やがて訪れる春のために の商品レビュー
はらだみずきさん初読み。 表紙がとても綺麗だったのでずっと読んでみたかった。 祖母のハルの庭に咲く季節の花、まめ子が庭で採れたもので作るおやつ、日曜日だけオープンするまめ子のカフェ、男性作家さんなのに、女性の好きなものをよく知っている。 大きな事件や展開はないが、じわじわ沁みてき...
はらだみずきさん初読み。 表紙がとても綺麗だったのでずっと読んでみたかった。 祖母のハルの庭に咲く季節の花、まめ子が庭で採れたもので作るおやつ、日曜日だけオープンするまめ子のカフェ、男性作家さんなのに、女性の好きなものをよく知っている。 大きな事件や展開はないが、じわじわ沁みてきて、身内のような気持ちでまめ子を見守りたくなる。 まめ子が自分の気持ちの思うままに好きなことをやっていこうという決意を秘めているところがいい。 続きも見てみたい。
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初めましての作家さん。ガーデニング 特にバラが好きで 内容が庭の再生みたいな感じだったので 手に取りました。 時々 認知症やそれ以外の事に関して そんなに甘くないんじゃ?と読みながら突っ込んたりも。 ラストは あーそうなんだ 只で貸してくれるんだね。とにかく 結局みんないい人。 ...
初めましての作家さん。ガーデニング 特にバラが好きで 内容が庭の再生みたいな感じだったので 手に取りました。 時々 認知症やそれ以外の事に関して そんなに甘くないんじゃ?と読みながら突っ込んたりも。 ラストは あーそうなんだ 只で貸してくれるんだね。とにかく 結局みんないい人。 庭やカフェがどんな感じなのか想像しながら読みのは楽しかったです。
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やりたいことや、夢があるとそれを引き寄せることがある。割りと私を含めまわりの人にも起こる出来事。でも、熱い想いに比例する。はじめは、まめこ大丈夫かな?甘いなあ。などと思いながら読み進めていた。でも途中から引き込まれて応援している自分がいた。
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ほのぼのとした、ちょっぴり切ない物語だった。 真芽の「なにもおおきなことではなく、できることをやればいい」ということばに共感した。 題名のやがて訪れる春のためにって、ハルお祖母さんのためにって意味もあり、なるほど、こつこつって大事だし、その過程も愛おしいとおもった。
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一緒にカフェをオープンしようと思っていた 彼(勝手に彼だと思っていた)と親友に裏切られ、二人と縁を切り、会社も辞めた 主人公の真芽。 大腿骨骨折して入院した祖母を見舞ったあと かつて一緒に住んでいた祖母の自宅へいくと・・・。 素敵な庭は見る影もなく・・・。 認知症、老いについ...
一緒にカフェをオープンしようと思っていた 彼(勝手に彼だと思っていた)と親友に裏切られ、二人と縁を切り、会社も辞めた 主人公の真芽。 大腿骨骨折して入院した祖母を見舞ったあと かつて一緒に住んでいた祖母の自宅へいくと・・・。 素敵な庭は見る影もなく・・・。 認知症、老いについて、 人間関係や仕事、夢、家族、友人、 おばあちゃんの庭をもとの庭のようにして おばあちゃんにみてもらう。 喜んでもらうこと。 それだけを考えて一つずつ、 少しずつ取り組んでいくと、 かつての同級生など協力者も現われて 人と繋がって、道が開けていく、 なぞもとけていく。 コツコツとやっていくうちに あきらめていた夢への道が、 自然とひらけてくる。 いつのまにか人の輪がひろがっている。 読んでいてすがすがしい気持ちになる本でした。 読後感よし! 素敵な庭の花々をみながら ジローさんの作った野菜や果物を使った おいしいそうなスイーツや食事を食べてみたい。
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温かく ほっこりした読了感。 そして少しだけ前向きになれた一冊。 我が家の雑草だらけの芝生の庭も少しは再生に 向けて頑張ってみようかと…
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憧れていたカフェの開業を諦め、仕事も辞めてしまったマメ子。祖母の入院を機に、以前祖母と住んでいた家に戻るも、荒れ果てた庭、そして荒れ果てた家の中に愕然としてしまう。庭の花はどうかと問う祖母に嘘をつき、いつか帰ってくる祖母のために庭を再建しようと奮闘する。 各章のタイトルに二十四節...
憧れていたカフェの開業を諦め、仕事も辞めてしまったマメ子。祖母の入院を機に、以前祖母と住んでいた家に戻るも、荒れ果てた庭、そして荒れ果てた家の中に愕然としてしまう。庭の花はどうかと問う祖母に嘘をつき、いつか帰ってくる祖母のために庭を再建しようと奮闘する。 各章のタイトルに二十四節気が使われていて、季節の移ろいを感じ、庭の再生と共に、登場人物の心の再生を感じ、タイトルの通り春に向けて優しい光が差し込んでくるといいなあと思えるような結末だった。
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しばらく疎遠になっていたおばあちゃんが入院した。しばらくぶりに実家にいくと、荒れ果てた庭や家屋をみて、おばあちゃんの認知症が疑われる。 会社を退職してしまい、時間のできた孫の真芽は、庭の手入れから始まる。 誰にでも訪れる認知症と介護の問題。何かしてあげたいとの孫の真芽の真心が、厳...
しばらく疎遠になっていたおばあちゃんが入院した。しばらくぶりに実家にいくと、荒れ果てた庭や家屋をみて、おばあちゃんの認知症が疑われる。 会社を退職してしまい、時間のできた孫の真芽は、庭の手入れから始まる。 誰にでも訪れる認知症と介護の問題。何かしてあげたいとの孫の真芽の真心が、厳しい現実に光を照らす。
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荒れ果てた家や庭が元の綺麗な様に戻って行く様子が感じられました。ハルばあちゃんのためにと奮闘する真芽を中心に色々な人々の優しさが良かったです。
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季節とともに生きている。草花はそれを実感できるものの一つですね。 草木の色だったり、花の匂いだったり。あまり意識していなくても感じることができるのは、今ここで生きているということ。 共生なんておこがましいけど、愛でる余裕を持ちたいものです。 ある家族の、それぞれが不安を抱えな...
季節とともに生きている。草花はそれを実感できるものの一つですね。 草木の色だったり、花の匂いだったり。あまり意識していなくても感じることができるのは、今ここで生きているということ。 共生なんておこがましいけど、愛でる余裕を持ちたいものです。 ある家族の、それぞれが不安を抱えながら、もうすぐむかえるであろう節目の予感。そんなお話しでした。 まめ子のような優しい人は、優しい人を惹きつける力があるよね。 長年生きてきて、思い出に残る草花は何だろう。
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