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フィッシュ・アンド・チップスの歴史 の商品レビュー

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2024/09/14

https://kinoden.kinokuniya.co.jp/seijo/bookdetail/p/KP00034324/

Posted byブクログ

2022/01/11

フィッシュ&チップスと産業革命の関わりが分かったりと歴史に深く関わっていてなかなか読みごたえがあった!!

Posted byブクログ

2022/01/04

美味しいフィッシュ&チップスになかなか巡り会えない。かと言ってこのまま引き退るのも癪に触る。そんな中ギリシャ系の著者が歴史を紐解くと聞き、美味しい出会いにも期待してみることにした。(ここでも「食べる」より「読む」を優先…) 起源–発展–イギリスらしさ–エスニシティ–フィ...

美味しいフィッシュ&チップスになかなか巡り会えない。かと言ってこのまま引き退るのも癪に触る。そんな中ギリシャ系の著者が歴史を紐解くと聞き、美味しい出会いにも期待してみることにした。(ここでも「食べる」より「読む」を優先…) 起源–発展–イギリスらしさ–エスニシティ–フィッシュ&チップスの意味…と、これ一冊で充分じゃね?と思わしめるほどの専門書ぶり。 揚げた魚とじゃがいもがいつ・どこから登場してくるのか。文献を辿る旅もなかなかに忍耐を要したけど、調理風景とか(美味しいかは別にして)ちょこっと味見したくなることもあったり。古くからそれらしい料理はあったらしく、ディケンズの時代に本格化し始めたっぽい。早い段階で専用の調理機器が開発されたり第一次世界大戦時には各地に専門店が存在していたという(!) 外来のチェーン店に押された時期はあっても、今日まで根強い人気を誇っているのが日本の寿司をちょっぴり思い起こさせる。 ・元は労働者階級向け(2ペンスで買えた時代もあったとか) ・元祖持ち帰り料理 ・お店は基本的に家族経営 どこを取っても気位は高くないし、そりゃ嫌でも身近になる。「今や国民食」と明言されているし。 「フライド・フィッシュ」の出どころがユダヤ文化だったのは意外すぎた。(あくまで自分が受けた印象だけど)ユダヤ人をフライド・フィッシュを揚げたにおいがすると囃し立てたくせに、後々になって国民食だと何食わぬ顔でいられるのが不思議でならない…食べられればそれで良いってものなのか。そう考えると、ルーツを辿ることは決して間違いでも無駄足でもないと信じていられる。 そんな紆余曲折を踏まえられた栢木氏(訳者)による「やり取り」は、自分もこうして本当の意味で食を理解できるようになりたいと思ったものだ。美味しい出会いには(やっぱり)食べていかないと行き着かないから、この先も臆せず探求していきたい。巡り会えたその時は、本書での出会いを思い返そう。 ※漢字に横文字のルビを振る書き方は邪魔くさかったかな汗(「市民農園/アロットメント」etc.)

Posted byブクログ

2021/04/03

自分はフィッシュ・アンド・チップスにとにかぬ目がない。英国のパブで食事をする場合、メニューを見ずにこれを選ぶ。英国は食事が美味しくない、という先入観を持つ人が多いが、地元で人気のフィッシュ・アンド・チップス店に連れて行ってもらったとき、その印象は打ち砕かれた。 さておき、本書はフ...

自分はフィッシュ・アンド・チップスにとにかぬ目がない。英国のパブで食事をする場合、メニューを見ずにこれを選ぶ。英国は食事が美味しくない、という先入観を持つ人が多いが、地元で人気のフィッシュ・アンド・チップス店に連れて行ってもらったとき、その印象は打ち砕かれた。 さておき、本書はフィッシュ・アンド・チップスの歴史に迫る結構な長編。誕生から作り方、使われる魚の種類、食事の裏にあるイギリス階級社会などなど…よくここまで書いたものだ。一つ面白かったのはここまで国民食のように取り扱われながら、実は生粋のイギリス食ではなかったこと。当地のユダヤ人が食べていた揚げた魚。ベルギーから入ってきたフライドポテト。それと合わせて19世紀後半に流通網が整備され、沿岸部以外でも魚が手に入れやすくなったこともあり、揚げた魚とフライドポテトの組み合わせが人知れず市民権を得ていったようだ。 読了したその足で、近くのフィッシュ・アンド・チップスの持ち帰り店に駆け込んだ。

Posted byブクログ

2020/12/09

どの魚だったんだかどうやってみんなわかるんだろうと思いながら(二人でハドックと鱈とチップスを頼んだがハドックと鱈の違いはいつもほんとにわかりにくかった)ともかくおなかにたまって、胸もいっぱいになって、ビールが欲しくなる。 ユダヤ的なものがそれだけ嫌われていたこと、なんだかんだ言っ...

どの魚だったんだかどうやってみんなわかるんだろうと思いながら(二人でハドックと鱈とチップスを頼んだがハドックと鱈の違いはいつもほんとにわかりにくかった)ともかくおなかにたまって、胸もいっぱいになって、ビールが欲しくなる。 ユダヤ的なものがそれだけ嫌われていたこと、なんだかんだ言ってかなり外国人が混じりこんでいる国だったこと、貧富の差は階層差になってお互いに?否定的なイメージを持っていたこと、なんだかんだ言って豊かになってきたこと。 外国人観光客が一番身近に試せるイギリスらしい食べ物だったのだよね。やはり。

Posted byブクログ