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わかりやすい民藝 の商品レビュー

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4件のお客様レビュー

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2024/07/20

「この商売、ビルは建てられないけど、餓死はしない」と言われて脱サラして福岡で工芸店を営む筆者。頭良いって本当に思う。柳宗悦理解が進みました。 「作り手とちゃんと向き合う以上は、胸を張って意見が言えるぐらいには支払いたい。作り手に子どもがいるとしたら、国公立大学の学費と下宿代ぐらい...

「この商売、ビルは建てられないけど、餓死はしない」と言われて脱サラして福岡で工芸店を営む筆者。頭良いって本当に思う。柳宗悦理解が進みました。 「作り手とちゃんと向き合う以上は、胸を張って意見が言えるぐらいには支払いたい。作り手に子どもがいるとしたら、国公立大学の学費と下宿代ぐらいは払えるようにしたいです」と言う筆者。同じ京大卒でも石丸さんと大違いだ。「帰りやすい店にする」ということを意識する…ものを選ぶときは、①無理に買わない②「一生もの」を買わない③ノイズのないものを選ばない…「無精」「短気」「傲慢」を備えた作り手と付き合う…こんなに工芸店の運営を考えている人だと思い、清々しかった。

Posted byブクログ

2023/01/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

民藝の入門書。著者は、膨大な研究に支えられた民藝の概論を、初心者にも理解できるように言語化してくれる。例えば雑誌『白樺』をSNS、柳宗悦をインフルエンサーと説明されると、かなり感覚を掴める。 民藝は、制度化された「美」に対する抵抗として生まれた先進的な運動であり、ヒエラルキー(この先生が「民藝」と言ったら民藝、みたいな構造)には大反対。 「民藝」の定義は固定されないが、日常的に使い勝手がいい、つまり美しさなど気にしていない「にもかかわらず」美しいもの。あるいは日常的に使われる中で良い佇まいになっていく道具。あるいは、使うときの動作に馴染んだもの、それを生み出すまでの時間が一体化したもの、など。 個人的には、柳宗悦のキャラが好きだった。権威的なものに隷従せず、名も無き者の作品に美を見出し、怒りをもってその地位を築いていく。「平凡の中に非凡を見るより非凡なことがあろうか。今の多くの人たちは非凡なものにでなくば、非凡を見ないほど平凡に落ちたのである」は名言。

Posted byブクログ

2022/07/13

とてもわかりやすかった! 民藝とは ・友情に基づくカウンターカルチャー ・土地ごとに生まれる工藝的なるもの ・●●にもかかわらず、美しいもの

Posted byブクログ

2021/05/05

書名通りとてもわかりやすく民藝の考え方を明らかにしてくれている。 どうして民藝運動と言われるのか、どうして私が民藝の定義がわかりにくいと感じてしまっていたのかに、明確に答えてくれた。 柳宗悦がもともとは宗教哲学を学んでいたということも面白い。どんな歴史的な流れがあって民藝という...

書名通りとてもわかりやすく民藝の考え方を明らかにしてくれている。 どうして民藝運動と言われるのか、どうして私が民藝の定義がわかりにくいと感じてしまっていたのかに、明確に答えてくれた。 柳宗悦がもともとは宗教哲学を学んでいたということも面白い。どんな歴史的な流れがあって民藝ということばが生まれ、どのように使われるようになったかを知ることができ、単にことばの定義を理解するだけではない、厚みのある知識が得られる本だと思う。

Posted byブクログ