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アウターQ 弱小Webマガジンの事件簿 の商品レビュー

3.7

33件のお客様レビュー

  1. 5つ

    5

  2. 4つ

    13

  3. 3つ

    13

  4. 2つ

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2024/03/08

澤村伊智さんの連作短編集。 読みやすくて面白かったです。どのキャラクターも良かったですが、地底アイドル練馬ねりのキャラが特に良かったですね。斬新なライブでしたw 今回は星3かな〜と思いながら読んでいましたが、最後の「涙する地獄屋敷」読んで星4にUP。落とし方がうまいです。

Posted byブクログ

2024/03/02

短編集感覚でサクサク読めた。人間怖い系の、ホラー薄めのミステリー。 相変わらずキャラ立ちがすごい!地底アイドル練馬ねり絶対今後も出てきてほしい〜! 独立した小さな事件がぽつぽつ書かれていると思いきやすべてが繋がっていてしかも序盤から伏線があって…全然予想できないラストだった。 初...

短編集感覚でサクサク読めた。人間怖い系の、ホラー薄めのミステリー。 相変わらずキャラ立ちがすごい!地底アイドル練馬ねり絶対今後も出てきてほしい〜! 独立した小さな事件がぽつぽつ書かれていると思いきやすべてが繋がっていてしかも序盤から伏線があって…全然予想できないラストだった。 初出を見ると、ラストの事件に関わる章は書き下ろしで、露死獣、ハンバーガー、ユリエさんそれぞれは単体としての「事件簿」になってた。既出の話をうまーくからめてこのラストに持って行った感じなのかな…本当におもしろかった!

Posted byブクログ

2023/10/31

弱小webマガジン「アウターQ」くだらない噂話や不思議を取り上げている。三流のエンタメ娯楽のはずが、思いがけない秘密を掘り起こしてしまう。注目されたものの行きつく先は…。「歌うハンバーガー」「涙する地獄屋敷」が切なくて好きです。

Posted byブクログ

2023/09/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

全体としては、3.5な感じ。総体的に良い話というか、お行儀よくあるべきところで終わったので。良かったけどちょっと物足りない感。 「笑う露死獣」 オチの絶望感。家の2階に電話が引いてあるところはなんだろうと思ったがパソコンのフォルダでヤバイなと察した。それまで、不自然な感じで小野さんのエピソードが入ってくるし。 暗号を考えているうちにこの話のオチが思い付いたらしいが、ほんとに誰か真似してやれそうな案配でゾッとする。 「歌うハンバーガー」 ハンバーガーが食べたくなった。摂食障害とグルメレポ書きゆえに、食べ物の描写が多かったが、食べたくなって困った。 店主との変なやりとりも、最後のオチで腑に落ちる。ラーメン屋もいわゆる見える人なのか。アロハシャツは自覚的に現世に残ってるのか。面白いな。 「飛ぶストーカーと叫ぶアイドル」 犯人の視点で何が起きたか察することは出来るが、それ以外のどうやって死体を隠したのかのところは見落としていたので面白かった。 ブログの告知日時は24日だったが、主人公視点だと21日なのはなぜだろう?誤字? 「目覚める死者たち」 なんかイマイチだったが、主人公のトラウマに触れるというか、井出先輩との付き合いを語るのは良かった。これ絶対なにかあるなと感じる。あったわけだけど。 「見つめるユリエさん」 結局ゆりえさんの首を絞めるのか絞めないのか。この葛藤はもしかしたら、井出さんにもあるのかなあと思ったが、この話で、リクオ以外から見た井出先輩を描写するためだったかもしれない。アレアレ言わんし。 「映える天国屋敷」 さすがに一個人宅に客を呼び込むのはさばききれないだろうと思うのに、呼んじゃったのは軽率だなと感じた。断りを入れててもマナーの悪い人は来そうだし。 「涙する地獄屋敷」 練馬さんが名探偵してる。酔っぱらいということで、ずっと、ぼっちざろっくの廣井きくりをイメージしていた。 井出さんとリクオの関係について、もう少しエモいやりとりがあったら良かったなあと感じる。 続編は作れそうだから、またどこかで読みたい。

Posted byブクログ

2023/07/25

面白かった! それぞれ違う登場人物をメインとした短編集だが、全ての話が少しずつ重なっていくのは気持ちがいい。 そしてどの話もなんとなく後味が悪いことが多くて、私好みだった。別にバッドエンドが好きな訳ではないんだけど。 『小説NON』に掲載していた4作品と、書き下ろしが3作品...

面白かった! それぞれ違う登場人物をメインとした短編集だが、全ての話が少しずつ重なっていくのは気持ちがいい。 そしてどの話もなんとなく後味が悪いことが多くて、私好みだった。別にバッドエンドが好きな訳ではないんだけど。 『小説NON』に掲載していた4作品と、書き下ろしが3作品。 この書き下ろしが、まぁ素晴らしかった! というか、書き下ろし読まないと完成しないじゃんこれ!! 楽しかったです。

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2023/05/14

GWに本を読もうと意気込んで澤村さんの小説を数冊借りて、一番軽く読めそうだなと思い(←失礼)読み始めてびっくり。 面白い~。 短編集になっているんだけど、話は全部繋がっている。所々で感じていた違和感が最終話でピタッとはまって、それまでの話が走馬灯のようにわあ~となる。 湾沢さんを...

GWに本を読もうと意気込んで澤村さんの小説を数冊借りて、一番軽く読めそうだなと思い(←失礼)読み始めてびっくり。 面白い~。 短編集になっているんだけど、話は全部繋がっている。所々で感じていた違和感が最終話でピタッとはまって、それまでの話が走馬灯のようにわあ~となる。 湾沢さんを普通の人だと感じただけに少しショックでした。偏見やささいな勘違いが誰かの人生を狂わせることもあるのかな。私もやりかねない。 地底アイドルが特に好きだったので続編希望です。

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2023/02/26

アウターQというタイトルから想像できるように、澤村版「世にも奇妙な物語」と言った7つのエピソードからなる連作短編集。 ただ、そこはさすが澤村伊智、一筋縄ではいかない! 実は7つの内、3作が長編化するための書き下ろしとなっており、それにより独立していたそれまでのエピソードが、後半繋...

アウターQというタイトルから想像できるように、澤村版「世にも奇妙な物語」と言った7つのエピソードからなる連作短編集。 ただ、そこはさすが澤村伊智、一筋縄ではいかない! 実は7つの内、3作が長編化するための書き下ろしとなっており、それにより独立していたそれまでのエピソードが、後半繋がっていく様相にしてやられる。 もちろん、各エピソードも王道ミステリーから超常現象という良作揃い。 登場人物もそれぞれキャラクターが秀逸で、実写化したら『この役は誰だろう』的な想像も掻き立てられ、それが面白さに拍車をかける。 映像、舞台、どちらでも面白そうだ! オチが多少弱く感じるとの意見はあるだろうが、それでもとってつけた感がないのは、やはり作者の技量だと思うし、今の時代のSNS含め、何かを発信する事への責任にも一石を投じているのが素晴らしい。 決してホラーではないので、「ぼぎわんが来る」とかは苦手な方でも、澤村伊智の素晴らしさを知る事ができる貴重な作品だと思う。

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2023/02/16

「笑う露死獣」「歌うハンバーガー」「飛ぶストーカーと叫ぶアイドル」「目覚める死者たち」 「見つめるユリエさん」「映える天国屋敷」「涙する地獄屋敷」 7話収録の連作短編集。 これは文句なしに面白い。 軽いミステリーかと思っていると1話で早くもその毒気に当てられる。 ウェブマガ...

「笑う露死獣」「歌うハンバーガー」「飛ぶストーカーと叫ぶアイドル」「目覚める死者たち」 「見つめるユリエさん」「映える天国屋敷」「涙する地獄屋敷」 7話収録の連作短編集。 これは文句なしに面白い。 軽いミステリーかと思っていると1話で早くもその毒気に当てられる。 ウェブマガジン『アウターQ』に舞い込む奇怪な事件を、癖の強いスタッフ達が取材し、記事にして行くのだが、流れはどんどん不穏な方向へ。 誰が味方で誰が敵なのか?疑心暗鬼が止まらない。 逆転に次ぐ逆転には物の見事に騙された。 読後は人の心に潜む闇と悪意にヒンヤリする。

Posted byブクログ

2024/01/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

連作短編で、それぞれの話もまぁまぁ…なんて思ってたけど、 ラストにそうなるとは!とドキリとした。 でもこのラストって書下ろしの作品なんですね。 個人的にはこの作家の長編が好きかなぁ。 地底(料理)アイドルの練馬ねりのキャラがなんだかいいですね。

Posted byブクログ

2022/10/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

面白かったけどなかなか胸糞系。 実在の事件を扱うのは、あまり好きではない… 地下アイドルの練馬ねりさんがいい感じ。

Posted byブクログ