これからの生き方。 の商品レビュー
漫画でとっつきやすい入り口を作ったいわゆる「キャリア論」の本。 構成を紹介すると、 第一章 漫画編(物語編) 第二章 ワーク編(自己分析編) 第三章 独白編(生き方編) 以上の全三章からなる。 まずは特徴でもある漫画の紹介から。 舞台は出版社。情熱だけで突っ走る主人公「...
漫画でとっつきやすい入り口を作ったいわゆる「キャリア論」の本。 構成を紹介すると、 第一章 漫画編(物語編) 第二章 ワーク編(自己分析編) 第三章 独白編(生き方編) 以上の全三章からなる。 まずは特徴でもある漫画の紹介から。 舞台は出版社。情熱だけで突っ走る主人公「小林希」の葛藤が描かれている。 この漫画だけでも、実はかなり感情を揺さぶられた。そこには、いかにも現代サラリーマンの姿がリアルに表現されている。自身が働いている姿を、なにより客観的に見ることができた気がした。そして思った。 「大人たちがこんな風に見えてたら、今の子どもが働きたくないと思うのもムリないな」 プライベートを犠牲にして、しかも大切な人との約束さえ中断してまで、職場からの電話にでる。そして、当たり前のように呼び出され断ることもできない。 そんな場面からこの漫画は描かれる。 これって本当に必要な事なのか? ここまでして仕事をした方が本当に幸せになれるのか? 豊かになれるのか? 今の若者にこそ読んでもらいたいと思う。そして、こんな働き方、こんな生き方をどう考えるのか? 第二章、第三章では自己の分析方法とそこからどういう点に気を配る必要があるかを教えてくれる。 人生に迷う前に、もしくは迷っている人にできるだけ早く読んでもらいたい一冊。
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20代〜30代にかけて会社や組織でそれなりの経験を積んでくると、その後のキャリア形成や人生そのものについて見つめ直す機会が増えてくる。 まさに本書は「これからの生き方」にヒントを与えてくれる。そして「働く人への応援ソング」でもある。 著者は人並外れた感性と分析力で、働き方の...
20代〜30代にかけて会社や組織でそれなりの経験を積んでくると、その後のキャリア形成や人生そのものについて見つめ直す機会が増えてくる。 まさに本書は「これからの生き方」にヒントを与えてくれる。そして「働く人への応援ソング」でもある。 著者は人並外れた感性と分析力で、働き方のスタイルを「スキル型」「意志型」「チーム型」「バランス型」と4つのパターンに分類し、課題と解決策をわかりやすく提示する。 上から目線の押し付けがましい言葉でない。あくまで寄り添う姿勢で。北野さんの謙虚な人柄なのだろう。 序盤を漫画パートで展開する作風は非常にユニーク。人によっては読みづらいかもしれないが、中盤以降の伏線となっていて納得させられた。気持ち良い読後感。 ※しかし、友人によると前著「転職の思考法」と重なる部分があるそうなので注意。
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これからの生き方。/北野唯我、百田ちなこ 前半は漫画、後半はワークという面白い一冊。 どうキャリアを築き、どう生きていくか、考えるためのヒントをくれる本。 前半の漫画では、いろいろな仕事の価値観を持ったキャラクターが登場し、それぞれの考え方に触れる。 後半はそれを踏まえて、自分は誰に近いか、どんな価値観を持っているかを探り、これからの生きる道標を見つけていく。 キャリア戦略はスキル型、意思型、チーム型、バランス型の4タイプに分類される。 自分はバランス型。この型は自分の軸が相対的に弱いことが課題。まさにその通り。 このタイプが20-30代で特に身につけるべきことは、 ・早い段階で、人を率いる経験を積むこと ・きちんと成果をアピールする術を身につけること だそう。 このタイプは平時のリーダーシップを持っていて、ほかの型の人間をバランス良く育てることができる。 成果をアピールする術を身につけるために、 ①これまでやってきた仕事、成果を紙に書き出す。成果を出すために必要だったスキルも書き出す。 ②自分のレジュメ、履歴書を普段から作っておく癖をつける。 ③20-30代のうちに人を率いる経験を積んでおく。 さて、生き方、キャリア系の本を読んでだいぶやるべき事が見えてきた。 あとはやるのみ。ローランドのいう、 やるかやらないか、ではなく、やるかやるか。
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人間関係の問題はなくなることはありません。その解決方法として、分断するや受け入れるなどと書かれている本は無尽蔵にあります。それは正論で一見簡単そうです。だからできる人はできる。これは当たり前の話ゆえに悔しい現実。この本は根本的なところに触れていて、「合わないのはなぜ合わないのか、...
人間関係の問題はなくなることはありません。その解決方法として、分断するや受け入れるなどと書かれている本は無尽蔵にあります。それは正論で一見簡単そうです。だからできる人はできる。これは当たり前の話ゆえに悔しい現実。この本は根本的なところに触れていて、「合わないのはなぜ合わないのか、価値観のベクトル」を分析できるように説明してくれます。共存していけるし、今の場所が絶対ではないと、自分の視野を広げてくれます。背中の押方ってこのような方法が気持ち良いんだと思います。
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大好きな北野さんの作品。 これからの生き方という壮大なテーマを、前半は漫画、後半はワークを通して自分の価値観に気づいていく。 おすすめの一冊。
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【スキル型のキャリアの人間の生き方】 ・20代まではスキルを磨くことで行きていける ・30代以降は、自分よりも単価の安い人との差別化要因が必要 ・30~40代までに自分の「応援したいテーマや人を見つける」 →いろんな人に会い、夢や事業に関する話を聞く。 自分がどれくらい共感したか、応援したいかをメモ メモを見ながら共通点探し 最も応援したく、自分ができることも多いものを見つける ・人が自分のやりたいことが見つからないのは、ほとんどの場合、まだ充分に多種多様な人と出会っていない(=判断材料がない)だけだ →判断材料がない中で選ばない。まずは選ぶための情報収集をする。 ・”感性”とは →違いに気づく力。 →主観的に体験したことを、客観的に分析する。 →なにが違うのか。過去と今の自分の違い。できる人とできない人の違い。 ・過去ではなく、これからどう生きるかが問われる →人生が長期化している。 →過去の時点での違いは人生において99%誤差でしかない。 →自分が時間効率を無視してでも「やりたい」と思えることを見つける →「やりたいこと」があると、肩書や人との差異なんて気にならない。(=ヒトではなくコトに向かう) ・好きなことを好きっていうのは勇気がいる →否定される可能性もはらんでいる。 ・なぜ働くのか?自分は何を求めているのか?
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