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これからの男の子たちへ の商品レビュー

4.5

95件のお客様レビュー

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2021/07/25

メモ→ https://twitter.com/lumciningnbdurw/status/1419097932452696066?s=21

Posted byブクログ

2021/07/23

当事者意識を持つこと。生まれながらの特権を自覚すること。日常に潜む差別。「ほほえましい」扱いを受ける性的表現。有害な男らしさ。 男の子を育てる母親も、父親も、教師も、政治家も、壮年も、思春期も、女も、男も、みんな読めばいい。

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2021/07/23

少しだけ感動した。 他の方も書いているが、タイトルにあるような男の子向けと言うよりは母親向けかもしれない。太田さん自身が、社会で一般的なジェンダーバイアスを当然のように吸収していく子どもたちと向き合い、育てる中での試行錯誤が垣間見える。話し方、受け止め方など参考になるだろう。他方...

少しだけ感動した。 他の方も書いているが、タイトルにあるような男の子向けと言うよりは母親向けかもしれない。太田さん自身が、社会で一般的なジェンダーバイアスを当然のように吸収していく子どもたちと向き合い、育てる中での試行錯誤が垣間見える。話し方、受け止め方など参考になるだろう。他方で、太田さんが子どもにハッと気付かされ反省したことなども描かれてており、なかなか読んでいて深みがある。 そのほか、小島慶子さん、清田隆之さん、星野俊樹さんとの対談もまた面白い。それぞれ、母親として、男女として、教育者として(と完全には括れないが)いくつかの視点から、男性性との向き合い方を書いているのが面白い。 とはいえ、ここで難しいのが、やはり太田さん自身が女性であり、男性が当事者として自分をどう認識するかという重要なところに踏み込んでいないこと。なので、どうしても制度論的というか、表面的なハウツーというか、そう言う部分に話が限定されてしまっている感がある。特に悲しいのはもうおじさんになったセクハラ野郎はどうしようもない、みたいな書き方をしているところ。自分は男性として必ずしもそうではない、と思う。たしかに、太田さんや周囲がそのセクハラ野郎を変えるのは難しいかもしれないが、男性が当事者として自分たちを再定義していくということは可能だと思う。

Posted byブクログ

2021/07/20

2021/7/21 子どもの性教育。ネットが親の覚悟より、先に子供に行き渡る。小学校低学年のうちに教えたい。指南書として参考に。

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2021/07/02

すばらしい。是非、中高生になったら息子に読ませたい。自分もうっかり娘に使いがちな「女子だから(めんどくさい)」「男子はアホなのよ」は封印しようと思った。有害な男らしさからの解放。包括的性教育をどうしようか色々考えていたが、自然に学ぶ、危険性を理解できた。思春期前の息子にちゃんと伝...

すばらしい。是非、中高生になったら息子に読ませたい。自分もうっかり娘に使いがちな「女子だから(めんどくさい)」「男子はアホなのよ」は封印しようと思った。有害な男らしさからの解放。包括的性教育をどうしようか色々考えていたが、自然に学ぶ、危険性を理解できた。思春期前の息子にちゃんと伝えようと思う。最後の方で性暴力についても扱い、前段階を読み進めた結果として理解できることもあるので、最初から順に読み進める事をお勧めする。

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2021/06/23

男の子へ向けた本かな?と思ったけれど、それよりも男の子の子育てに悩む同じ母親に向けたエッセイ、という印象でした。 「男の子」が、今の日本社会の中でどんな文化・友人関係の中で男性になっていくのかがわかります。 こう育てよう、という答えを明示するのではなく、男の子文化の中にあるジェン...

男の子へ向けた本かな?と思ったけれど、それよりも男の子の子育てに悩む同じ母親に向けたエッセイ、という印象でした。 「男の子」が、今の日本社会の中でどんな文化・友人関係の中で男性になっていくのかがわかります。 こう育てよう、という答えを明示するのではなく、男の子文化の中にあるジェンダーバイアスへの違和感を大事にしながら、「わたしはこんなふうに話してみた。あなたはどうしますか?」と、一緒に考えることができる書き方になっているので、まるでお話をしているみたいです。

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2021/06/17

最初から最後まで思い当たること、なるほどなぁと同意することばかり。 タイトルは「これからの男の子たち」宛てで、勿論 男の子は必読だけど女の子にもぜひ読んでほしい。 折しも今国会では(審議されなかったが)LGBT法案や性交合意年齢の引上げなどで問題発言が頻発した。それもこれも「有害...

最初から最後まで思い当たること、なるほどなぁと同意することばかり。 タイトルは「これからの男の子たち」宛てで、勿論 男の子は必読だけど女の子にもぜひ読んでほしい。 折しも今国会では(審議されなかったが)LGBT法案や性交合意年齢の引上げなどで問題発言が頻発した。それもこれも「有害な男らしさ」と関係があるかも? 「ジェンダー問題」と聞くだけで敬遠しがちな男性にもきっとなんらかの気付きがある本だと思う。 私自身は子育て卒業世代だけど、本当に勉強になった。 これからの親御さん&祖父母世代には必読の書。

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2021/06/13

知恵と学ぶ機会を持った大人でさえ、自然と刷り込まれる間違った固定観念に無自覚のうちに染まってしまうからこそ、正しい道へ誘うための地道なジェンダー論などの本やレクチャーの機会があるわけで、何も知らない子どもの発達過程において、「自主性」を盾に大人が無介入でいていいわけがない。 適...

知恵と学ぶ機会を持った大人でさえ、自然と刷り込まれる間違った固定観念に無自覚のうちに染まってしまうからこそ、正しい道へ誘うための地道なジェンダー論などの本やレクチャーの機会があるわけで、何も知らない子どもの発達過程において、「自主性」を盾に大人が無介入でいていいわけがない。 適切な手助けや介入によって、子どもたちの目の前のことを相対化する機会を増やすこと…、ここに意識的に取り組める良心的な大人がもっと増えてほしいし、自分も下の世代に何らかの価値観を伝えないといけない日が来たら、そうふるまえるようになりたい。 それが、将来有望な人財となる彼・彼女らを「らしさ」の呪いから開放してくれて、本当の意味で自由に生きてくれるから本望だからだ。 しかし、いざというとき、正しく怒れる技術を私は持ってるだろうか?普段から怒る技術を持たない私が、ちゃんと伝わるメッセージに言語化できる自信もない。そう思うと、普段から、どんな小さなことであっても立ち止まり、考え、言語化するトレーニングが必要だとも思う。 また、いまこうして触れている考え方が、またなにかの固定観念に囚われているんじゃないかとか、かけている思考があるんじゃないかとか考え続けないといけないとも思う。 --- 子育て論とあるので、親世代にむけた本なのだと思うが、時折、男性側を諭す?ように語りかけるところもある。父向けのメッセージだろうか。しかしこの本を手にとって読む時点で、すでに合格圏内だ。おそらく大半の読者が母になるこの本のメッセージを、どうやって多様なコミュニティ、多様な世代に伝えていくか。もっと社会全体で考える機会があったら、いいのにな。

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2021/05/27

性差別をなくすため、性差別や性暴力の加害者とならないために、どのように考えるべきか、筆者の「男の子の子育て」の経験を踏まえて書かれています。 男子校出身、男子校勤務、男子の父と、意図せずにジェンダーバイアスを強めてしまっている(生徒や息子に悪影響を与えている)のでは、と自戒の念を...

性差別をなくすため、性差別や性暴力の加害者とならないために、どのように考えるべきか、筆者の「男の子の子育て」の経験を踏まえて書かれています。 男子校出身、男子校勤務、男子の父と、意図せずにジェンダーバイアスを強めてしまっている(生徒や息子に悪影響を与えている)のでは、と自戒の念を込めて読みました。 性表現を全て批判、規制せよというのではなく、TPOを弁えることが何よりも大切だと感じます。 個々人の性的嗜好や性行為の在り方などを一律に規制・制限すべきだとは決して思いませんが、それらの行為・表現を目にして傷ついたり不快に思ったりする人もいる以上、その発露の方法には配慮する必要があると思います。 特にこの本で描かれた「有害な男らしさ」については、自分にも(相手に強制したり、逆に居心地の悪さを感じさせられたり)思い当たる節がありますし、読んでいてしんどくなることもありました。 この「しんどさ=弱さ」を自覚することが、まずは第一歩なのかと思います。

Posted byブクログ

2021/05/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

あなたはチョコが食べたいんだね。でもママは羊羹が食べたい。どうする?と問いかけて考え続ける。考えさせる場をつくる。自分の欲望を正直に語る女性を身近に感じることが最良の学習になるはず。 この本買わないとためだ。 一回読んだだけじゃ身につかない

Posted byブクログ