この気持ちもいつか忘れる 先行限定版 の商品レビュー
また同じ夢を見ていたになんとなく 似ているような気がしました。 不思議な感覚で途中まで読んでいましたが 最後のほう駆け抜ける面白さ
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恋愛小説と位置づけて良いのかな?笑 どちらかというとSFのような。 住野よる先生を信じて最後まで読みましたが、結果は「うーん」となりました。 いいたいことはなんとなく分かる。恋愛だけではないにしろ、人が変わるきっかけはモノでもヒトでもなにかしらある。そして人は必ず変われるということ。どんなに卑屈な人間でも。 主人公は変わることが出来たから、最後はチカと再会が出来たのかと思う。 けどなぁ〜素敵となる前に頭の中がクエスチョンマークがいっぱいなんだよなぁ。どこか割り切って読まないと、最後まで読めないと思います。
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主人公の価値観には、あまり共感できなかったけど、それを見捨てなかった斎藤さんの寛大さには惚れた。本のタイトルにもなってるが、恋愛においても好きなものができた時もその時の思いは、忘れるね、人間だもの。 この作品は、読者の想像にお任せする部分が多くていろんな解釈ができて面白い思います...
主人公の価値観には、あまり共感できなかったけど、それを見捨てなかった斎藤さんの寛大さには惚れた。本のタイトルにもなってるが、恋愛においても好きなものができた時もその時の思いは、忘れるね、人間だもの。 この作品は、読者の想像にお任せする部分が多くていろんな解釈ができて面白い思います。
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自分はどこか特別であるという子どもにありがちな思いを抱えるカヤくんと、異世界の少女チカとの出会いと別れ、そしていつまでも昔の恋を忘れられない大人になり切れない30歳なったカヤくんと、斎藤さんとの話。 正直、主人公のカヤくんがお子ちゃますぎてなんだかなぁ、、、自分がおばちゃんになってしまったんだな、と実感したわ。カヤくん、ナルシストで現実見えてなくて、自分によってるだけじゃん、って思いながら読みました。 斎藤さん(じゃないけど)がバシッと言ってくれて、ちょっとすっきりしたけど、それまでの過程が長すぎてイライラしちゃった。 ただ主題となる「忘れてもいい」というのは、なかなか芯をついていて面白い。
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あれ、これどこかで読んだことあるような…と思い浮かんだのは「かがみの孤城」。異空間で繋がるところに共通点を感じて、もしや?と思ったけど、違う味わいで読み進めるのが面白い。 . それにしても、衝撃なのが主人公のキャラ設定。香弥が無関心で荒んでて、住野よるさんの作品は温かい人柄の登場人物が多い気がしていたから衝撃だった。私が知らないだけで、世の中にはこういう考え、感覚の人がいてもおかしくないんだろうけど、ちょいヒステリック気味で感情先行な私には未知すぎる価値観や生き方を見られて新鮮。住野よるさんの作品は、読むと世界が広がるようで心地いい。 . 香弥とチカがバス停で関わりを深めていく過程で、「恋愛」の価値観を持たないチカに言葉で説明したり、やりとりを示したりする香弥から、相互理解や共有することって当たり前のことでも容易なことでもないんだなあと気付かされた。それに、互いが互いのことを伝え合う中で、世間や自分の生き方に冷めていた香弥がチカへの恋愛感情が芽生える姿、そんな自分に向き合う姿に、恋愛するってすごく素敵なことなんだなあ、幸せな気持ちだなあと改めて感じた。 . 外見で判断できない中、何をもって自分だと言えるのか…永遠のテーマ。RADWIMPSの「ソクラティックラブ」の歌詞にもあった。「君は僕を愛しいと言うけど それは僕のナニを指すのだろう 僕を僕たらしめるものが何なのか 教えてよ」「変わっちゃったとして 君は僕だと言えるの? 僕の何が残っていれば僕なのだろう?」この歌詞を聞いた時すごく考えたなあ、自分たらしめるものって何だろうって。 . 面倒から離れるために身につけた「ふり」って誰にでもあると思う。とはいえ、私は良くも悪くも本音をぶちまけてしまうし、全力で楽しんだり全力で落ち込んだりして、「ふり」を使いこなせていないのだけど。まあ、それはそれで精神的に疲弊もするが、結構人生楽しめてる気がするからオーライ。 . 過去になってしまえば、残るのは記憶と事実で、あの時の胸の高鳴りも幸福感も絶望感も、当時の感情を持ち続けることって確かにできない。持ち続けるどころか、どんどん上書き。でも、持ち続けてたら心がたくさん揺さぶられ、感情に支配されてパンクしそう。いいことばかりの感情も全部全部残ってたら血圧上がるよね。その逆も然り。だからこそ、時間とともに感情も整理されるのかな。悲しくも寂しくもあるけど、古くなった感情が新しい感情に上書きされることで、心が安定を保てるってことに納得。と考えていると、宇多田ヒカルの「time will tell」が脳内BGMに。 . 人や音楽、出会うものの何が突風になるかは人それぞれだけど、私には今まで数え切れないくらい沢山の突風が吹いていたと思う。その中でも私の突風は圧倒的に人との出会い。人に恵まれてると思う。もちろん色んな方々と出会って、出会いたくなかったと思うようなこともあったけどそれも振り返れば突風。職業としても一個人としても誰かの突風になれたら、できれば良い意味での突風になれたらと考えるのは、頭の中お花畑でおめでたい私です。 . 余談ですが、チカがちょっとあざとく感じられたのは、きっと私だけでしょうか。嫌いじゃないけれども。笑
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作者の中では「また、同じ夢を見ていた」がとても良かったので、作品全体に漂う不思議感が似ていて楽しめた一冊でした。
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「見つからないように」や「チカの存在」とか、色々モヤモヤしたまま終わったけれど、それが住野よるさんのいいとこだよなーと思ったり・・・。 所々田中の性別が掴めないと感じていたので、伏線が回収された時は、なるほどなーと感じました。 また、早く次回作も読みたいなー。
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『この気持ちもいつか忘れる』という、タイトルになんとなく惹かれて購入した。 自分だけが特別な考えを持っていて、他の人はくだらないというひねくれた考え方に、自分を重ねた。 自分の中の突風は、もう過ぎ去ってしまったのだろうか? 大人になっても昔に囚われ続けている香弥はとても惨めで情け無く見えた。しかし、どこか共感してしまう自分がいた。 斎藤が、後から関係してくるとは思っていたが、まさかチカではなく斎藤とくっつくとは思わなかった。 チカの正体が謎なことと、チカと結ばれなかったことにどこか腑に落ちないモヤモヤがある。 初めの方から言っていた、「見つからないように」という挨拶は結局何だったのか。 香弥が本名で呼んでいたのは誰だったのか。→和泉? 総評して、個人的には好きな作品だった。☆4 この本を読んだ本の気持ちも、いつか忘れる(コメント引用)
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作中の言葉を引用するのであれば、この本はとても創作的だ。 住野よるらしい登場人物にNANAのテイストを味付けしたような話だった。 この本を読んだ後の気持ちもいつか忘れるのだろう。
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この気持ちもいつか忘れる 住野よる著 住野よるさんの本全部読んできたけど、今回のは難しかった。 よるのばけものの時もそうだったけど、住野よるさんのSFちっくの話は苦手かも。 全く入ってこないわけでもないし、ストーリーは入ってくるけど、理解するのに時間がかかる。(...
この気持ちもいつか忘れる 住野よる著 住野よるさんの本全部読んできたけど、今回のは難しかった。 よるのばけものの時もそうだったけど、住野よるさんのSFちっくの話は苦手かも。 全く入ってこないわけでもないし、ストーリーは入ってくるけど、理解するのに時間がかかる。(自分が頭悪いのが悪いんだけど…) 高校生編の話は分かるけど、大人編になってむずくなる。 けど、大人編になって全てが理解できる。 あー、こういうこと言いたかったんだ。 とか、こういう気持ち分かる。になる。 そして、題名の「この気持ちもいつか分かる」もそういうことね。に繋がる。 結局、絶対にこのことを忘れない。って思っていても時が進むにつれて、少しずつ頭の記憶からそのことが消えていく。 おおまかなことは忘れないかもしれないけど、事細かな詳細は頭の中から消えていく。 だからこそ、時が進んでるんだなって実感できるし、生きてるんだなって実感できる。 これ恋愛小説?って思う自分と、 確かにこれは恋愛小説だ。って思ってる自分もいる。 難しかったな〜。
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