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海馬の尻尾 の商品レビュー

3.8

17件のお客様レビュー

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2024/01/15

いくらなんでもちょっと これはないでしょうという内容 巨大カマキリは面白かったのに。 なんでこんなものを書くんだ

Posted byブクログ

2023/12/13

ものすごくよかった。主人公が徐々に変わっていくところ、ところどころ笑ってしまうところもよかった。しばらくしたらまた読みたくなるだろうなって本。

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2022/11/28

三年前に懲役を終えたばかりの及川頼也は、若頭に「アル中を治せ」と命じられ、とある大学病院の精神科を訪れる。医者らを拒絶する及川だが、ウィリアムズ症候群の少女が懐くようになり…。ハードボイルドの筆致で描く、脳科学サスペンス!(e-honより)

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2022/03/09

人の心の痛みに関心が無かった主人公が一人の 少女との出会いをきっかけに変わってゆくサスペンス ストーリー。ハラハラしながら一読しました。

Posted byブクログ

2022/02/11

このどうしようもない主人公がすごく魅力的。 容赦なく暴力を振るう前半でもどうして嫌いになれないから話が進むにつれ、お願いだからハッピーエンドになってくれと祈りつつ読んだ。 びくびくするほどの暴力シーンとくすっと笑えるやりとり、主人公の真っ直ぐで切ない内面が全部しっかり描かれてい...

このどうしようもない主人公がすごく魅力的。 容赦なく暴力を振るう前半でもどうして嫌いになれないから話が進むにつれ、お願いだからハッピーエンドになってくれと祈りつつ読んだ。 びくびくするほどの暴力シーンとくすっと笑えるやりとり、主人公の真っ直ぐで切ない内面が全部しっかり描かれていて、とてもよかった。 すごく面白かったです。

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2021/09/26

前半は痛々しい描写が多く、想像するほど胸が痛む。 最初こそ主人公のことを軽蔑していたが、ページを捲るたび徐々に主人公の根本的な人間味に惹かれていく。 天使と悪魔のようなリホとの出会いから、 お互いが歩み寄ろうと必死で、 いつしか見返りを求めず人のために生きる道を選んだ男の姿は...

前半は痛々しい描写が多く、想像するほど胸が痛む。 最初こそ主人公のことを軽蔑していたが、ページを捲るたび徐々に主人公の根本的な人間味に惹かれていく。 天使と悪魔のようなリホとの出会いから、 お互いが歩み寄ろうと必死で、 いつしか見返りを求めず人のために生きる道を選んだ男の姿は本当に格好いい。 読み応えがとてもあった。

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2021/04/07

話の内容は悪くはないけど次点。 フクシマに次ぐ飛行機墜落テロでさらに原発が汚染とか、戦争とか、ちょっと無理くりすぎるわりに、その設定に応じた情勢があまりに陳腐すぎる。もっと普通で良かったんじゃないかな? 本のタイトルも面白いし、着眼点も悪くない。しかし話の後半に行くにつれてどんど...

話の内容は悪くはないけど次点。 フクシマに次ぐ飛行機墜落テロでさらに原発が汚染とか、戦争とか、ちょっと無理くりすぎるわりに、その設定に応じた情勢があまりに陳腐すぎる。もっと普通で良かったんじゃないかな? 本のタイトルも面白いし、着眼点も悪くない。しかし話の後半に行くにつれてどんどんもう投げやり感が半端ない。人物設定があまり煮詰められていないのか、煮詰めすぎて焦がしてしまったか... 今図書館では一度手にした本は本棚に返せず、消毒行きの棚に置くことになっている。その本を借りてしまったわけだが、そのまま棚に置いておくべきだったなぁ。

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2021/03/13

やっぱり荻原さんは、ただの良い人のお話よりこの様なはぐれ者が主人公の方が断然面白い。これだけの長編だが一気に読みました。どんなに長くなっても良いから、途中で終わらないで最後まで書いてハッピーエンドで締め括って欲しかった。それでも久しぶりに堪能しました。梨帆ちゃんがんばれ!

Posted byブクログ

2020/11/13

いつの間にか、主人公と少女の人間関係に引き込まれてしまった。珍しく乱暴な表現が多い作品だったが、読み返すと、少女の達振る舞いや言動が荻原作品らしさを出していたのかなぁ… 主人公と同じ病気を持っている者として言えば、今後、主人公には幸せになって欲しい。終わりのない病気との闘いを続...

いつの間にか、主人公と少女の人間関係に引き込まれてしまった。珍しく乱暴な表現が多い作品だったが、読み返すと、少女の達振る舞いや言動が荻原作品らしさを出していたのかなぁ… 主人公と同じ病気を持っている者として言えば、今後、主人公には幸せになって欲しい。終わりのない病気との闘いを続けながら…

Posted byブクログ

2020/11/04

面白いのです。。。。 出版社の紹介では「二度目の原発事故でどん底に落ちた社会――。三年前に懲役を終えたばかりの及川頼也は、若頭に「アル中を治せ」と命じられ、とある大学病院の精神科を訪れる。検査によると、及川の脳には「良心がない」のだという。医者らを拒絶する及川だが、ウィリアムズ症...

面白いのです。。。。 出版社の紹介では「二度目の原発事故でどん底に落ちた社会――。三年前に懲役を終えたばかりの及川頼也は、若頭に「アル中を治せ」と命じられ、とある大学病院の精神科を訪れる。検査によると、及川の脳には「良心がない」のだという。医者らを拒絶する及川だが、ウィリアムズ症候群の少女が懐くようになり……。人間の脳は変われるのか。ハードボイルドの筆致で描く、脳科学サスペンス!」と書かれています。 どうしようもないサイコパス(反社会的人格)のヤクザの悪行を書き連ね、最後は森の中の怪しげな精神病院内でマッドドクター(サイエンティスト)との戦い。手に汗握ると言いましょうか、さすが荻原さん、読ませてくれます。 それにしてもご自身が「ノンジャンルの人間」と言い、「器用貧乏なのかもしれない」と自己分析されている荻原さん。 デビュー当時は『ハードボイルド・エッグ』などのスラップスティックコメディ、その後『明日の記憶』などのシリアス物に転身し、その中で『海の見える理髪店』などのハートウォーミングな作品を数多く発表。最近では縄文人の男の子と弥生人の女の子の恋を描いた『二千七百の夏と冬』や巨大カマキリが登場する昆虫版ジェラシックパークの『楽園の真下』などサスペンスフルな作品も多くあります。 でもね、個人的には時代を遡るほど「荻原さんらしい」と感じてしまうのです。

Posted byブクログ