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関西人はなぜ阪急を別格だと思うのか の商品レビュー

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17件のお客様レビュー

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2023/07/19

出版が2020年という事で、関西の鉄道事情が今と大きく変わってしまった部分があるものの、阪急の歴史の部分について紐解いて行く部分は特に変わりはない。タイトルは多少詐欺感があるが、阪神間を走る阪急、阪神、JRでは明らかに客層が違うのは一度それぞれの路線に乗ってみれば諒解できるかと。...

出版が2020年という事で、関西の鉄道事情が今と大きく変わってしまった部分があるものの、阪急の歴史の部分について紐解いて行く部分は特に変わりはない。タイトルは多少詐欺感があるが、阪神間を走る阪急、阪神、JRでは明らかに客層が違うのは一度それぞれの路線に乗ってみれば諒解できるかと。別に阪急がお高く止まっているわけではないのですが、高級住宅地を走るため身なりの良い人が多いのは確かにそう。反面、上記3社では阪急の駅が建物として一番老朽化しているという意外な面があったりもする。

Posted byブクログ

2023/05/10

阪急沿線の住んだ時、学生で、西宮北口で乗り換え今津線に乗り、そして阪神電車に…… その時に、友人から、阪急沿線と阪神沿線の乗客の違いを聞かされた事がある。 やはり、宝塚もあり、住宅地の並ぶ 阪急の北側は、ご婦人(?)達もおしゃれであった。 さりげなく、ブローチや、靴にも、気をとめ...

阪急沿線の住んだ時、学生で、西宮北口で乗り換え今津線に乗り、そして阪神電車に…… その時に、友人から、阪急沿線と阪神沿線の乗客の違いを聞かされた事がある。 やはり、宝塚もあり、住宅地の並ぶ 阪急の北側は、ご婦人(?)達もおしゃれであった。 さりげなく、ブローチや、靴にも、気をとめて、持ち物も、お出掛け用と判るようなバック、紙袋も、一流店の物を持っていた。 しかし、現在、先日も乗車したけど、最近は、皆、変わらないように思える。 ステータスとして、御影、岡本、武庫之荘など、北側は住宅地であり、駅に、パチンコ店などが無いと、友人が言ってるのを聞いて、そういえば無いなあと感じてしまったけど。 こんな風思った事は無かった。 遠い昔は、阪急百貨店の直ぐ傍に阪急梅田駅の改札口があって、三番街など無かった時代を知っているから、違和感が無く、阪急に乗っていた。 そうそう、私鉄の駅は、梅田駅。 JR(昔は国鉄)は、大阪駅である。 この違いも面白いと言うか、時代だったのだと思いながら、今日も、梅田へ息抜きのウインドーショッピングに出掛けようと思っている私である。

Posted byブクログ

2023/01/05

阪急といえば浮かぶのは、電車、百貨店、宝塚歌劇団、かつては阪急ブレーブスという球団を所有してパ・リーグや日本シリーズで何度か優勝したこともあった。 阪急を作ったのは小林一三。小林は、鉄道+住宅+百貨店+歌劇団といった様々な事業を通じて、関西に新たな世界を作ったと言っても過...

阪急といえば浮かぶのは、電車、百貨店、宝塚歌劇団、かつては阪急ブレーブスという球団を所有してパ・リーグや日本シリーズで何度か優勝したこともあった。 阪急を作ったのは小林一三。小林は、鉄道+住宅+百貨店+歌劇団といった様々な事業を通じて、関西に新たな世界を作ったと言っても過言ではない。 阪急電車といえば、栗を意味する「マロン」が語源の「マルーン」色の車体だ。 あの色ですぐにどこの電車か分かるのはブランドのなせるわざだ。 そのマルーン色の車体にチェンジの危機が迫ったこともあるが、会社内部と沿線住民の反対により現状を保っている。 車体の色以外にも座席も個性がある。「ゴールデンオリーブ」と呼ばれる緑色の座席も阪急電車を語る際に外せない。 モケット(表地)は、創業時から採用されている歴史のあるもので、素材にはアンゴラヤギの毛を使っている。 通勤車両で天然素材を使っている会社は、大手紙鉄では阪急ぐらいとこだわりを持っている。 小林一三が行ってきた街づくりなど阪急の歩んできた道がギュッと詰まっている。 今度、関西に行く機会があったら阪急電車に乗って歴史の重みを感じたいなあ。

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2023/01/02

毎日通勤で阪急電車に乗り、仕事帰りには阪急百貨店に寄り、日々の買い物は阪急オアシス。大学卒業後就職したのも阪急グループ会社。私の人生には切っても切れない存在です。でも、まだまだ知らない事がいっぱいあり、この本で知った雑学などを実感する為にも、何気なく通り過ぎている阪急の駅など、も...

毎日通勤で阪急電車に乗り、仕事帰りには阪急百貨店に寄り、日々の買い物は阪急オアシス。大学卒業後就職したのも阪急グループ会社。私の人生には切っても切れない存在です。でも、まだまだ知らない事がいっぱいあり、この本で知った雑学などを実感する為にも、何気なく通り過ぎている阪急の駅など、もっともっと注意して見てみたいなと思いました。

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2022/12/08

生まれたときからン十年、ずっと阪急沿線に住んでいます。最初は宝塚線、途中で千里線、今は箕面線。阪急沿線の人ってお高くとまってるですよねという声、否定しません。だって阪急ですから(笑)。初めてひとりでJRに乗ったとき、そのギャップに衝撃を受けました。特に環状線で露出狂に遭ったときは...

生まれたときからン十年、ずっと阪急沿線に住んでいます。最初は宝塚線、途中で千里線、今は箕面線。阪急沿線の人ってお高くとまってるですよねという声、否定しません。だって阪急ですから(笑)。初めてひとりでJRに乗ったとき、そのギャップに衝撃を受けました。特に環状線で露出狂に遭ったときはまだ若かったから、こんなことが電車の中であるんや、阪急ではあり得んと思ってしばらく呆然としました。今はどの電車もそれぞれ良さがあって好きですが、私にとってはやっぱり阪急がいちばん。知らなかった歴史満載で、阪急好きに配りたくなる本。

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2022/07/08

私は都市計画に興味がある学生です。鉄道が都市計画事業を担っている例として東急と阪急は有名ですが、交通の観点に留まらず沿線住民の人生に《揺りかごから墓場まで》関わる経営方針の起源を知りたくてこの本を手に取りました。この本を読んでわかったことは阪急の創始者・小林一三の流行への敏感さが...

私は都市計画に興味がある学生です。鉄道が都市計画事業を担っている例として東急と阪急は有名ですが、交通の観点に留まらず沿線住民の人生に《揺りかごから墓場まで》関わる経営方針の起源を知りたくてこの本を手に取りました。この本を読んでわかったことは阪急の創始者・小林一三の流行への敏感さが阪急の事業展開に大きく貢献したこと、鉄道を延伸する際には阪急と阪神、国鉄が熾烈な争いを繰り広げて今の路線に至ったことです。鉄道が好きな筆者が伝えたいメインテーマは阪急の車両やサービスの細やかさに重きを置いていましたが、読みやすい文章で面白かったです。 個人事ですが、私は自分の興味が鉄道を延伸する際の人の流れや利益のシミュレーションにあることに気づきました。これから大学は夏休みに入りますが、この気付きを生かして交通工学?などの本を読んでみようと思います。

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2021/10/23

元々、小林一三が好きな起業家であり、阪急電車の沿線は知ってるエリアや駅が多いので、読んでみたかった。小林一三に関する本も読んだこともあり、阪急の成り立ちやその手法は知っていたが、大正後期から昭和の戦後くらいまでの話は知らない事があり面白く、勉強になった。これからの、うめきた〜新大...

元々、小林一三が好きな起業家であり、阪急電車の沿線は知ってるエリアや駅が多いので、読んでみたかった。小林一三に関する本も読んだこともあり、阪急の成り立ちやその手法は知っていたが、大正後期から昭和の戦後くらいまでの話は知らない事があり面白く、勉強になった。これからの、うめきた〜新大阪の計画や伊丹空港までの計画はメディア発信で知ってはいたが、非常に詳しく書いてあり、為になった。全計画が叶って欲しい。

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2021/08/12

生まれも育ちもずっと東京郊外で現在は神奈川住みなので、まさにこの本のタイトルは、関西出身の友人らに対して思っていたことそのものであり、期待してこの本を手に取った。 確かに、この本からは阪急電車、阪急という会社、そして小林一三氏の凄さは伝わってくるし、興味深かった。ただ、その阪急の...

生まれも育ちもずっと東京郊外で現在は神奈川住みなので、まさにこの本のタイトルは、関西出身の友人らに対して思っていたことそのものであり、期待してこの本を手に取った。 確かに、この本からは阪急電車、阪急という会社、そして小林一三氏の凄さは伝わってくるし、興味深かった。ただ、その阪急の凄さを、利用者や沿線住民がどのように受け止めているかという、まさしく一番知りたいところに関しては、データなどが示されているわけではなく、筆者の感想以上のものは書かれていない。この点、肩透かしをくらった感は否めず、星は3つとさせてもらった。 だが、今後関西に行くことがあったら、阪急電車について、今まで気がついていなかった様々な点について、注意深く観察することになるだろうとは思う。コロナが収束して、私たちのような東日本の人間も、阪急電車の凄さを体感できるようになる日が早く来てほしい。

Posted byブクログ

2021/04/11

駅ナカコンビニ、駅ナカATMなど実は日本初、という事実が多く新鮮だった。 なんとなく印象の良い阪急だが、その印象を朽ちさせないためのこだわりと葛藤とチャレンジが細かく紹介されており、またひとつ阪急が好きになった。

Posted byブクログ

2021/01/31

書店の平積みで思わず購入した。最後の一冊だった。前半の昭和創業期の話が面白い。小林一三という経営者、百貨店ブランド、甲子園、食堂、シャンデリア、様変わりした現代的な梅田駅だが、遠い昔を想像しながら、思いを馳せることがでができた。

Posted byブクログ