この気持ちもいつか忘れる の商品レビュー
「俺は、ふりをしなくていいものを見つけたくてふりをしてるんだと思う」 つい心の本当の部分を外に出してしまった --- 外に出せなくなってどのくらい経つだろう 読んでてモヤモヤする感じがしっくりくる そして 見つからないように...
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独特な、住野さんぽいお話だなと思った。難しい。 人生はつまらないものだと思っているカヤの気持ちは少しわかるような気がする。そしてその時に感じた気持ちは、いつか忘れてしまうものなんだよね。こう感じた、という記憶はあっても、その瞬間の気持ちは覚えていられない。 色々とモヤッとした部分...
独特な、住野さんぽいお話だなと思った。難しい。 人生はつまらないものだと思っているカヤの気持ちは少しわかるような気がする。そしてその時に感じた気持ちは、いつか忘れてしまうものなんだよね。こう感じた、という記憶はあっても、その瞬間の気持ちは覚えていられない。 色々とモヤッとした部分もある…けど住野さんのお話はわりといつもそうなんだよな。それでも読んでる時にああ、わかる。って思うところがたくさんあるからすごい。見つからないように、にはどんな意味があったんだろう。
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う~ん、私には難しい…。 内容も、文章も、カヤの人生に対する考え方も、彼の内面も。 そんな生き方で、人生楽しいか?ムダじゃないか? でも彼は「楽しさ」を求めているわけではないけど。 でもさ、どうせ生きるなら、楽しいほうがいい。 「死ぬまで生きるだけ」って本当にそれでいいの? ...
う~ん、私には難しい…。 内容も、文章も、カヤの人生に対する考え方も、彼の内面も。 そんな生き方で、人生楽しいか?ムダじゃないか? でも彼は「楽しさ」を求めているわけではないけど。 でもさ、どうせ生きるなら、楽しいほうがいい。 「死ぬまで生きるだけ」って本当にそれでいいの? 「本編」は続きが気になり、とても面白かった。でもモヤモヤが残っている。 で、チカはいったい何だった?チカがカヤ以外に会っていたのはだれ? ラストで地元ですれ違った女性は? 「いってらっしゃい」の代わりのあいさつ、「見つからないように」も気になったまま。何らかの伏線になっているのかと期待したけど。回収されぬまま…。
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怠惰な生活を繰り返す高校生の彼、何もかもが退屈で絶望し、森の深くに迷い込んでしまったよう…… ある時、深夜のバス停で出会った、爪と目しか見えない少女 彼女はホントに存在するのかどうかも分からず、お互いの世界に、不思議なシンクロが巻き起こる…… どこかで何かが繋がっているのかもし...
怠惰な生活を繰り返す高校生の彼、何もかもが退屈で絶望し、森の深くに迷い込んでしまったよう…… ある時、深夜のバス停で出会った、爪と目しか見えない少女 彼女はホントに存在するのかどうかも分からず、お互いの世界に、不思議なシンクロが巻き起こる…… どこかで何かが繋がっているのかもしれないと、小さな実験を繰り返すことで、彼女の存在を信じたいと。 彼女の正義を守ることができるのか……
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★★★★★ この本では香弥一人の記憶が「忘れたくない大切なこと」だったけれど、現実世界では、戦争や災害や事故などについて同じような気持ちを抱く人がいるのではないかと思った。紗苗の「忘れても大丈夫」という言葉は心に染みる。自分にとっての「この気持ち」を抱いたことがあったように思うけれど、それが何だったかかすら覚えていない。そういうものなのかもしれない。でもやっぱり紗苗と同じく「音楽」かもしれないな。先日再読した京極夏彦『姑獲鳥の夏』は物語の中に入り込んでしまう素晴らしい作品だったけれど、本作品は現実世界の読者の心に染み込んでくるという別な意味での素晴らしい作品でした。機会があったら付属CDの曲を聞いてみたい。
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うーん。可もなく不可もなく。 すごく面白くもなく、つまらなくも無い。 君の膵臓をたべたいのが好きかなぁー。
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『この気持ちもいつか忘れる』 深いなあって思った。 「この気持ちもいつか忘れる」んだから、 フリなんかしてないで、 今日の自分の気持ちを伝えたいと 思った。 先が気になって、 一気読みしたけど、 なんだろう、 いろいろモヤモヤが残る。 結局あれはどうなったんだろう。 ってのが...
『この気持ちもいつか忘れる』 深いなあって思った。 「この気持ちもいつか忘れる」んだから、 フリなんかしてないで、 今日の自分の気持ちを伝えたいと 思った。 先が気になって、 一気読みしたけど、 なんだろう、 いろいろモヤモヤが残る。 結局あれはどうなったんだろう。 ってのがいくつかあるって感じかな。 感想としては 面白かったし、 考えさせられる部分もあったんだけど やっぱりモヤモヤする。 だから、これ読んだ人と感想 話したい。 あと、私は「空っぽ」の 解釈ができない。 青くて痛くて脆いもそうだったけど、 「空っぽ」ってどういうことなんだろう。
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内容が、よくわからなかった。昔の気持ちも忘れることの意味はわかる。学生時代のチカは、なんだったんだ。
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声を大にして言いたい。 この本は大人に読んでほしい! 表紙と本の帯に惑わされないでほしい。 若者向けの小説と思って敬遠しないでほしい。 この本は、この本のタイトル「この気持ちもいつか忘れる」のメッセージは、10代が遠い過去になった今だからこそ心に深く刺さったのだと思います。...
声を大にして言いたい。 この本は大人に読んでほしい! 表紙と本の帯に惑わされないでほしい。 若者向けの小説と思って敬遠しないでほしい。 この本は、この本のタイトル「この気持ちもいつか忘れる」のメッセージは、10代が遠い過去になった今だからこそ心に深く刺さったのだと思います。 もちろん若者が読んでも面白いはずです。誰が読んでも面白い、面白いからこそ幅広い年齢層に手に取ってほしいです。
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初めて手に取った住野さんの本。 この作家さんにとっては(『か「」く「」し「」ご「」と「』でもそうだったけど)恋 x ファンタジーなのだろうか。面白いけどモヤモヤが残る作品だった。 「本編」は、カヤとチカの物語。主人公カヤは、何にも心を動かされずに、死なないから生きているだけの男子高校生16歳。だが、異世界の少女(チカと名付ける)との邂逅をきっかけに、彼の世界は一変。姿の見えないチカと少しずつお互いへの理解を深め、距離が近づいていき、彼は感情を取り戻してゆく。彼女への思いを募らせるカヤ。しかし、2人の関係は、突然終わりを迎える。 ・・・カヤがこじらせ男子だから(爆) 自分「だけが」彼女の特別でありたい。他の誰とも関わって欲しくない。でなければ裏切り。そうでなければ、自分の特別感が感じられなくなってしまうということ・・・「あなたは誰でも良かったのよ。自分のことを特別だと思わせてくれる人なら」と、見抜かれてしまう。 「誰にも望まれないアンコール」 チカと別れてから15年。香弥(カヤ)は30にして「俺は老いた」と言っている。拗らせが悪化(笑) 表面的には相手の気持ちを汲み取り、やれる範囲でその期待に応える。恋愛も仕事も、表面的にはそつなくこなす。彼は、そんな大人になっていた。 一方でチカとの「特別な」記憶に執着し手放せないまま。元同級生の須能紗苗と偶然再会する。(驚いたのは香弥が彼女の名前すら忘れていた、というか記憶になかったこと。高校時代の彼にとって同級生は「田中」「斎藤」「鈴木」など、いくつかの名前で分類するだけの存在だったのだ!!)彼女とは恋人関係になるのだが、婚約という段階になって耐え切れず、チカとのことを打ち明ける、そして。。。 ............ 年を取れば失うものも多い。今生の別れでなくとも、失恋したり、自分の方から離れたり、あるいは今のような別れの季節には、去って行く愛しい人たちに幸せあれと願いながらただ見送ることしかできないこともある。 その人にとって自分が「特別」であり続けることを望めば、カヤのように執着して苦しい。自分の感情だけが自分のものだから。 大切な関係や思い出には感謝し、手放したいと思う。そして心を開き、新しい出会いに心を震わせ、また新しい「特別」を育みたい。そうすれば、かけがえのない思い出が、またひとつ増えてゆく。 「その気持ちもいつか忘れる」けれど「その気持ちは決して消えることはない」のだ。
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