天久鷹央の事件カルテ 神話の密室 の商品レビュー

知念実希人(著者)

2023/12/12

小鳥がこれまでの経験を活かしてキックボクシング選手の知人の殺人（？）事件の謎を解く話は成長を感じられて良かった。知人なので謎を解く動機もしっかりしているし話としてよくまとまっていた。
しかし毎回医療従事者でないと分からないような謎を生み出せる作者はすごい。

2023/12/10

神に係る中編2つからなる１冊。1つ目の作家がアルコール依存症になるお話では、少し愚痴も混ざってるんでしょうか。
2つ目は衆人環視のリングの上で起きた事件。これも言われてみればですが、医療関係者以外でこの違和感に気づける人はいるんでしょうか。

2023/11/05

バッカスの病室も神のハンマーも、聞いたことのない疾患で、へぇ、そんな病気があるんだ‥
とは思うが、もうちょっと身近なものの方が読んでいてワクワクする。決して面白くない訳ではないです。

しかし神のハンマーは、綺麗事過ぎると思ってしまった。

2023/10/14

今回は二本立て。
特に後半の神のハンマーの方は、鷹央先生ではなく小鳥先生が謎を解く！鷹央先生から学んだことを活かして解明できるかが注目ポイント。
信頼し合ってますねぇ。

2023/09/27

天久鷹央シリーズ１１作目。
（時系列で数えるとね。）

『バッカスの病室』
精神科病棟にアルコール依存症で入院してるのに泥酔する患者。どこにもアルコールはないのに、どうやって、、、。

『神のハンマー』
キックボクシングの試合直後に亡くなった選手。脳や身体への亡くなるほどのダメージはなくて、、、。

2023/09/23

天久鷹央の事件カルテ第六弾！
今回は2本の中編です。
いよいよ、小鳥遊が一人で謎を解くことに..

■バッカスの病室
泥酔した人気小説家が救急搬送。アルコール依存症で入院予定だった小説家はそのまま入院。しかし、アルコールが一切ない閉鎖病棟で泥酔を繰り返します。
誰がアルコールを持ち込んだのか？
なぜ、泥酔を繰り返す？
鷹央がとった治療はびっくり！
その真相は..医療ミステリーですねぇ

でも、アルコールのない病室での泥酔のもととなったものってなんとなくわかっちゃった(笑)

■神のハンマー
キックボクシングのタイトルマッチで勝利した瞬間に死亡した選手。
なぜ、どうやって、死んでしまったのか？
犯人は誰？
最後、鷹央は小鳥遊に解決をゆだねます。
それにこたえる小鳥遊。
そして、哀しい真相..

どちらの物語も、あっという間に読み切ってしまった。
まだまだシリーズは続きます

2023/08/23

初期以来の久しぶりに中編2話構成で
読みやすかったです。
密室でどうやってお酒飲むのかっていう話も
ボクサー謎の死編もさすが医療従事者だよなぁと思う発想で見事って感じでした。全然知らない病気
まさかの小鳥先生が事件解決ってのも珍しい。
長編の話に比べると苦戦はせず比較的サクサクっと事件解決って感じでした。これはこれで読みやすく
個人的には好きです。内容は相変わらず面白いです

ページ数は少なく２話構成なので読みやすいので小説が苦手な方、シリーズ読んだことない方にも
おすすめです。

2023/08/14

天久鷹央シリーズ第11弾は中編2部構成でした。
今回のはどちらも全く聞いたことがない病名でしたが、前半の泥酔事件の方は医学的というか科学的というかちょっと興味深いお話でした。
後半の方は病気が特殊すぎるのと事件の真相を解くには医療従事者関係の方でないと絶対気付けない内容でした。
物語の内容はさて置き、この巻でわかったのは、鴻ノ池は色んな意味で強いということでした。
小鳥先生にとってはただの天敵であったはずが、鴻ノ池にペット的な存在として扱われる小鳥先生の未来が待ち受けている気がします。

2023/08/06

シリーズ11作目。

このシリーズはまぁ医療的知識もないので考えても謎が解けないのは解っているのでタカタカペアの行く末を期待しながら読んでいるのだが、今回は全く進展なしかぁ。

あっ何かちょっと鷹央に認められて来てるみたいなところがあったからちょっとはあったのかな？

次回以降に期待。

2023/07/30

ロングシリーズ。今回は中編2本といったところ。楽しめたが、やはり長編ほどの複雑さはなくなってしまう。

アルコールがないのに繰り返す酩酊状態。正体はまさかのメタノール中毒。インクの成分とは。メタノール中毒はアルコール摂取で改善するのは確かにだけども、ホメピゾールが使えることを考えると解決パートが今ひとつと感じてしまった。天久なら院内採用がなくても入手する気がする。
2本目のリングで突然死したチャンピオンボクサー。本シリーズは医療者目線で診断力勝負するつもりで読んでるのもあり、序盤から違和感でなんとなく自殺企図(幇助)であることは分かってしまった。しかし、アミロイドーシスは解決パートまで気付けず。参りました。