たとえ天が墜ちようとも の商品レビュー
マックス・ルパート刑事と親友のボーディ・サンデン弁護士(教授)が、妻殺しの事件の訴追側と弁護側で対決、という要約をもとに読み始める。 法廷ミステリは苦手なので躊躇してたが、そんなにガチの白熱対決でなくてよかった(ふっー) 友情と正義、どちらも大切に扱われてます。 それにしてもこの...
マックス・ルパート刑事と親友のボーディ・サンデン弁護士(教授)が、妻殺しの事件の訴追側と弁護側で対決、という要約をもとに読み始める。 法廷ミステリは苦手なので躊躇してたが、そんなにガチの白熱対決でなくてよかった(ふっー) 友情と正義、どちらも大切に扱われてます。 それにしてもこの作者、終盤のたたみかける展開とどんでん返し的なケリのつけ方が凄まじい。お気に入りです。
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アメリカの作家アレン・エスケンスの長篇ミステリ小説『たとえ天が墜ちようとも(原題:The Heavens May Fall)』を読みました。 アレン・エスケンスの作品は1年半前に読んだ『償いの雪が降る』以来ですね。 -----story------------- この絆が断ち切...
アメリカの作家アレン・エスケンスの長篇ミステリ小説『たとえ天が墜ちようとも(原題:The Heavens May Fall)』を読みました。 アレン・エスケンスの作品は1年半前に読んだ『償いの雪が降る』以来ですね。 -----story------------- この絆が断ち切られても、 彼らは陪審裁判を戦い抜く。 刑事と弁護士、親友同士の正義が衝突する! 『償いの雪が降る』の著者の鮮烈な法廷ミステリ 高級住宅街で女性が殺害された。刑事マックスは、被害者の夫である弁護士プルイットに疑いをかける。 プルイットは、かつて弁護士としてともに働いたボーディに潔白を証明してくれと依頼した。 ボーディは引き受けるが、それは親友のマックスとの敵対を意味していた。マックスとボーディは、互いの正義を為すべく陪審裁判に臨む。『償(つぐな)いの雪が降る』の著者が放つ激動の法廷ミステリ! 解説=若林踏 ----------------------- 2016年(平成28年)に刊行されたアレン・エスケンスの長篇第3作です。 ■第一部 死 ■第二部 ディフェンス ■第三部 公判 ■解説 若林踏 マックス・ルパートはミネソタ州ミネアポリス市警の有能な刑事……彼は高級住宅街の路上で発見された女性の遺体を相棒のニキ・ヴァンと調べ、被害者の夫であるベン・プルイットを容疑者とみなす、、、 プルイットはかつて裁判でマックスを不当に追い詰めるようなことをした、いわば因縁の相手……そして刑事専門弁護士であるプルイットは、かつていっしょの事務所で働き、現在はロースクールの教授をつとめるボーディ・サンデンに自分の潔白を証明してほしいと依頼する。 ボーディ・サンデンは過去に法廷弁護士として働き、数々の裁判で勝利をおさめてきた……しかしある事件がきっかけとなり、弁護士は引退、、、 とはいえ資格はそのままなので、かつての仲間であるプルイットの弁護を引き受け、数年ぶりに法廷へ復帰する……マックスもボーディも信頼に足る好人物であり、どちらも真摯に事件を追い、真相のために法廷で戦うことになる……。 面白かったー アガサ・クリスティ作品の『検察側の証人』的な面白さでしたね……刑事のマックス・ルパートと弁護士のボーディ・サンデンの出会い、そして友人として固い絆を結ぶに至ったきっかけの事件や、マックスの妻が亡くなったときの涙がにじむような切ないエピソードも語られ、双方に感情移入してしまいました、、、 親友同士の刑事と弁護士が、検察側と弁護側に分かれて対立し、法廷で戦う! 心が揺さぶられ、胸を打つ展開ですよねー どちも応援した気持ちになっちゃいましたね……二人がとても魅力ある人物として描かれているだけに、葛藤が強まるんですよね、、、 そして、検察官と弁護士のテクニカルな駆け引きのリアリティが物凄くて、刑事による捜査小説とリーガル・サスペンスの面白さ、バランス良く両方をしっかり味わうことができることも本書の魅力です……想定外の真相が明らかになる結末も鮮やか! 人物の描写とミステリの要素、両社の歯車が巧い具合に噛み合う感覚がむっちゃ心地良かったですね。 アレン・エスケンスの他の作品も読みたいなー
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CL 2023.11.23-2023.11.25 「償いの雪が降る」のスピンオフ。 今頃この作品の存在を知って遅ればせながら読む。 殺人事件をめぐって警察官と弁護人という敵対する二人が主人公。 なので単なる警察小説ではなく、法廷小説というだけでもない。どちらもが正義を為すために力...
CL 2023.11.23-2023.11.25 「償いの雪が降る」のスピンオフ。 今頃この作品の存在を知って遅ればせながら読む。 殺人事件をめぐって警察官と弁護人という敵対する二人が主人公。 なので単なる警察小説ではなく、法廷小説というだけでもない。どちらもが正義を為すために力を尽くす。敵対する立場でもどちらにも感情移入できて気持ちよく読めた。
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※このレビューにはネタバレを含みます
最後がちょっと走りすぎた印象。もっといい終わりかたはなかったのかなー ライラやジョー、ニキとマックス、ジェニとアレクサンダー、娘のエマどれでもいいので 最後に出してほしかった ただ、序盤から終盤まで目が離せず、二転三転していく物語は圧巻だったし、同じものを二つの視点から見る物語は両者に理解が出来て読んでいて楽しかった
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アレン・エスケンスの邦訳2作目。 「償いの雪が降る」では普通の大学生ジョーが事件に巻き込まれて行きましたが、それを助けてくれた刑事と弁護士が主役です。 高級住宅街で事件が起きた。 刑事マックス・ルパートは、被害者の夫プルイットを逮捕する。 夫のほうは、ボーディ・サンデンに弁護を...
アレン・エスケンスの邦訳2作目。 「償いの雪が降る」では普通の大学生ジョーが事件に巻き込まれて行きましたが、それを助けてくれた刑事と弁護士が主役です。 高級住宅街で事件が起きた。 刑事マックス・ルパートは、被害者の夫プルイットを逮捕する。 夫のほうは、ボーディ・サンデンに弁護を依頼。教授で弁護士でもあるボーディは、冤罪を巡ってジョーの力になってくれた人物であり、マックスの親友でもあるのだ。 親友同士の対決… どちらも正義感が強く、ごまかしもしないが、譲りもしない。 マックスは妻ジェニの交通事故死が解明されていないことをいまだに引きずっています。 ボーディにも苦しみがある。 「たとえ天が墜ちようとも」というタイトルは、「正義を為せ」と続く。 1作目は長い時間をかけて熟成されたデビュー作で、若者の成長譚でもあるので、独特な厚みと細やかさがありました。 2作目の雰囲気は、プロ同士の話。 アメリカのミステリにある刑事もの弁護士ものの手堅いタイプという印象ですが、作者自身が25年もキャリアのある刑事弁護士だった裏打ちもあり、法廷の説得力がさすがです。 ジョーの恋人ライラも仕事に関わっていて、成長したジョーの姿も垣間見せてくれます。 こうした関係性が世界を膨らませていて、皆いい人たちばかりなために、嬉しさを倍加させてくれます。
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初読み作家。筆者の元職業は刑事弁護士、して題名からすると、展開は概ね読めそうなだけに、同調理されるかが期待し、満足の行く展開だった。 ボーディVsマックス、マックスVsベン、ベンVsボーディ 何れとっても信頼がもととなる人間関係であった。 刑事マックス、刑事弁護士ベン、元弁護士...
初読み作家。筆者の元職業は刑事弁護士、して題名からすると、展開は概ね読めそうなだけに、同調理されるかが期待し、満足の行く展開だった。 ボーディVsマックス、マックスVsベン、ベンVsボーディ 何れとっても信頼がもととなる人間関係であった。 刑事マックス、刑事弁護士ベン、元弁護士で、現在はロースクール教授のボーディが職においての立ち位置のあって各々の正義を貫こうとすると「誰かが嘘をついている」状況が見えてくる。前半、刑事の妻ジェニの交通事故死と未解決の真相に足元が揺らぐ心情が細かく描かれている‥そこへ加わる形で弁護士の妻殺害事件の操作が同時進行の形となって行く。 主に心情がダイナミックに、或いは静謐な押さえたタッチで綴られて行くのは刑事と弁護士ボーディ。知的なサイコパスともいえる法的専門職の裏の顔が見えた後味悪いラストながら、一旦一時釈放・・そしてまんまと馬脚を露すあいつの正体、断末魔のあくどい動きそして断罪・・刑事の妻殺害事件と本事件とのつながりの報告書が見事に最期を締め切った。
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『償いの雪が降る』に出てきた刑事と教授(弁護士)が主人公。 読んでいなくてもまったく支障はないけど、彼らがどちらも信頼のおける人物で、いい友人同士ということがわかっているとより一層、その二人が対立しなければならない状況のつらさが浮き彫りになる。 女性が殺害され、その夫が疑われる...
『償いの雪が降る』に出てきた刑事と教授(弁護士)が主人公。 読んでいなくてもまったく支障はないけど、彼らがどちらも信頼のおける人物で、いい友人同士ということがわかっているとより一層、その二人が対立しなければならない状況のつらさが浮き彫りになる。 女性が殺害され、その夫が疑われる。なんとか犯行を証明しようとする担当刑事と、依頼人の無罪を証明しようとする弁護士、その両側からの視点で描かれる。 どちらも正義のために力を尽くしているのがわかるだけに、片方に有利な事実が判明すればもう片方には不利ということになり、読んでいるこちらはとても複雑だ。ただ、どちらかというと弁護側に肩入れしたくなるかもしれない。 刑事は数年前の妻の死を引きずっており、その危うさは本人も自覚していて、思い込みで間違った方向に舵を切ってしまうのではないか、という不安がつきまとう。違法に証拠をでっちあげるとは思わないけれど、どこか信用しきれない。 一方、弁護士の方も過去に苦しめられているが、それはむしろ「絶対に罪のない人を有罪にしない」という信念を強固にしていて、有利に働いているように思う。 リーガル・サスペンスが面白いのは、真相さえわかればいいわけではないところ。起訴して有罪にできるか、あるいは無罪にできるか。そこには政治的な思惑も絡んできて一筋縄ではいかない。 どちらの主人公も人の道に反することはしないと信じられるので、その点ではストレスなく読むことができた。 翻訳ではこれが2作目だが、実際はこの前にマックスの弟の事件が、そしてこの後にジェニの事件についての話もあるらしい。できれば刊行順に訳してほしかったなあ。 ひとまず翻訳3作目を早く読みたい。こちらは『償い〜』と同じくジョーが主人公とのこと。
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「償いの雪が降る」 「過ちの雨が止む」 「たとえ天が墜ちようとも」 一作目を読んだ後、このタイトルは秀逸だなと… 二作目のあらすじから、タイトルが意味するラストが用意されてるぞと…なるほど(T-T) 否が応でも期待高まるこのタイトル! 「たとえ天が墜ちようとも」 弁護...
「償いの雪が降る」 「過ちの雨が止む」 「たとえ天が墜ちようとも」 一作目を読んだ後、このタイトルは秀逸だなと… 二作目のあらすじから、タイトルが意味するラストが用意されてるぞと…なるほど(T-T) 否が応でも期待高まるこのタイトル! 「たとえ天が墜ちようとも」 弁護士復活のボーディーが何度も心に誓うこの言葉 ”天墜つるとも、正義を為せ‘’ ボーディー・サンデンが格好良すぎ! エスケンスのタイトル格好良すぎ(//∇//) そして今回もラスト爽快でございます!満足!
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うどんは好きですか? うちは家族みんな好きなんですよね そしてうどんといえば讃岐うどん 讃岐うどんといえば丸亀製麺ですよねw 安くて美味しい! 先日暑かったのでざるうどんなんかいいかな?と奥さんと一緒に行ってきたんですが 奥さんはトマたまカレーうどん食べてましたw 暑いときこ...
うどんは好きですか? うちは家族みんな好きなんですよね そしてうどんといえば讃岐うどん 讃岐うどんといえば丸亀製麺ですよねw 安くて美味しい! 先日暑かったのでざるうどんなんかいいかな?と奥さんと一緒に行ってきたんですが 奥さんはトマたまカレーうどん食べてましたw 暑いときこそ熱いもの食べる派なんですよね 自分は暑いときこそ熱いもの食べる…はぁあ?なので初志貫徹でざるうどんを食べましたよ そして丸亀製麺といえば種類豊富な天ぷらですよね 中でも『かしわ天が美味しいのよ』なんちて さて『たとえ天が堕ちようとも」です 『償いの雪が降る』に続くエスケンス2作目です 変なダジャレにしちゃいましたが邦題がかっこいいですよねもうセンスしか感じないです 中身の方は今回法廷ものなんですが単純な法廷ミステリーでは終わらす色々詰め込まれてます 色々詰め込まれてるけどごたごたしてないところがさすがでした 二人の主人公がかっこいいんすよね 二人の信念とか決して譲らない矜持 「天堕つるとも、正義を為せ」 かっこいい!
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※このレビューにはネタバレを含みます
普通に怪しいけどどう考えても犯人とは思えない、むしろそっちの方が納得できるけど、いやいやそんなに執着して大丈夫なのか…と主人公にハラハラしながら読む。それぞれの過去、友情などがもつれながら、ええええ、そうなのかという結末へ。そこ、もうちょっと詰めてほしかったと思うような偶然もあるが、濃密な人間関係とパズルがカチリとハマる面白さ。前作の登場人物が出てくるのもお楽しみで良かった。
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