二百十番館にようこそ の商品レビュー
2021.10.29 読了 就活にことごとく失敗し、 挫折したニートの主人公 刹那さんが ある日突然 離島のかつて保養所として 使われていた建物を相続する。 親に捨てられ?そこに住むことになる。 同じような境遇の人を募り、共同生活。 離島に住んでる じいやばぁ、 素朴な...
2021.10.29 読了 就活にことごとく失敗し、 挫折したニートの主人公 刹那さんが ある日突然 離島のかつて保養所として 使われていた建物を相続する。 親に捨てられ?そこに住むことになる。 同じような境遇の人を募り、共同生活。 離島に住んでる じいやばぁ、 素朴な人たちに 徐々に心をひらき、 立ち直ってく。。。 ほっこりして、時々 胸が熱くなる。
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出だし冒頭から、いきなりの「俺は親に捨てられてしまった」から始まり、ネグレクトかと思いきや、30歳近いニートが親から見限られた、と。 主人公ハンドルネーム刹那くんの一人称で進んでいくストーリーが軽快で、バカバカしくも笑えたり、ジンときたり。 島人口数十人という離島で伯父からの...
出だし冒頭から、いきなりの「俺は親に捨てられてしまった」から始まり、ネグレクトかと思いきや、30歳近いニートが親から見限られた、と。 主人公ハンドルネーム刹那くんの一人称で進んでいくストーリーが軽快で、バカバカしくも笑えたり、ジンときたり。 島人口数十人という離島で伯父からの遺産として、古い研修センターを譲り受けた主人公が、ネトゲ仲間やニート仲間たちと新しい暮らしにチャレンジしていく様子がさわやかでおもしろくて一気読みでした。 少し落ち込んでる時にも元気が出そうなオススメの1冊でした。
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記憶に残っている本・映画がある。 石井あらた/「山奥ニート」やってます。 和歌山の山奥にある廃校で 集団生活するニートたちの記録。 ブログ収入や地域のお手伝いといった 最低限の収入でなるべく働かず、 面倒くさい人間関係から離れて生きる生活だ。 生きていくのに必ずしも現金は必要...
記憶に残っている本・映画がある。 石井あらた/「山奥ニート」やってます。 和歌山の山奥にある廃校で 集団生活するニートたちの記録。 ブログ収入や地域のお手伝いといった 最低限の収入でなるべく働かず、 面倒くさい人間関係から離れて生きる生活だ。 生きていくのに必ずしも現金は必要ない、 ネットの可能性についても考えさせられる。 劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん 公開は2019年、こちらも実話が元。 息子がその身分を隠して 父親をファイナルファンタジーに招待し、 ゲームの中でともに冒険するお話だ。 その状況は都度ブログにアップされ 累計300万超アクセスを記録、 小説化・映画化されたものだ。 さて本題。 タイトルの”二百十番館”は、 ニートから命名されたもの。 小さな島に遺された研修施設に、 ニートたちが集団生活する。 地域のお手伝いをしながら、 自分の生きる意味合いを見い出し、 自立した生活を確立する。 苦手な人間関係は補うのはゲームだ。 この物語を楽しみながら、 何度も「山奥ニート」と「光のお父さん」 が頭の中でリピートした。
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ニート再生物語。ゲームオタクのスキル、内容とリアル社会をうまく編み込んでいる。登場するニート達のキャラも島の住民のじいちゃんばあちゃんのたくましさ優しさも良かったが、何より心に残ったのは、子を思う親の気持ちだった。
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30歳を目前にして親に捨てられてしまったニートの"俺" 伯父さんの遺産をもらえると知って乗り込んだのは絶海の孤島の一軒家。 特技はゲームだけの"俺"は、この先どうやって暮らしていくのか!? ゲームの話し部分はちょっとよく分からなかったし読...
30歳を目前にして親に捨てられてしまったニートの"俺" 伯父さんの遺産をもらえると知って乗り込んだのは絶海の孤島の一軒家。 特技はゲームだけの"俺"は、この先どうやって暮らしていくのか!? ゲームの話し部分はちょっとよく分からなかったし読むのが面倒だったけどw、 自分に出来ることは何もない、とゲームの世界に逃げ込んでいた主人公が、逃げ場を失ってから、知恵を絞り仲間を集めて、だんだんと自信と居場所を取り戻していくのは、読んでいて気持ちよく楽しかった。 それぞれのキャラも個性があって、みんなでささえあっている感じがとてもよい。 コロナ禍で地方に移住する人が増えているいま、ほんとうに二百十番館があったらきっと人気になるだろうw
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ニートでゲームオタクの主人公は、伯父さんから島の館を遺産としてもらうことになった。これで遊んで暮らせると島へ行ってみると、何もない島に住んでいるのはジジババだけ。資産価値ゼロの元研修所だった。あげくに、父母は当面の生活費だけを残していなくなってしまった。ゲーム仲間を下宿人として招...
ニートでゲームオタクの主人公は、伯父さんから島の館を遺産としてもらうことになった。これで遊んで暮らせると島へ行ってみると、何もない島に住んでいるのはジジババだけ。資産価値ゼロの元研修所だった。あげくに、父母は当面の生活費だけを残していなくなってしまった。ゲーム仲間を下宿人として招いたり、島のじいさん、ばあさんの手伝いをしたり。 現代的なテーマ風なのに、読み終わってみれば、変わらないテーマ。次々わかる意外な展開。ちょっと出来すぎだけど、めでたしめでたしかな?
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半ば親に見捨てられたようにこの島にやってきた「俺」が 同居人としてあとからやってきた仲間たちと 島のじいちゃん、ばあちゃんに助けられながら 人生を再生していく話。 いやぁー、ばあちゃんたちの包容力よ! まだまだ私なんかは足元にも及ばない 島民合わせても20人ぐらいっていう島で ...
半ば親に見捨てられたようにこの島にやってきた「俺」が 同居人としてあとからやってきた仲間たちと 島のじいちゃん、ばあちゃんに助けられながら 人生を再生していく話。 いやぁー、ばあちゃんたちの包容力よ! まだまだ私なんかは足元にも及ばない 島民合わせても20人ぐらいっていう島で 社会から脱落したニートたちが力を合わせて 生活していくのだけれど、なんていうか ひょろひょろで生活力もなくて世間知らずなわけですよ でも生きていくためには力を合わせなくてはならない 一歩一歩前に進んでいく彼らがだんだんかわいく見えてくる もともとね、根は優しい子たちなんですよね。 学生時代にグレたこともないようなね。 「もし景色を変えたいのなら 自分から動かなくちゃだめなんだ」 と一歩を踏み出す彼ら 挫折を経験しても人生はいつからでもやり直せる 人との出会いってやっぱり大切。 そして人はつながっているものなのだというのを 再確認。 「人間一人っきりじゃ、 良いやつにも悪いやつにもなれない」 いいお話だった オンラインゲームの描写は今ひとつ興味がなかったのだが それも大事な伏線になっていて最後に色々と わかってくるあたりで思わず涙が・・・ タピオカさーーーーん(泣) そもそも二百十番っていうのが 210でニートだったっていうね。そうなのか!
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猫につられて読んでみたら・・・ 二百十番館ってそういう意味だったのかーーww 私もオンラインゲームをしているから世界観になじみやすく、サクサク読めた。 まー、デキスギ感はかなりあるし、そんなにうまくいかんだろーーって思うけど。 最後の下りはへええってなった。
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突然<島流し>(言葉通り)になってしまった主人公。いきなり積みゲーかよ、一応住はあるけど状態だったけど、主人公の性格がああだったからこそ出来たことなんだろうなあと。 ニート引きこもりゲーマーにもいろんな背景がある。そんな彼らのささくれだった心を人生の大先輩である島民たちが図らずも支えてくれているという。サトシが来た時はどうなることやらと思ったけど、丸くなってよかった。。。とりあえずは。 タピオカさんとラクダさんはちょっと「えー」と思うところもあったけど、それもまた現実は奇なりってことで。 追記 自分も主人公たちみたいな感じでRPGゲーをやっていた(もうサービス終了したけど)時期があったので、懐かしいなーと思いつつ、またやりたいなあと思ったり。
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面白かった! 前半はニートが更生・自立を目指してもがくのを見守るだけで、「この人たちこんなので大丈夫なの?」と思いながら読んでいたけど、後半は大きな事件が起きたりして、ハラハラドキドキしながら読みました。 終盤の、それぞれの親(家族)の真相がわかるところはちょっと衝撃、感動で、その後ちょっとした謎解き要素もあって面白かったです。そして、ニートたちも自立…とまでは言えないかもしれないけど、たくましくなりました。
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