時計仕掛けの歪んだ罠 の商品レビュー
最初、設定が4MKシリーズに似てるなと思っていたけど、途中から、もう一人の主人公が現れて、とても面白い展開になる。 雨のシーンが執拗に書かれ全体的に暗いムードなのは北欧ミステリぽっい。 読んで、ぐいぐいと引き込まれて行く。読み応えがある作品。 だけど、読み終えて驚愕の事実を知る...
最初、設定が4MKシリーズに似てるなと思っていたけど、途中から、もう一人の主人公が現れて、とても面白い展開になる。 雨のシーンが執拗に書かれ全体的に暗いムードなのは北欧ミステリぽっい。 読んで、ぐいぐいと引き込まれて行く。読み応えがある作品。 だけど、読み終えて驚愕の事実を知る。これ続くんだよ!いわゆる3部作らしい。 ところがだよ、この続き「狩られる者たち」は出版されているのに、その先が無い! アネル・ダールはすでに、このシリーズを5作品、出版してるけど日本では2作目までしか、出版されていないんだ。 これ最悪!2冊目を読むかどうかも迷って、さらにイライラするのが嫌なので、次の作品を読むのを躊躇してる。 小学館文庫!最後まで責任もって出版しろよ! 結構、面白いのに売れ行きが悪かったのか?でもさ、でもさ、この気持ちをどうしてくれるんだ。
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「怒涛の展開」 こんなにこの言葉が似合うミステリーは、滅多にない。 どんな感想を書こうとしても、全てネタバレになるような気がして、書けない。 北欧ミステリーは好物だけど、またひと味違う。 印象的なのは「雨」……。 でも、最後だけは気に入らない。 次を「読まなければいけない」...
「怒涛の展開」 こんなにこの言葉が似合うミステリーは、滅多にない。 どんな感想を書こうとしても、全てネタバレになるような気がして、書けない。 北欧ミステリーは好物だけど、またひと味違う。 印象的なのは「雨」……。 でも、最後だけは気に入らない。 次を「読まなければいけない」のと、「読みたくて仕方ない」は、違う。 だからちょっと残念。 なぜそう思うかは、やっぱりネタバレ。
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いっちばん最後の最後でうわぁ〜って声が出てしまった。あぁああ。こわぁ〜。。 他の方のレビュー見たら、どうやらシリーズは5作出ていて、そのうち2作目までは翻訳されることが決まってるらしい。 アレックス読んだ時も思ったが…翻訳モノは苦手かもしれないなぁ。というか、ジェフェリーアーチャーとかスティーブンキングとか、ほとんどアメリカの作家さんしか読んでないからかも…アガサクリスティは読んだけど、数十年前で昔の訳って感じあるし。 あ、そもそも非英語→英語→日本語 って訳されてるのね。え、これどういう意味?みたいなことが多々あってなかなか読み進むのに骨が折れた… ベリエルが何を感じて何を考えているのか? 主人公の過去や感情が伏せられたままで話が進むパターンはたくさんあるけれど、それが作者の意図なのか、私が文章読みきれてないからなのか、掴みかねたままだった。。 前半もしかして犯人はベリエルの過去絡み?と思っていたら、怪しかった女が実は子供の頃の同窓生ででも公安警察で、でもさらにもう一枚あったのが、個人と組織の力の違いが見せつけられてよかった。 タイトルの「時計仕掛け」はどういうことなのかな?英題「Watching You」。えええ?って感じ。それってヴィリアムが、ベリエルを、てこと?タイトル知ってたら読んだ感じもまた違ったかも。 でも前半と後半で展開が変わった後も、ベリエルの性格パターンが今ひとつわからないのでなかなか感情移入できなかったんだよな… 前半の歯車や、ベリエルの不安定さや、ちょいちょい挟まってる何かの過去の記憶?、後半は違う意味での不安(誰が敵か?)、全体的に不安要素がいっぱいで、最後に彼が死んでも何も明確にならず(文字通り、何も!明確には) モヤモヤが続いたままラストでアレ。。。。 やっぱりコレ、ちょうどこの間まで見てたエルピスで、関係者が口封じに殺されるアレかな??っていう。。。 でもラストのあれのおかげで続きが読みたくなった。ISとかイスラムとか出てきてたし、なんか壮大な話になるのかな…
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読了してすぐ、続編が読みたい‼︎と思った。 終わり方は後味が悪かったけど… 各場面ごとの展開の激しさに引っ張られて読み進んだ。 翻訳ものではどれもそうだけど、 登場人物の名前がなかなか覚えられず、巻頭の人物リストに助けられてます!
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初のアルネ・ダール。 翻訳ミステリ大賞シンジケートで紹介されていて読みたくなったので。 評判どおり、物凄く面白かった! 食傷気味だった北欧ミステリかつはみ出し刑事ものではあるけど、そんなこと吹っ飛ばすほどに面白かった。 話の入りは北欧刑事ものではあるが、特に第二部の取調室の攻防以降、印象がガラリと変わる(この攻防自体も面白い)。ここまで先が気になり、ページをめくる手が止まらない小説も久しぶりだった。 最後は、多分賛否両論なんだろうけど、個人的にはいい知れぬゾッとする感じも素晴らしいと思った。 シーズンが続くというか。 シリーズとしては5作くらい出てて、ただ翻訳は2冊目までらしい。非常に楽しみにしているので、どうか最後まで翻訳されますように。
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田口俊樹の文章が苦手だ。散々悪口を書いてきたが、やはり駄目だった。石田善彦と田口は避けた方がよさそうだ。 https://sessendo.hatenablog.jp/entry/2022/11/10/143524
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今までに経験した事がないストーリー展開。一体どんな結末をむかえるのか。そして次作へと引っ張るその嫌らしさww。北欧ミステリーはこうでなくっちゃ!!
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北欧のミステリを続けて読むと同じ作家の本かと錯覚し、物語も錯綜してしまう。 北欧の小説から独特の気候を感じる。日本の小説では一度も思った事がない。凄い!
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ランキングでの評価も高く、北欧ミステリーなのに田口俊樹訳という期待度の高さは見事に裏切られた。やはり北欧ミステリーとの相性は悪いのかな。どうしてもマンケルのヴァランダーシリーズの面影を追ってしまうのだが…。2.5
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北欧モノの例にもれず、陰鬱なトーンが全体を支配している。そして残酷な殺人事件…。 文章が細密で、序盤の取り調べシーンの濃厚な描写は迫力満点。しかもそこからのプロットの展開も見事で、ラストまで一気に楽しめる。 比喩や暗喩が多いうえに緻密な文章で読み応えあり。 しかし、完全に事件...
北欧モノの例にもれず、陰鬱なトーンが全体を支配している。そして残酷な殺人事件…。 文章が細密で、序盤の取り調べシーンの濃厚な描写は迫力満点。しかもそこからのプロットの展開も見事で、ラストまで一気に楽しめる。 比喩や暗喩が多いうえに緻密な文章で読み応えあり。 しかし、完全に事件は解決しておらず続編に続く、かな?
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