1,800円以上の注文で送料無料

コロナ後の世界を語る の商品レビュー

3.2

26件のお客様レビュー

  1. 5つ

    1

  2. 4つ

    6

  3. 3つ

    14

  4. 2つ

    4

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2023/10/23

コロナ後の世界というのはわたし自身にとっても明確にいろいろな意味でそれまでと変わりました。 わたし自身は50代半ばですがワクチン接種は拒否しています。 コロナウイルス自体に関しましては、日本人にとってはもともと大騒ぎをするほど大して問題ではなかったのですが、健康な人達までもがコロ...

コロナ後の世界というのはわたし自身にとっても明確にいろいろな意味でそれまでと変わりました。 わたし自身は50代半ばですがワクチン接種は拒否しています。 コロナウイルス自体に関しましては、日本人にとってはもともと大騒ぎをするほど大して問題ではなかったのですが、健康な人達までもがコロナワクチン注射を受けてしまうことによって、ワクチン注射を打った人たちの体内で悪いウイルス・菌が増殖をしてしまい、その悪いウイルス・菌を周り・周囲や日本中にばらまいてしまうことになるという説を信じています。 そしてコロナ以前にはわたし自身では、「何とかコツコツと学び続けてさえいけば、生きていく道はあるのではないのかな」「学び続けてさえいくことが出来たならば、道は開けるのではないのかな」とぼんやりと考えていて、毎日平均6〜8時間くらいはなにかしらの学習をし続けていたのですが、今は自分なんかがいくら何かやっていっても格差、階級とかがどんどんと開いていって固定化していき、何も希望ややる気がでないような心境です。 鎌田實 人と人との関係であれば、フィジカルディスタンシング、ソーシャルコネクティング(物理的に距離を取り、社会的につながること)が大切になってくる。どうすれば、「離れてつながる」ことが実現できるのかを考えていかなくてはなりません まえがき 第1章 人間とは生命とは 養老孟司 福岡伸一 角幡唯介 五味太郎 第2章 歴史と国家 ユヴァル・ノア・ハラリ 情報を得て自発的に動くことのできる人間は、警察の取り締まりを受けて動く無知な人間にくらべて危機にうまく対処できます。 ジャレド・ダイアモンド イアン・ブレマー 大澤真幸 藤原辰史 長期戦に備えよ―歴史が伝えること 中島岳志 藻谷浩介 山本太郎 伊藤隆敏 第3章 社会を問う ブレイディみかこ 斎藤環 東畑開人 磯野真穂 荻上チキ 鎌田實 人と人との関係であれば、フィジカルディスタンシング、ソーシャルコネクティング(物理的に距離を取り、社会的につながること)が大切になってくる。どうすれば、「離れてつながる」ことが実現できるのかを考えていかなくてはなりません 第4章 暮らしと文化という希望 横尾忠則 坂本龍一 柚月麻子 あとがき

Posted byブクログ

2023/10/04

コロナ禍の数年前、未来がわからない時に書かれた文章を一応社会が再び動き出した時に読む。そこには色々な気づきがあると思いました。

Posted byブクログ

2023/04/28

現在2023年4月末。先日、まもなく新型コロナが5類になることが正式決定されたとニュースで流れた。 この本に掲載されているインタビューや手記は2020年。コロナ禍がいよいよ始まり、おそらく世界中の誰もが、今まで非日常と思ってきたことを日常的なものとしなくてはならないという不安に覆...

現在2023年4月末。先日、まもなく新型コロナが5類になることが正式決定されたとニュースで流れた。 この本に掲載されているインタビューや手記は2020年。コロナ禍がいよいよ始まり、おそらく世界中の誰もが、今まで非日常と思ってきたことを日常的なものとしなくてはならないという不安に覆われはじめてきた、そんな時期の発言だ。そのような意味では、更に数年後、コロナ禍を振り返るための格好の史料となりうると思った。 この本の中で多くの識者たちが言及していたと思うが、人間にとって一番厄介なのは、人間の心の中に生じる差別、偏見、批判なのだ。どのような状況下にあっても生じるこの心の動きに、私たちはどのように打ち勝っていけばいいのだろうか?

Posted byブクログ

2022/12/01

様々な分断が派生したコロナ禍において、民の声が政治の力へと昇華されているのか、疑問が浮かぶ。為政者の判断はもちろん過ちも含まれよう。しかしそのまま看過するのではなく、修正していく判断力が現在も問われ続けている。さらに大切なのは私たち有権者の関心であり、声あげる人を中傷するのではな...

様々な分断が派生したコロナ禍において、民の声が政治の力へと昇華されているのか、疑問が浮かぶ。為政者の判断はもちろん過ちも含まれよう。しかしそのまま看過するのではなく、修正していく判断力が現在も問われ続けている。さらに大切なのは私たち有権者の関心であり、声あげる人を中傷するのではなく、その選択肢に取り組んでみる姿勢が大切ではないか。誰も未来の結果なんてわからない。ならば、否定は現状の惰性でしかない。そこに救われる道程があるのだろうか。過ちよりもタチが悪い。

Posted byブクログ

2022/08/16

色んな分野の様々な人がそれぞれの意見を述べていて面白い。 在宅勤務が可能な仕事は「弱者」の低賃金労働に支えられることによってしか成立しない。 「会う」ということの暴力性。会って圧力をかけた方が、会わないより物事が進む。リモートは物足りない。

Posted byブクログ

2022/07/22

タイムリーではあるものの、刻々と状況が変わっているのでこちらの本は答え合わせみたいになる。 そう考えると、きっちり予想通りになってる話もありすごいなーと感心しました。 いつもはわかりやすい養老孟司さんのお話が、今回は無能な私には何がおっしゃりたいのか、てんで理解できず。残念で...

タイムリーではあるものの、刻々と状況が変わっているのでこちらの本は答え合わせみたいになる。 そう考えると、きっちり予想通りになってる話もありすごいなーと感心しました。 いつもはわかりやすい養老孟司さんのお話が、今回は無能な私には何がおっしゃりたいのか、てんで理解できず。残念でした。

Posted byブクログ

2022/05/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

2021年8月発行の本。 盛んに出版されたコロナ関係の本も、結局のところ、喉元過ぎれば熱さを忘れるのが人間だからあと2年もしたらすっかり忘れ去られてしまいそう。

Posted byブクログ

2022/04/04

もう少しでいいので、それぞれの人の話をテーマを絞って深掘りして欲しいなと思った。 最後の柚木さんの話がやはり一番印象に残った。苦労されてる分、意識が高いのだなと、彼女の昨今の著書の傾向に納得。

Posted byブクログ

2021/12/09

第2弾の方が面白かったから、遡ってこの第1弾も。識者による未来予測だから、概ね似た内容になるのはむべなるかなで、『とんでもないな』って思うことは無い反面、そこまでインパクトの大きい論説には出合えなかったり。ただ、そんな中でも探検家・角幡さんの投稿はかなり移植で、だからこそ際立って...

第2弾の方が面白かったから、遡ってこの第1弾も。識者による未来予測だから、概ね似た内容になるのはむべなるかなで、『とんでもないな』って思うことは無い反面、そこまでインパクトの大きい論説には出合えなかったり。ただ、そんな中でも探検家・角幡さんの投稿はかなり移植で、だからこそ際立って面白く感じられた。コロナ突入のちょうどその時期、極地単独踏破を敢行していたなんて、まさにリアル浦島太郎。そんな状況に身を置かれていたとは。色んな意味で得難い体験。面白かったス。

Posted byブクログ

2021/10/09

本書は2020年8月30日刊行で、掲載されている対談は、春〜初夏にかけてのものが多い。したがって、コロナ初期に書かれたもので、読了した2021年10月の時点で一年半前の論考ということになる。 このため、人によっては内容が陳腐化しているものもあれば、輝きを失っていないものもある。...

本書は2020年8月30日刊行で、掲載されている対談は、春〜初夏にかけてのものが多い。したがって、コロナ初期に書かれたもので、読了した2021年10月の時点で一年半前の論考ということになる。 このため、人によっては内容が陳腐化しているものもあれば、輝きを失っていないものもある。また、普段は、歴史・政治・外交などの分野を中心に読んでいるが、医学、哲学、芸術など普段読まないジャンルを読めたのも良かった。 個人的1-5で論評すると以下の通り。好き嫌いで極端ですが。 養老孟司:5 解剖学者。養老さんは医者だが、学生時代の経験から不要不急についての考えを述べて、結局は一人一人が考える必要がある、という哲学的論考で、読みやすく考えさせられもして良かった。 福岡伸一:4 生物学者。ウイルスは過去の例からも撲滅は出来ず、受け入れて共存。無駄な抵抗はやめて弱毒化を待とうと。スッキリして考え方近い。 角幡唯介:4 探検家。コロナ禍に入るころに北極探検。その間、状況は逼迫し、戻る頃には緊急事態宣言も明けている。自分の道を進む間に世界がある程度ぐるっと回っている。コロナに振り回されず、自分は自分の道を行くのが良いとも思わせてくれる。 五味太郎:2 絵本作家。ちょっと何が言いたいかわからなかった。 ユヴァル・ノア・ハラリ:5 イスラエルの歴史学者。コロナ禍における独裁対民主主義、グローバル化とポストグローバルの論点について、盛んに独裁の利点・グローバル化の弊害が言われる中で、長期的視点で民主主義・グローバル化の優れた点を議論する。独裁体制は、早いが間違ったら取り返しがつかない、グローバル化は協力と表裏一体で効果発揮。 ジャレド・ダイアモンド:4 アメリカの生物学者。コロナから世界レベルのアイデンティティを作り上げることが必要というところにグッときた。 イアン・ブレマー:3 アメリカの国際政治学者。いつものG0と米中対立の話。 大澤真幸:2 社会学者。国を超えた連帯をと言ってる点でダイヤモンドと一緒だが、それが国際機関の強化という短絡的な結論に至っており納得感なし。 藤原辰史:5 歴史学者。危機における人文学の役割を解く。「言葉と思考が勁ければ、視界が定まり、周囲が見渡せる」はその通り!そして歴史の経験知から長期戦への備えを解く。役立たずと言われる人文学の役割を端的にに示した良い論考。 中島岳志:1 政治学者。ただの政権批判。 藻谷浩介:5 地域エコノミスト。今の時代を応仁の乱後の世界と捉え、守護大名を国会議員、公家を中央官僚、守護代を知事、国人を市町村長に置き換え、一元的システムが効かなくなっていると解き、地方から(中央からの出向も含め)中央に風をと。面白かった。 山本太郎:3 医学・国際保険学者。病原体との共生と感染とのバランスを解く。常識的な論考。 伊藤隆敏:2 経済学者。リーマン以上で経済的にヤバいよ、ニューノーマル経済(電子決済?)へという話。あまり内容ない。 ブレイディみかこ:4 イギリス在住保育士ライター。ヨーロッパでのアジア人に対する蔑視の例から、未知=無知に恐れの火をつけたら不味いことを解く。知ること、間違いに気づくこと、その努力をすることを実例を通して感じさせてくれる。 斎藤環:3 精神科医。人に会うことは暴力。うーむ。わかったような分からないような。 東畑開人:2 臨床心理士。心の話のようだが、読んでも何一つ頭に残らず。 磯野真穂:5 医療人類学者。コロナによる新しい行動様式の美名のもと、正しさが強い排除の論理を生み出し、元々差別されていた若者、夜の街、パチンコなどが批判を受けている。要するに、「感染の危険から社会を守ることを錦の御旗に、実際は、社会秩序を乱すとみなされていた人々(社会の周辺にいる人々)が排除されていった。本当にその通りだと思う。 荻上チキ:2 評論家。ステイホームでみんな家にいたので検察庁法反対に火がついたと。まあ、そうなんでしょうね。薄い。 鎌田實:4 医師。分断回避のために感染した若者に感謝を、むしろそのあとに社会貢献に活かしていこう。感染者に厳しいのは感染に弱い社会である。その通りと思う。 横尾忠則:2 美術家。不快じゃないけどあまりわからなかった。 坂本龍一:1 音楽家。俺はみんなと同じ行動は嫌だ、みんなで何かするのは嫌い、コロナで全体主義になる危険だ!と。個人主義・自由主義なのはわかったから音楽だけやっててくれと、読んでて不快。 柚木麻子:2 小説家。研究している戦時下の恵泉女学院とくらべても今が異常だと。面白い視点だけどさすがにそれは違うのではと。

Posted byブクログ