黙過 の商品レビュー
各短編が最後にまとまり真相が明らかになってよかった。騙されるというよりも倫理的問題のほうが印象に残ったから売り文句に違和感
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騙された! 短篇か思ったら騙された! 5回?なんかもっと騙された感がある。 壮大な問題。 愛犬のだったら・・・・・とか思ってしまうぐらい。(ありえない事だけど) 目的は同じで、手段が違うだけ。 凄いテーマじゃないか。もっとエンタメ強くして長編を読みたい気分。 面白かった。
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全編通して「命の優先順位」について非常に考えさせられる内容で、各短編はそれぞれで長編ができそうな程濃厚。ですが、最後に更に度肝を抜かれる。 各短編が実は最後に繋がって…は良くあるが、ここまでの見事の構成は滅多にお目にかかれない。星5です。
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医療ミステリーの短編集のようで、最後の「究極の選択」ですべての物語の伏線回収 ひとつの物語にもテーマが複数あり、倫理、臓器移植、詐病、安楽死、政治との癒着、収賄容疑、ジャーナリズム、畜産、反種差別、助成金の不正受給、異種移植…と、目を逸らしてはいけないものばかり 作者の伝えたかっ...
医療ミステリーの短編集のようで、最後の「究極の選択」ですべての物語の伏線回収 ひとつの物語にもテーマが複数あり、倫理、臓器移植、詐病、安楽死、政治との癒着、収賄容疑、ジャーナリズム、畜産、反種差別、助成金の不正受給、異種移植…と、目を逸らしてはいけないものばかり 作者の伝えたかったことは…命の選別の是非、ということになるのだろうか
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タイトルに直感を得て百円で購入。医療系ミステリーであった。生命倫理についての話。 黙過とは、知っていて黙って見過ごすこと。 ここには善悪の判断をどうするか?という意味が含まれている。その中で選ぶ行為がここで言う黙過のことだ。最終的には、覚悟を決めて選ぶしかないという結論。うん、...
タイトルに直感を得て百円で購入。医療系ミステリーであった。生命倫理についての話。 黙過とは、知っていて黙って見過ごすこと。 ここには善悪の判断をどうするか?という意味が含まれている。その中で選ぶ行為がここで言う黙過のことだ。最終的には、覚悟を決めて選ぶしかないという結論。うん、まあそうだわな。 私が取り上げたいのは、関係性の中で起こる無意識的黙過なので少し違う。 これとは別に、昨今のネットでの他者叩きを見て思うこと…。 p220 「本来、無知は罪ではないの。九十パーセントの一般人が答えられる“常識問題”を間違ってしまった人でも、九十パーセントの一般人が答えられない “非常識問題”の答えを知っているかもしれない。誰もが知っている知識を知らなかったからといって、その人を馬鹿にした言葉は、いずれ自分に返ってくる。どんな人も自分にはない何かしらの知識を持っている、という当たり前の事実を理解していたら、おいそれと他人を見下せない。とはいえ、無知ゆえに人を追及し、名誉を貶め、苦しめたとしたら、それは罪よ」
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全てが繋がった時、少し行き先が垣間見えて、読むスピードが止まったのですが、最後まで読まなかったら、突きつけられた問いを、また曖昧にやり過ごしてしまうところでした。
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短編かと思いきや、最後の一章"究極の選択"で全てが絡み合う良構成。 命の尊厳、種の優位性などの重いテーマながら、患者喪失の謎や厄介な詐病等々織り込まれるミステリが良い。
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移植手術、安楽死、動物愛護……“生命”の現場を舞台にしたミステリー。あなたは必ず騙される――『闇に香る嘘』を超える驚愕!(e-honより)
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下村さんの作品は今のところハズレなし。 本作は特に優れたミステリーでした。 「優先順位」「詐病」「命の天秤」「不正疑惑」「究極の選択」からなる医療ミステリーの短編集。 それぞれ異なる話のはずが「究極の選択」で全てが繋がり、各編で解決したはずの謎がひっくり返されます。見事な構成で不自然さや違和感もありません。 この構成だけでもすごいのに、問題提起もお見事。深く深く考えさせられました。 「命の天秤」では人間が食べるために動物を殺すことの是非を問いかけられ、私もこどもに聞かれたら答えに窮するかもしれないと気付かされました(この点はきちんと学び、自分なりの答えを持たなければ)。 また「究極の選択」はもう本当に究極で、どうかそんな選択をしなければならない状況が私の人生に訪れないでほしいと願うしかなく、そんな自分が情けなくなりました。 客観的に考えれば、作中にある「私たちは、命の過剰な重さに自らを雁字搦めにしてはいないでしょうか」という問いを素直に受け止め、あまりに不自然な状態で生き長らえる必要はないと言えるけれど、それがもし大切な身近な人間だったらと想像すると答えは出ないのです。 日々医療が進歩するのは素晴らしいことです。 けれど進歩と同時に人としての倫理観や、地球上に存在する動物の福祉、共存のあり方も考えておかないと私たち人間は医療の進歩の結果、絶望を味わう可能性もあることを知らされました。
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本筋とはあまり関係ないけれど、中盤に少し登場の天童教授が魅力的でした。 「本来、無知は罪ではない。90パーセントの一般人が答えられる常識問題を間違ってしまった人でも、90パーセントの一般人が答えられない非常識問題の答えを知っているかもしれない。 誰もが知っている知識を知らなかっ...
本筋とはあまり関係ないけれど、中盤に少し登場の天童教授が魅力的でした。 「本来、無知は罪ではない。90パーセントの一般人が答えられる常識問題を間違ってしまった人でも、90パーセントの一般人が答えられない非常識問題の答えを知っているかもしれない。 誰もが知っている知識を知らなかったからといってその人を馬鹿にした言葉は、いずれ自分に帰ってくる。どんな人も自分にはない何かしらの知識を持っている、という当たり前の事実を理解していたら、おいそれと他人を見下せない。とはいえ、無知ゆえに人を追及し、名誉を貶め、苦しめたとしたら、それは罪よ。」
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