海馬の尻尾 の商品レビュー
本から目を離している時間にも、ずっと考えてしまうようなストーリー。 暴力描写がすごい。『アウトレイジ』のよう。 読み進むにつれ、乱暴者の及川頼也をだんだんと応援している自分に苦笑。 可能性は低いだろうが、彼の幸せを祈った。
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荻原浩さんの作品ってこんなんでしたっけ? 主人公目線が一貫されていて、その口調がけっこう荒っぽい思考の男性。 最初は違和感があったけど、読み進めていくうちにだんだんと感情移入できて楽しめました。 正気と狂気。メンヘラとサイコパス。 現代的なテーマで、精神科の施設みたいなところも薄...
荻原浩さんの作品ってこんなんでしたっけ? 主人公目線が一貫されていて、その口調がけっこう荒っぽい思考の男性。 最初は違和感があったけど、読み進めていくうちにだんだんと感情移入できて楽しめました。 正気と狂気。メンヘラとサイコパス。 現代的なテーマで、精神科の施設みたいなところも薄気味悪くて、、、でも、あるかもしれない!あったら怖い!そんな感じでした。 個人的には好きなテーマで、よかったです。
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600ページ超の長編。荻原さんらしくない冗長さでなかなか先に進めなかったが、残り200ページを切ってからは好テンポでラストまで一気。原発事故や海外派兵の問題を絡ませ、人命より経済が最優先される近い将来の日本という背景は、何やら今の状況に似たところがあり怖いと感じた。
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2020.09.04~09.09 本当に荻原浩の作品?と思うような暴力から始まる物語。 でも、最後は心温まるシーンがあり、やっぱり、彼の作品なんだと思う。 良心とは?恐怖とは?女医のセリフが核心をついている。 そして、女の子の無邪気さが、あどけなさが色を添えている。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
もうちょっと、なんかこう、科学的に解決されていく部分が多いと思って読んでいたら、全然違いました。でも、りほと関わっていく場面が好きで、この流れでもいいなと思いました。
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脳の一部が働いていないので恐怖感がないらしい。他者への共感がないので思いやることができないらしい。数値による判断を基に薬や様々なプログラムで改善しようとする、と書くととっても良いことに見える。でもその実態は…… 人の心は科学では測り切れないんだよ、こん畜生め! てな気分になってし...
脳の一部が働いていないので恐怖感がないらしい。他者への共感がないので思いやることができないらしい。数値による判断を基に薬や様々なプログラムで改善しようとする、と書くととっても良いことに見える。でもその実態は…… 人の心は科学では測り切れないんだよ、こん畜生め! てな気分になってしまった。 らいや どうか無事で、りほ の所へきっと帰ってね
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ヤクザでアル中の及川。アル中治療で訪れた病院で、能の検査の結果、「良心」が欠落していることがわかった。治療のため入院するといろんな出会いの中、いつしか及川の心の中にも変化が。。。というお話。面白くて一気読みしてしまった。
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