1,800円以上の注文で送料無料

たとえ天が墜ちようとも の商品レビュー

4.3

25件のお客様レビュー

  1. 5つ

    10

  2. 4つ

    10

  3. 3つ

    3

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2021/11/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

普通に怪しいけどどう考えても犯人とは思えない、むしろそっちの方が納得できるけど、いやいやそんなに執着して大丈夫なのか…と主人公にハラハラしながら読む。それぞれの過去、友情などがもつれながら、ええええ、そうなのかという結末へ。そこ、もうちょっと詰めてほしかったと思うような偶然もあるが、濃密な人間関係とパズルがカチリとハマる面白さ。前作の登場人物が出てくるのもお楽しみで良かった。

Posted byブクログ

2021/07/03

『償いの雪が降る』につづき2冊目。前作では主役を助ける2人が主役に。面白かった。犯人は想定がつくが、最後の展開は予想外だった。この作家の作品は他に4作もあるそう。次の作品を心待ちにする作家がまた一人加わった。

Posted byブクログ

2021/04/26

星4つにしたデビュー作の感動を思い出し期待度高く読み始めたのだが。妻殺しの被告となった弁護士プルイットを間に挟んで、妻を交通事故で亡くした刑事マックスと、プルイットの弁護を担当することになったボーデイ(マックスとはいい友達)の対立と犯人探しが進む。冒頭から刑事マックスが主人公で進...

星4つにしたデビュー作の感動を思い出し期待度高く読み始めたのだが。妻殺しの被告となった弁護士プルイットを間に挟んで、妻を交通事故で亡くした刑事マックスと、プルイットの弁護を担当することになったボーデイ(マックスとはいい友達)の対立と犯人探しが進む。冒頭から刑事マックスが主人公で進むのかと思いきや、途中からボーデイが第二の主人公として登場し、その後は二人が主人公となるのだが、これがあまり成功しているとは言い難い。どちらにも魅力的なパートナーやバディがいたりするし、もっとキャラクターを描き込めば物語の強度や魅力度もアップしたのでは。 思わずメモしたくなるようなセリフや記述がなかったのもちょっと残念。シンプルで読みやすい語り口ではあるのだがね。3.2

Posted byブクログ

2021/03/07

デビュー作(償いの雪…)を先に読むか、こちらを読むのかで作者(作風)に対する印象が相当変わる。登場人物こそ重複しているものの、本作は本格的な法廷スリラーであり、検察官と弁護士双方が法廷戦術を次から次へと駆使する終盤の展開は正義と真実が相反する皮肉な結末と相まってTVドラマ(グッド...

デビュー作(償いの雪…)を先に読むか、こちらを読むのかで作者(作風)に対する印象が相当変わる。登場人物こそ重複しているものの、本作は本格的な法廷スリラーであり、検察官と弁護士双方が法廷戦術を次から次へと駆使する終盤の展開は正義と真実が相反する皮肉な結末と相まってTVドラマ(グッドワイフとか)さながら。ヒューマンドラマ色の強いデビュー作の好ましさに比べて☆ひとつ減。

Posted byブクログ

2021/01/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

図書館の本 読了 内容(「BOOK」データベースより) 高級住宅街で女性が殺害された。刑事マックスは、被害者の夫である弁護士プルイットに疑いをかける。プルイットは、かつて弁護士としてともに働いたボーディに潔白を証明してくれと依頼した。ボーディは引き受けるが、それは親友のマックスとの敵対を意味していた。マックスとボーディは、互いの正義を為すべく陪審裁判に臨む。『償いの雪が降る』の著者が放つ激動の法廷ミステリ! 『償いの雪が降る』が面白かったので続けて読んでみた。 法廷ミステリとあったけれども、法廷に持ち込むまで、持ち込んでから、がおもしろい。 だれが真実を述べていてだれが虚偽を述べるのか。 ボーディとマックスの関係も、ベンとボーディの関係もマックスとベンの関係も、いずれも信頼でしかないけれど、3人の関係になると虚偽が紛れ込む。 ベン、あなた、かなり、だよなぁ。 サイコパスの特徴。人当たりが良く、最初は人当たりがいい。 エマがこのままマックスのうちで大きくなれると良いけれどこの場合は親権どうなるんだろうか。 面白かったので引き続きこの作家さんはチェックです。 The heavens may fall by Allen Eskens

Posted byブクログ

2020/12/15

後半一気に展開したかのように見えましたが、前半の細かな描写があるからなるほどなあと思わせるものがありました。重厚でスリリングなアメリカ法廷がリアルに感じられました。もはや、私にとっては日本の法曹界より馴染み深いかも。天が堕ちようとも真実を、、、実に刺さる言葉。生きる指針にもなりま...

後半一気に展開したかのように見えましたが、前半の細かな描写があるからなるほどなあと思わせるものがありました。重厚でスリリングなアメリカ法廷がリアルに感じられました。もはや、私にとっては日本の法曹界より馴染み深いかも。天が堕ちようとも真実を、、、実に刺さる言葉。生きる指針にもなります。ただ、あの証人への追及は弱かったんじゃないの?と思わざるを得ませんね。そしてベン!○○野郎!です。同テーマを扱った映画を思い出しました。ラストシーンも素晴らしく、ここからスタートする作品が待たれます。ボーディとマックスの友情のリスタートを祈るばかりです。

Posted byブクログ

2020/11/26

弁護士は辞めロースクールの教授をしているボーディ・サンデスに弁護の依頼が。旧知の弁護士ベン・プルイットが妻ジェネヴィエヴ殺害の嫌疑をかけられている。本人はシカゴにいてアリバイがあると主張するが、夜から朝までホテルにずっといたとは証明できない。しかし検察側も強引に起訴しようとする。...

弁護士は辞めロースクールの教授をしているボーディ・サンデスに弁護の依頼が。旧知の弁護士ベン・プルイットが妻ジェネヴィエヴ殺害の嫌疑をかけられている。本人はシカゴにいてアリバイがあると主張するが、夜から朝までホテルにずっといたとは証明できない。しかし検察側も強引に起訴しようとする。被害者遺族は大金持ちで検事は次期判事になるための支援が欲しいのだ。また担当刑事マックスは妻を轢き逃げされ失意の日々。そこへ彼女を轢いた車の情報が入って来る・・息詰まる法廷戦術の行方は・・・ むむむ。これは面白かった。マックスの妻の件と本筋と繋がる様が素晴らしい。弁護士、刑事交互に事件を描写するのもいい。深夜に被告を目撃した隣人=鍵をどう処理するか、巧い。 ※長いネタバレ 陪審は何と有罪判決を下す。その後プルイット宅から血まみれのシーツと使用済みのコンドームが見つかる。ジェネと関係があったかも知れない男ケイガンのDNAサンプルが欲しいが検察は令状を取らない。ケイガンを尾行し何とか鼻を噛んだティッシュを入手。再審理で、ケイガンを証人として出廷させると、被害者とのとの関係について黙秘権を行使したいと言う。検察はケイガンに免責特権を与えて証言させることは可能である。しかし、免責特権を与えるのを拒否すれば、検事自身が、プルイットではなくケイガンが殺した可能性を認めていることになる。もしプルイットが殺したと自信があれば、ケイガンの罪は偽証罪に過ぎないので、免責特権を与えるはずだ。選択を迫られた検事は免責特権を与えなかった。そして被害者遺族からプレッシャーを、与えられた検事は最終弁論の期日を伸ばそうとする。するとボーディはプルイットの一時釈放を求め、判事は認めた。これは無罪になった事を意味する。有罪だと思うなら判事が釈放するわけがない。 そして外を自由に歩くプルイットは隣人マリーナとキスしていた。実は妻を殺害していたのだ。目撃したと主張する隣人とは愛人関係にあり、赤い車とは彼女のもので、シカゴから彼を乗せてきた。最初彼を目撃したと証言して起訴させて、後に証言を覆して見なかったと言って一旦無罪になれば、一事不再審の法則に守られ二度と起訴されないのを狙ったのだ。その事がバレたのを知ったプルイットはボーディを殺そうとする。そこに駆けつけた刑事マックスは、妻殺害事件について、情報を持ってるとプルイットに言われる。しかしマックスはプルイットを射殺する。 プルイットの事務所の清算人になったボーディが見つけたファイルはレイ・クロールという名のもの。報告書には、マックスの死んだ妻ジェニファーの名前、轢いた車カローラ、そして電話の会話を録音したものが。そのファイルをマックスに渡して、小説は終わる。

Posted byブクログ

2020/11/24

法廷シーンが格別❣️刑事マックスとボーディ教授の対決、裁判では、全人生をかける当事者の様に興奮した。凄いの言葉しか思い当たらない。前作も心打たれたがそれ以上に感動した。

Posted byブクログ

2020/11/04

読んでいる途中で前作を即注文した。 ある状況がヒントになるのに作者に巧妙に隠されてしまっている。騙されて快感。

Posted byブクログ

2020/11/03

高級住宅街での殺人。被害者の夫ブルイットに疑いをかける刑事マックス。一方マックスの友人弁護士ボーディはブルイットの潔白を証明するため弁護を引き受ける。話はこの二人が法廷で対峙するところから始まり回想へと続く。一章でマックス側に十分思い入れをしたのち、二章でボーディにも寄り添ってし...

高級住宅街での殺人。被害者の夫ブルイットに疑いをかける刑事マックス。一方マックスの友人弁護士ボーディはブルイットの潔白を証明するため弁護を引き受ける。話はこの二人が法廷で対峙するところから始まり回想へと続く。一章でマックス側に十分思い入れをしたのち、二章でボーディにも寄り添ってしまい、その後は何が真実なのか本当にヤキモキしながら読み進めることになった。タイトル通りの彼らの誠実さがわかるだけに、真実がわかり犯人の狙いが明らかになったときはもう‼こんなラストとは思いもしなかった。人物の重なる次の1冊にも期待。

Posted byブクログ