時計仕掛けの歪んだ罠 の商品レビュー
10月25日、日曜日の朝10時14分から物語は始まる。そして、ちょうどその1週間後、11月1日の同時刻に物語は終わる。 要はたった1週間のあいだに起こる出来事なわけだけど、その間に過去の記憶と現在とをめまぐるしく行き来しながら、ものすごいスピードと濃さで事件が展開していく。(時...
10月25日、日曜日の朝10時14分から物語は始まる。そして、ちょうどその1週間後、11月1日の同時刻に物語は終わる。 要はたった1週間のあいだに起こる出来事なわけだけど、その間に過去の記憶と現在とをめまぐるしく行き来しながら、ものすごいスピードと濃さで事件が展開していく。(時間表記が24時間制じゃないので、「10時」とかだけあると朝なのか夜なのか一瞬分からなくなるほど。) ナタリー・フレーデンの尋問辺りまでは、いちいち色々冗長な気もしてたのだけど、その後一気に物語が花開いていく感じ。そこまでは、回りくどい言い回しとか無駄な罵詈雑言にちょっと辟易しちゃったりもするのだけど、まぁ我慢かな。 なお、被害者の名前がなかなか覚えられなくて最初焦るけど、特に覚えてなくても支障なく最後まで読み進められるので心配御無用。 ヴィリアムの人間性や反抗に至るまでの経緯みたいなものは、もっとしっかり丁寧に説明してほしかった気がする。(そうでないと都合が良すぎる展開で、やや納得しづらい。)…が、それはもしかしたら次作で明かすために敢えてハッキリさせすぎないようにしたのかも?? 個人的には、このタイプの作品できちんとエンタメ路線で終わらせられるのはむしろ好印象。俗っぽいって感想の方もいるだろうけど、楽しみは続いた方が嬉しいし謎も解ききらない方が余韻に浸れる。早速続編を購入してみた。
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楽しく読めました。ラストシーンで、まだまだこれからの続きを示唆していますが、続編を読むのは・・・しばらくはええかな。【2025年7月5日読了】
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北欧サスペンスって感じの、重く湿ったストーリー。展開が面白く、飽きない。 カラッとした感じのが好きな人は、余り適さないと思う。 そして続きが気になる…。
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巻末の解説にある如く『型破りなミステリ・シリーズ』である。 勘による捜査。ネットワークを駆使した現代的調査。警察のみではなく、よりグローバルに広安警察が絡む。随所に描かれる主人公・ベリエルの心象風景。 次作が楽しみな展開の結末に、 ジェフリー・ディーヴァーやジョー・ネスボ...
巻末の解説にある如く『型破りなミステリ・シリーズ』である。 勘による捜査。ネットワークを駆使した現代的調査。警察のみではなく、よりグローバルに広安警察が絡む。随所に描かれる主人公・ベリエルの心象風景。 次作が楽しみな展開の結末に、 ジェフリー・ディーヴァーやジョー・ネスボに推薦される作家、アルネ・ダールと出会えた幸運を思う。
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仄暗い雨の描写と執念。信じられるのは自分だけ。幼い頃の体験から逃れられない彼ら…しかし一連の事件は序章にすぎない。この一冊がまるまるプロローグかのような驚愕のラスト。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
序盤は、何が起きているのかも各キャラクター像も掴みきれないまま展開していく。どうやら主人公のベリエルたち警察は少女の誘拐・監禁事件を追っていて、ベリエルだけがこれは連続した事件だと睨んでいるらしい。そして彼はすべての現場に写り込む一人の女性の存在に気付き、その女性ブロームを特定して尋問する。ところがそこから物語はひっくり返る。追っていたはずのベリエルはまんまとブロームの罠に嵌ったのだった。 ベリエルとブロームの二人は同級生で、まだ10代だった遠い昔、彼らの学校にヴィリアムという奇形の転校生がやってきた。ヴィリアムはその容貌から酷いいじめを受けていたことから、ヴィリアムは特定の年代の少女に恨みを抱き、無差別に誘拐・殺害していると二人は推理した。 北欧ミステリらしいダークな雰囲気がクセになる。日本でもスウェーデンでも、公安という存在は興味を掻き立てる。
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最初、設定が4MKシリーズに似てるなと思っていたけど、途中から、もう一人の主人公が現れて、とても面白い展開になる。 雨のシーンが執拗に書かれ全体的に暗いムードなのは北欧ミステリぽっい。 読んで、ぐいぐいと引き込まれて行く。読み応えがある作品。 だけど、読み終えて驚愕の事実を知る...
最初、設定が4MKシリーズに似てるなと思っていたけど、途中から、もう一人の主人公が現れて、とても面白い展開になる。 雨のシーンが執拗に書かれ全体的に暗いムードなのは北欧ミステリぽっい。 読んで、ぐいぐいと引き込まれて行く。読み応えがある作品。 だけど、読み終えて驚愕の事実を知る。これ続くんだよ!いわゆる3部作らしい。 ところがだよ、この続き「狩られる者たち」は出版されているのに、その先が無い! アネル・ダールはすでに、このシリーズを5作品、出版してるけど日本では2作目までしか、出版されていないんだ。 これ最悪!2冊目を読むかどうかも迷って、さらにイライラするのが嫌なので、次の作品を読むのを躊躇してる。 小学館文庫!最後まで責任もって出版しろよ! 結構、面白いのに売れ行きが悪かったのか?でもさ、でもさ、この気持ちをどうしてくれるんだ。
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「怒涛の展開」 こんなにこの言葉が似合うミステリーは、滅多にない。 どんな感想を書こうとしても、全てネタバレになるような気がして、書けない。 北欧ミステリーは好物だけど、またひと味違う。 印象的なのは「雨」……。 でも、最後だけは気に入らない。 次を「読まなければいけない」...
「怒涛の展開」 こんなにこの言葉が似合うミステリーは、滅多にない。 どんな感想を書こうとしても、全てネタバレになるような気がして、書けない。 北欧ミステリーは好物だけど、またひと味違う。 印象的なのは「雨」……。 でも、最後だけは気に入らない。 次を「読まなければいけない」のと、「読みたくて仕方ない」は、違う。 だからちょっと残念。 なぜそう思うかは、やっぱりネタバレ。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
いっちばん最後の最後でうわぁ〜って声が出てしまった。あぁああ。こわぁ〜。。 他の方のレビュー見たら、どうやらシリーズは5作出ていて、そのうち2作目までは翻訳されることが決まってるらしい。 アレックス読んだ時も思ったが…翻訳モノは苦手かもしれないなぁ。というか、ジェフェリーアーチャーとかスティーブンキングとか、ほとんどアメリカの作家さんしか読んでないからかも…アガサクリスティは読んだけど、数十年前で昔の訳って感じあるし。 あ、そもそも非英語→英語→日本語 って訳されてるのね。え、これどういう意味?みたいなことが多々あってなかなか読み進むのに骨が折れた… ベリエルが何を感じて何を考えているのか? 主人公の過去や感情が伏せられたままで話が進むパターンはたくさんあるけれど、それが作者の意図なのか、私が文章読みきれてないからなのか、掴みかねたままだった。。 前半もしかして犯人はベリエルの過去絡み?と思っていたら、怪しかった女が実は子供の頃の同窓生ででも公安警察で、でもさらにもう一枚あったのが、個人と組織の力の違いが見せつけられてよかった。 タイトルの「時計仕掛け」はどういうことなのかな?英題「Watching You」。えええ?って感じ。それってヴィリアムが、ベリエルを、てこと?タイトル知ってたら読んだ感じもまた違ったかも。 でも前半と後半で展開が変わった後も、ベリエルの性格パターンが今ひとつわからないのでなかなか感情移入できなかったんだよな… 前半の歯車や、ベリエルの不安定さや、ちょいちょい挟まってる何かの過去の記憶?、後半は違う意味での不安(誰が敵か?)、全体的に不安要素がいっぱいで、最後に彼が死んでも何も明確にならず(文字通り、何も!明確には) モヤモヤが続いたままラストでアレ。。。。 やっぱりコレ、ちょうどこの間まで見てたエルピスで、関係者が口封じに殺されるアレかな??っていう。。。 でもラストのあれのおかげで続きが読みたくなった。ISとかイスラムとか出てきてたし、なんか壮大な話になるのかな…
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