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アレックスと私 の商品レビュー

3.5

27件のお客様レビュー

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2025/12/12

100の語彙を使ってヒトと対等に交流した世界一賢いヨウム「アレックス」、その研究者アイリーン・M・ペパーバーグによる回想録。 ちなみにヨウムはオウムではなくて、ハトくらいの大きさのインコ。 そのアレックスが亡くなったところから始まるのだけど、世界じゅうから寄せられたアレックス...

100の語彙を使ってヒトと対等に交流した世界一賢いヨウム「アレックス」、その研究者アイリーン・M・ペパーバーグによる回想録。 ちなみにヨウムはオウムではなくて、ハトくらいの大きさのインコ。 そのアレックスが亡くなったところから始まるのだけど、世界じゅうから寄せられたアレックスへの弔意と賛辞の手紙やメールを延々と紹介していく第1章まるまる全部。P48までひたすら同じような内容で、まだ続くか!?ってなる。かなり飽きる。 著者のアレックスに対する愛はわかるけれど、読者には少々しんどい。クドい。 第2章から読み始めても問題ない。

Posted byブクログ

2025/09/13

この本を読むまで、アレックスというとても賢い鳥(ヨウム)を私は知らなかった。アメリカでは、テレビや新聞にも取り上げられて、とても有名だったようだ。2007年に亡くなったときには、訃報が「NY Times」や「Economist」 にまで掲載されたという。 著者のペパーバーグ博士...

この本を読むまで、アレックスというとても賢い鳥(ヨウム)を私は知らなかった。アメリカでは、テレビや新聞にも取り上げられて、とても有名だったようだ。2007年に亡くなったときには、訃報が「NY Times」や「Economist」 にまで掲載されたという。 著者のペパーバーグ博士は、クルミほどの小さな脳の鳥であっても人間の5歳程度のこどもと同等の物体や数の認知能力、計算ができることをアレックスと名付けたヨウムによって証明した。私はオウムなどの鳥が人間の言葉を「真似できる」くらいにしか思っていなかったが、アレックスによってそれは見事に覆された。質問された物体や数を言い当てるだけでなく、自分の意志を言葉を使って主張するアレックス。実際にその能力は、時に「信じられない」と思うくらいだ。 ペパーバーグ博士は、このアレックスとの実験、研究によって、人間がほかの生物よりも優位である、人間は言葉をつかって思考することができるという点でどんな生物よりも圧倒的に高等である、といった思想に風穴をあけた。特に博士が研究を始めた1970年代ごろはそのような考えが支配的で、ペパーバーグ博士の研究は「サイエンス」や「ネイチャー」などの一流科学ジャーナルから相手にもされなかったようだ。 しかし、そんな逆風の中でも自己の信念と確信をもって研究を続け、アレックスもそれに応えるかのように能力を開花させていき、人々の認識を変えるまでの大きな成果を生んだのだ。 私自身は、人間以外の動物を下等だとか特に意識して思っていたわけではなかったが、あらためてこの本を読んで考えさせられることはあった。この本はアレックスの性格もとても魅力的で気軽に楽しく読み進めたが、最後の「彼が教えてくれたこと」の章をよみ、このペパーバーグ博士のアレックスとの研究は、人間の自然界における優位性を主張する思想に大きなインパクトを与えたのであり、人間の位置付けを見直す契機へといざなうものであった。 アレックスが寿命より20年も早くなくなってしまったのは悲しいとしか言いようがない。アレックスの動画を少し見たら、このような研究のための実験が、ヨウムに耐えがたいストレスを与えたがために早くなくなってしまったのだ、とのコメントもあった。本の中では、週に一度の健康診断やヨウムにストレスがかからないように非常に配慮している場面が端々に見られたが、確かにそうかもしれない。なんでアレックスがなくなってしまったかは誰にもわからないだろう。ただ、やっぱり、目を見張る能力を示して動物の可能性と人間についてあらためて見直させてくれたアレックスには感謝したい。

Posted byブクログ

2025/04/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

鳥好きだけでなく動物好きな人や動物と喋れたらな...と考えたことが少しでもある人にぜひ読んで欲しい アレックスと教授の研究が無ければ今でもきっと鳥類全体の研究はここまで進んでいないだろうし、鳥は頭が悪いという評価のままだったと思う。 その常識を覆すために感情を隠して研究を続けてくれた教授には感謝しかない

Posted byブクログ

2025/02/14

研究者として一流だったのかもしれないがエッセイストとしては……。 喋るオウムについて詳しく読みたい方は第3章から読み始めることをおすすめする。 それ以前は読み進めるのが若干苦痛だった。 しかしアレックスの愛らしさには撃ち抜かれた。

Posted byブクログ

2024/12/27

とても苦労されたのだろうというのが伝わってくる。 研究を受け入れてくれる場所を確保する苦労話と業績を認めさせる苦労話が延々と続く。 オウムにも負担を与えたと言及されているけれど、愛があまり伝わってこない気がしました。 もう少し愛情物語かと期待したのが違ったようでした。

Posted byブクログ

2024/10/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

水車小屋のネネからの、関連本。アレックス、賢い。鳥ごとの性格も面白い。著者の方は、だいぶイレギュラーなキャリアなんだな。

Posted byブクログ

2024/10/16

次に読む本を探していた所、なぜか不思議と惹かれるものがあり手に取りました。 結果的に私はこの本に出会えて良かったです。 彼女たちの別れのシーンには胸を打たれ、ページを捲る手が止まってしまいそうでした。 読了後、当時の資料や動画を探してみましたがあまり見つけられず遺憾。 生前のアレ...

次に読む本を探していた所、なぜか不思議と惹かれるものがあり手に取りました。 結果的に私はこの本に出会えて良かったです。 彼女たちの別れのシーンには胸を打たれ、ページを捲る手が止まってしまいそうでした。 読了後、当時の資料や動画を探してみましたがあまり見つけられず遺憾。 生前のアレックスを知る事ができなかったこと、大変後悔しました。 もし有識者の方がおられましたらぜひ、教えていただきたいです。

Posted byブクログ

2024/05/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

書き出しの一章は主に著者の苦労が語られるが、おもしろかったのはやはり二章以降の研究パート。動物心理系の本を読んでいると、「算数のできる馬のハンス」だけでなく「手話のできるゴリラのココ」に関しても、研究者の恣意的な読み取りという問題があることが知れる。アレックスに関しても、実験の意に沿わない結果をアレックスの「おふざけ」として処理している傾向があり、首をかしげるところもあった(もちろんこの本はお堅い論文ではないので、実際は追試が可能な形で有意に検証されているのかもしれないが)。 その点を差し引いても、アレックスが他者との「約束ごと」である言語を扱えていたことは間違いがないし、独自の合成語「バネリー」(バナナ+チェリー=アップル)のエピソードなどは特におもしろかった。

Posted byブクログ

2024/08/02

「動物の知能や認知力は低い」という考えに対する、一人+一羽のバディの挑戦 会話ができるヨウム(鳥)として有名になり、日本でもTV番組「どうぶつ奇想天外!」等で知られたアレックスと、動物の認知力の研究者である著者。当時の「動物の知能や認知力は低い」と考える科学界の権威に対する、一...

「動物の知能や認知力は低い」という考えに対する、一人+一羽のバディの挑戦 会話ができるヨウム(鳥)として有名になり、日本でもTV番組「どうぶつ奇想天外!」等で知られたアレックスと、動物の認知力の研究者である著者。当時の「動物の知能や認知力は低い」と考える科学界の権威に対する、一人と一羽のバディによる挑戦の歴史です。著者の私生活や懐事情なども隠さず書かれていて、大学の研究員を続けるのって大変なんだなと気の毒に思う場面もありました。 アレックスが著者との訓練を通じて、信じられないようなコミュニケーション力、認知力を発揮していくのがなんとも痛快でした。「動物と対話する」と言葉にするとなんとも単純ですが、そこには「概念を共通させる」という高度な仕事が不可欠になってきます。「ものに名前を付ける」「色の違いを判別する」「形の違いを判別する」「数を数える」などは人間がごく当たり前に行っている行為ですが、その概念を持たないヨウムに教えるのは大変根気がいることだったろうと著者の努力がしのばれます。なんとアレックスの機嫌が悪い時には、あえて答えを間違えたり違うことを答えたりしたそうで、アレックスは相当高度なコミュニケーションをしています。そしてそれに素直に悔しがる著者の姿が、まるで反抗期の子と親のようで、単なる研究者と被験者の関係ではないことがうかがえます。 驚くべきことにアレックスは、寝る前に新しく覚えた単語をひとりごとで練習していたり、クラシック音楽を聞きながらリズムに合わせて体を揺らしトランス状態になったり、「ゼロ・無い」という概念も会得したそうで、私の想像を超える情報処理能力でした。実際にりんごの果肉を与えながら、りんご(apple)を教えようとしても、絶対に「バネリー」と返すアレックス。アレックスは、「バナナに似た味のチェリーみたいな食べ物」としてbanana + cherry = baneryと、自ら造語を作ったかもしれないというエピソードも出てきて、言葉を足し合わせるという創造性と、「名付ける」という概念をもっている可能性がアレックスにあることには本当に驚きました。 そもそも数十年前まで、動物は「オートマトン」という機械仕掛けの単純な反応しかできない、意思や思考がないロボットのようなものとしか思われてなかったとのこと。人間こそが生物として一番高等であり、他の動物は人間より下等であるという前時代的な考えがあり、それが宗教のベースになっていたりもします。神によってこの世の支配権が与えられた人間と、他の動物とは根本的にデキが違うというような言説がまかり通っていたのです。ましてやそれが科学界でも!この研究を始めた最初期、著者はおかしい人あつかいされ満足のいく研究環境を与えてもらえなかったことからも、当時の科学界の様子が分かります。 途中、知能の高い動物として有名な「賢馬ハンス」の話が出てきます。1900年代のドイツで、計算問題に蹄を踏み鳴らした回数で答える賢い馬として有名になったのですが、実際に計算していたのではなく、飼い主や周りの人間の無意識のうちの変化を読み取って、期待に応えていただけという話ですが、ある意味では数の計算よりも難しい「空気を読む」ことをしていたことになります。それだって結構すごいことだし、けっしてオートマトンにはできないことだと思います。私の実家の犬(愛すべきバカ犬)も、母が急な病気で苦しんでいる様を見たとき、心配そうにそばについていてあげていたそうで、こっちの予想以上に動物って雰囲気を読み取っているように思えます。 地道に結果を示し、科学界だけでなく世界中に驚きを与えたアレックス。これからどんな能力を発揮するのかまだまだ期待されていた中、突然約30年の生涯の幕を閉じてしまいます。訃報が流れると世界中から死を悼むメールが大量に届きました。アレックスから著者への最期の言葉は、毎日のお別れの挨拶「アイ・ラブ・ユー」だったというあまりにもドラマチック過ぎる展開にも驚きます。人間ですら簡単に正解を出せない愛の概念についてアレックスが理解できていたかは分からないし、単なる挨拶としていってただけかもしれないものの。 ペットに愛情をそそぐあまりにいきすぎた幻想をおしつけたくはないですが、心が通じ合えるような感覚が味わえたら嬉しいだろうな。でも動物の本音を知るってショックなこともかもしれないなあ。著者もアレックスが敢えて意地悪してくることに対して本気で苛立ってるし。でもホントの家族ってそんな感じですよね(笑)

Posted byブクログ

2023/01/18

アレックス――愛すべきヨウムと著者・ペパーバーグ博士の30年の研究の軌跡を書いた本。ヒトと鳥は言葉で交流できるのか。開始当時は研究とすら認めてもらえなかったこの研究をずっと続けてこられた博士の根気強さ、それに協力してきたアレックスと皆さん。さまざまな結果を残した彼らを尊敬する。も...

アレックス――愛すべきヨウムと著者・ペパーバーグ博士の30年の研究の軌跡を書いた本。ヒトと鳥は言葉で交流できるのか。開始当時は研究とすら認めてもらえなかったこの研究をずっと続けてこられた博士の根気強さ、それに協力してきたアレックスと皆さん。さまざまな結果を残した彼らを尊敬する。もう「鳥頭!」っていう罵り言葉は使えないかもしれません。

Posted byブクログ