コロナ後の世界を語る の商品レビュー
誰もが気になっているだろうし、自分も気になっているコロナ後の社会。それを考えるヒントになりそうだと思って読んでみた。 読んでみて、やはりコロナ後の世界は誰にもわからないのだという、当たり前だけれどちょっとホッとする自分なりの結論。でも、少なくともコロナ以前に戻ることはないし、新...
誰もが気になっているだろうし、自分も気になっているコロナ後の社会。それを考えるヒントになりそうだと思って読んでみた。 読んでみて、やはりコロナ後の世界は誰にもわからないのだという、当たり前だけれどちょっとホッとする自分なりの結論。でも、少なくともコロナ以前に戻ることはないし、新しい社会を作り上げる(あるいは、遠い未来に実現するはずだった社会を、少し近い未来に実現する)ことになるのだろうという予測はたった。 その時に、どんな未来が待っているのか、自分はその未来でどのように立ち振る舞うのかを、いま考えなければならないという感覚を持った。
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某所読書会課題図書.養老さんとブレイディみかこさんに出てきたブルシット・ジョブとキーワーカーの対比、世界レベルのアイデンティティの創造(p71)、政府とIT企業の連携で見えてくる世界(p77)、国家を超える連帯の必要性(p87)、リベラル層が強権発動を言い募る危うさ(p99)、ケ...
某所読書会課題図書.養老さんとブレイディみかこさんに出てきたブルシット・ジョブとキーワーカーの対比、世界レベルのアイデンティティの創造(p71)、政府とIT企業の連携で見えてくる世界(p77)、国家を超える連帯の必要性(p87)、リベラル層が強権発動を言い募る危うさ(p99)、ケア階級の再認識(p133)、人と会うことの暴力性(p142)、指定感染症への指定とその後の対応(p173)などなど、考えさせられる視点が多かった.
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※このレビューにはネタバレを含みます
1人めの養老先生の「私の人生は「不要不急」なのか?」という問いでガツンと来る。数に限りがある人工呼吸器を若い患者、高齢の患者どちらに使うかで、現実にトロッコ問題が発生しているとは。「トライアル・アンド・エラー」ではなく「トライ・アンド・エラー」という表現は相変わらず気になる。伊藤隆敏さんのページにもあるように現金給付は一律じゃなくてもよかったんじゃないかと思う。ブレイディみかこさんのページにあるように普段質問しなかった子がオンラインだと質問するようになったみたいな予想していなかった変化は今後も起こるだろう。
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新しい生活様式も適用され、世界は変わってしまった。 今年の初めには考えられなかったことである。 しかし、日々更新される膨大な情報に惑わされることなく、本質をとらえ何が正しいのか判断していくことを求められているような気がする。 これは、コロナに限らずすべてに言えることである。 ...
新しい生活様式も適用され、世界は変わってしまった。 今年の初めには考えられなかったことである。 しかし、日々更新される膨大な情報に惑わされることなく、本質をとらえ何が正しいのか判断していくことを求められているような気がする。 これは、コロナに限らずすべてに言えることである。 今後の世界は誰にもわからないが、自分でまずは考えてみることが大切である。
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朝日新聞は良くも悪しくも,堅調とした骨子を曲げない.マスメディアとして本来中立であるべき事象に対し,はじめからベクトルを持った姿勢を貫くのだが,本書は,まさに中立の立場で,社の力を思う存分発揮し,錚々たる面々の頭にある考えを明文化させたことは賞賛に値する.我々はこれら多角的視点を...
朝日新聞は良くも悪しくも,堅調とした骨子を曲げない.マスメディアとして本来中立であるべき事象に対し,はじめからベクトルを持った姿勢を貫くのだが,本書は,まさに中立の立場で,社の力を思う存分発揮し,錚々たる面々の頭にある考えを明文化させたことは賞賛に値する.我々はこれら多角的視点を手に入れ,どのように咀嚼し,個々に昇華するのか,それが問われ続ける.
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2020年5月くらいの記事が多く、今の8月の新型コロナウイルスに関しての情報が薄いのは残念。しかし、養老孟司、福岡伸一などの話は風化してなくて心して読んだ。
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