいものを食べて、お仕事して寝る! そうやって生きていく!みたいなポジティブになれる本☆息抜きにおすすめな1冊☆
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