1,800円以上の注文で送料無料

時計仕掛けの歪んだ罠 の商品レビュー

3.5

22件のお客様レビュー

  1. 5つ

    2

  2. 4つ

    10

  3. 3つ

    7

  4. 2つ

    1

  5. 1つ

    1

レビューを投稿

2021/05/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

始まりは3人の連続誘拐事件を追う、スウェーデンミステリーの少し暗い話かと思ったが、途中から一変。 暗い、もの悲しい雰囲気はそのままにサスペンスミステリーへ。 なかなか面白くはあったが、動機等納得がいかないところもいくつかあり。次作ではっきりするのか。 あんな終わり方をされると次作を読まざるをえない。

Posted byブクログ

2021/04/03

映画っぽい。主人公は男性と女性のビジネスパートナー。脇役はすっと出てきてさっと消える。捜査の流れで地味なところは削って、映える瞬間だけを切り取って見せる。ISとかあるので映画はちょっとアレかもですが。文体はややくどい。

Posted byブクログ

2021/01/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

CL 2021.1.5-2021.1.12 出だしとラストは全く違う様相。 前半は好きになれなくて、終盤面白くなってきたと思ったのに、あのラストはまた好きじゃないなー

Posted byブクログ

2020/10/17

久々のアルネ・ダール。前作は若干モヤモヤした感じの読後感だったので、過剰に期待しないよう読んでみた。 トラップ、歯車、連続失踪事件と、どうしてもジェフリー・ディーヴァーを連想してしまう序盤の展開に自然と不安感が増していったが、容疑者との尋問で不安な気持ちは吹っ飛んだ。ここまでの...

久々のアルネ・ダール。前作は若干モヤモヤした感じの読後感だったので、過剰に期待しないよう読んでみた。 トラップ、歯車、連続失踪事件と、どうしてもジェフリー・ディーヴァーを連想してしまう序盤の展開に自然と不安感が増していったが、容疑者との尋問で不安な気持ちは吹っ飛んだ。ここまでのプロセスもいいし、だからこそのこの緊迫感は期待以上。十分すぎるページ数を残しての展開に浸っていたら、実は二重底のさらに奥にストーリーの素顔が隠されていたという驚愕の構成。 犯人像もいいし、謎解きの部分も面白く読めたけど、事件の背後にあるものがパーソナルな事柄だったのが肩透かし。前半は警察小説で、後半は人間ドラマのような印象。でも続編に繋がる鋭い切り込みに食指を動かされたので、多分読むのだろうと思います。

Posted byブクログ

2020/10/08

一年七ヵ月の間にスウェーデン国内で起きた、三件の十五歳の少女失踪事件。ストックホルム警察犯罪捜査課のサム・ベリエルは同一人物による連続殺人だと主張するが、上司はそれを否定しまともに取り合おうとしない。しかしベリエルの主張の裏には、彼だけが知っている根拠があった。そしてついに彼は、...

一年七ヵ月の間にスウェーデン国内で起きた、三件の十五歳の少女失踪事件。ストックホルム警察犯罪捜査課のサム・ベリエルは同一人物による連続殺人だと主張するが、上司はそれを否定しまともに取り合おうとしない。しかしベリエルの主張の裏には、彼だけが知っている根拠があった。そしてついに彼は、容疑者へと辿り着く。だが尋問に臨んだベリエルを待ちかまえていたのは、予想を遥かに超える驚愕の事実だった―。『靄の旋律 国家刑事警察特別捜査班』が印象に残る作品だったので、翻訳が途絶えのを残念に思っていた。新シリーズはツイストがやや効き過ぎ。しかも次作に続くとは。楽しみである。

Posted byブクログ

2020/09/27

三人の15歳の少女の失踪から始まる物語。三人はどこへ消えたのか。主人公のベリエルの捜査と途中で挿入される一つの挿話。緊張感や不安感が伝わってくる展開と徐々に犯人の姿が見えてくると同時に増していく狂気。シリーズの一作目としてすごく面白く、ラストの展開で次作が非常に楽しみになった。

Posted byブクログ

2020/09/23

調子良過ぎる感があるけど、迷路に誘われ置いてきぼりにされた様な感覚の内容。章ごとに入れ替わる不思議感。他の方も書いていらしたが、先入観なしで読んで頂きたい。

Posted byブクログ

2020/09/03

待望の新シリーズ第一弾。本当の敵(黒幕)に対峙?する二作以降を期待させる出だし、という感じ。雌雄コンビを結びつける過去のエピソードが唐突に明らかになるのは我田引水の感があるが、熟成していくであろう二人の連係とは別に、鹿の目をした「弟子」との関係がどうなっていくのか楽しみ。

Posted byブクログ

2020/08/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

スウェーデン。少女失踪事件の有力な手掛かりを得て現場に踏み込んだべリエルたちだが,すでにそこには誰もいなかった。これは連続殺人事件なのか。当日撮影した写真の中に,あるヒントを見つけたが。 またも北欧ミステリ。森林が多くて寒くてという感じが不気味さを盛り上げております。冒頭から,べリエルが時計大好きぽいことがわかるのですが,タイトルの意味と,なぜべリエルがこの事件に執着しているのかと,途中でえっまさかそっち・・・と思いきや展開がまた二転三転するのとで,読んでいてちょっと疲れます笑 いや,面白いけど。 そして最後・・・事件解決のカタストロフィーは持たせつつも,最後・・・。 続きものだったのか・・・。

Posted byブクログ

2020/08/15

私はなにを読んでいるのだろう? そういう読書体験だった。 整理しよう。 時は現代。スマホがある時代だ。 場所はスウェーデン、ストックホルム。 なにがしかの事件が起きて、警察はそれを捜査中らしい。 捜査の責任者は、サム・ベリエル警部。 上司に反発しながら、優秀な部下を率いて、精...

私はなにを読んでいるのだろう? そういう読書体験だった。 整理しよう。 時は現代。スマホがある時代だ。 場所はスウェーデン、ストックホルム。 なにがしかの事件が起きて、警察はそれを捜査中らしい。 捜査の責任者は、サム・ベリエル警部。 上司に反発しながら、優秀な部下を率いて、精一杯捜査を進めている。 ひとつひとつの手掛かりを追って、じれったい思いをしながらも、彼は事件を解決していくのだろうと、私は予測する。 こういう話は、たいていそう進んでいく。 それが、そうならない。 知らない世界に連れていかれる。 私はなにを読んでいるのだろう? いったいどこにいるのだろう? これがいっそ心地よいので、この本は、なにも知らずに読んだほうが面白い。 裏の紹介も巻末解説も帯も目に入れず、当然、こんなレビューなぞ読んでもならないのだ。 作者は、アルネ・ダール名義でミステリーを、別名義で他ジャンルを書くという、著書多数の作家である。 であるけれども、翻訳されたのは、これがようやく2冊目だ。 1冊目は『靄の旋律』。 スウェーデンでは1999年、日本では2012年に出版されている。 「面白かった」という記憶は残っているが、あとはさっぱり覚えていない。 いやもうひとつ記憶があった。 「モヤと読むのか。カスミじゃなくて・・・・・・」 解説によれば、2021年にさらに翻訳が出るというので、 これを機会に次々と翻訳が進んでいくと、実に嬉しい。

Posted byブクログ