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この子はこの子のままでいいと思える本 の商品レビュー

4.5

24件のお客様レビュー

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2024/09/04

しっかり育てたい!と思うパパママが1度は読むべき一冊。ここでいう「しっかり」とは、他人に迷惑をかけなくて、自立した人間という意味で使っていますが、実際育ててみると「このままで”しっかり”した人間になるのか」なんて不安を感じさせる行動が幼児期から多発します。(わたしの経験の範囲です...

しっかり育てたい!と思うパパママが1度は読むべき一冊。ここでいう「しっかり」とは、他人に迷惑をかけなくて、自立した人間という意味で使っていますが、実際育ててみると「このままで”しっかり”した人間になるのか」なんて不安を感じさせる行動が幼児期から多発します。(わたしの経験の範囲ですが)例えば、周りは普通に行けているのに行き渋りがひどいとか・・。その不安を本書は読んでいる間だけでも解消させてくれる一冊で不安になったときに読み返したいなと思わされました。 ■いろいろな相談がある。 本書では、相談に対し筆者が回答するというスタイルで進みます。多様なジャンルなので自分にもあてはまる相談もあるかもしれません(わたしはありました)。 ■甘やかしすぎで良い 本書で一番印象に残った考え方です。犯罪を犯した子供たちで甘やかされて育てられた人はいないそうです。しっかり育てたくて、あれこれダメって言っているわたしには驚きでした。では、動画の見させすぎは子どもの心身に影響を与えるのに、長時間見せていいのか、砂糖は依存性があるのであまり食べさせないほうがいいのでは?結局悩みは尽きないのですが。  ■親が叱るほど叱られる子供になる 確実とまで言っておられました。でも、変わるのは親とのことです。なんてキツイんでしょうか。叱りたくて叱っている親なんていないです。でも、先に変われるのは大人だから大人が変わるべきと言っています。 本書を読んで叱らないことを実践してみました。自分に5日叱らなかったらご褒美とルールを決めて3日できました。でもどうしても4日目に叱ってしまいました。自分に課したご褒美もなくなってしまいました。とても悲しくて泣きました。(妊娠後期のワンオペでメンタルが悪かったのです)でも叱らなかった間、子どもたちは比較的扱いやすかったように思います。効果はわかりますがとても難しい。ぜひ読んで悩んでみてください。

Posted byブクログ

2024/08/24

久しぶりの育児本に、子どもやパートナーを思いやる心が欠けていると我ながら反省しました。 子どもが自立してきて、手がかからなくなっても、大切なことを思い出すためにも、振り返りは必要でした。 自分の子どもがいい子だなと思う時、パートナーへの感謝を忘れない。 これは今後忘れずにしない...

久しぶりの育児本に、子どもやパートナーを思いやる心が欠けていると我ながら反省しました。 子どもが自立してきて、手がかからなくなっても、大切なことを思い出すためにも、振り返りは必要でした。 自分の子どもがいい子だなと思う時、パートナーへの感謝を忘れない。 これは今後忘れずにしないといけない。

Posted byブクログ

2024/08/18

相談者から寄せられた、子育てに関する悩みを専門医としての立場からアドバイスして行く内容である。母親としての子供に関する内容がメインだが、父親として子育てに関与して行く点にも触れられていて子供のいる親として読んでおくべきである。子供に対しての接し方は、幅広く存在し、明確な答えなど勿...

相談者から寄せられた、子育てに関する悩みを専門医としての立場からアドバイスして行く内容である。母親としての子供に関する内容がメインだが、父親として子育てに関与して行く点にも触れられていて子供のいる親として読んでおくべきである。子供に対しての接し方は、幅広く存在し、明確な答えなど勿論ない。どう接していいのかわからない時、この本はきっとヒントを与えてくれることだろう。

Posted byブクログ

2024/07/17

人それぞれの悩みを読むことができて良かったです。また、それに対する筆者の回答も大変にためになるものばかりでした。 娘が1歳になったので、これからの関わり方の参考にしたいと思います。 一点だけ残念なところ 妻のことを家内と表現する部分は、あまり気持ちの良いものではなかった

Posted byブクログ

2024/07/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ツマに勧められての読書。読んでよかった。 ★★子供を幸せにするのなんてとても簡単なこと。親が笑顔ならそれだけで子供は幸せなのです。自分が親を幸せにしたと思って、自信たっぷりに育っていくのです。 ・精神医学は人間関係論。親子関係もまた人間関係の一つだが、非常に閉じられた狭い関係。ここだけで変わるのもなかなかうまくいかないので、信頼のおける大人との関係を増やすことが重要。 ★★「待つ」ということは、ほったらかしにすることではない。何度でも繰り返し教えるのです。穏やかに教えるのです。飽きずに教えるのです。やり方を見せ、一緒にやり、失敗したら助け、人に迷惑をかけたら一緒に謝るのです。そうやって、時間をかけてできるようになるのを待つのです。言葉は代弁してあげる。親が見本を見せる。挨拶をさせたいなら、自分が進んで挨拶する。 ★★親の言うことを聴かない子のほぼすべては、親に言うことを聴いてもらっていない。患者さんのことを聴こうとしない医者が、患者さんに聴いてはもらえない。 ★子供がしてほしいということは、できるだけしてあげる。泣かなくても勝たせてあげる。わがままになったりはしない。 ★祖父母と孫が親しく過ごす時間は本当に短いもの。子供も甘えなくなるし、祖父母もそれを感じ取る。けれど、あたたかい関係はちゃんと残る。 ★親が叱れば叱るほど、子供は叱られる子供になる。心配すればするほど、心配することをする。親が言うことを聞いてあげればあげるほど、言うことを聞く子になる。かわいがればかわいがるほど、かわいい子になる。 ・子供はだれしも、新しい世界に出ていくことにおびえと不安を感じるのです。けれど、お母さんへの信頼をしっかり実感できれば、それを安心材料のようにして、親から少しずつ離れていくのです。 ★「さっきはごめんなさい。ママ、イライラしてた」と謝ってっください。子供の自尊心が守られる。こういう言葉は、自然と口に出るものと思いがちだが、言いなれていない人、自尊心が低い人は意識して言う必要がある。 ・一生懸命やればいい、結果は問わない。と決め、実際にそのようにふるまう。自己肯定感が築かれる。 ・自己肯定感を高める。そうしなければ、他人を肯定できない。他人を肯定できない人は、子供の精神科医にはなれない。 ★テレビのほかに、楽しいことはあるか。ひとりぼっちで勉強させるのでなく、1日30分でいいから、家族一緒の時間を。 ★親の希望を押し付けるのでなく、子供の希望に寄り添う。これができずに、思春期はこじれる。親が喜ぶことをさせようとしていないか自問する。 ・意識せずに色々なこと関われるのは小学校低学年から中学校くらいまで。人間関係の絶対量が不足すると、社会に出たときに人と交われない。 ・兄弟がいる子にも、「一人っ子」の時間を。 ★★「今日どうだった」とストレートには聞かず、おいしいおやつを用意して、自然と話してもらうのを待つ。 ★兄弟平等に扱うと、上の子は必ず不平等たと感じる。「お兄ちゃん見習ってね」等のちょっとした誉め言葉で、お兄さんを少し特別扱いする。そうすると、兄は弟にやさしくする。 ★★子供が生まれ自分は放っておかれたと感じる夫もいるでしょう。でも、オットには大きな仕事がある。ツマを支えることです。家事育児も大切だが、妻の話を聴くのが最も大切、なんでも聴いてあげよう。 ・子供のしつけで最も重要なことは、自尊心を傷つけないこと。

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2024/07/07

児童精神科医が雑誌に寄稿した悩み相談をまとめた本。同著者の『子どもへのまなざし』と同様、読むと優しい気持ちになれる。

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2024/06/28

子どものありのままを受け入れようというスタンスの育児本。すべてこの通りとはならないけど、子どもに優しくしようと思える。定期的に読んだほうが良い。

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2024/05/17

何がきっかけかは忘れてしまいましたが、著者を知り、多くの出版物があることを知り、この中で何が読みたいだろうかと考えて、本作のタイトルに惹かれました。 積極的に育児書を読むようになってから、ありのままの子どもを肯定することの大切さを学び、行動に移してきたつもりです。 けれど、それ...

何がきっかけかは忘れてしまいましたが、著者を知り、多くの出版物があることを知り、この中で何が読みたいだろうかと考えて、本作のタイトルに惹かれました。 積極的に育児書を読むようになってから、ありのままの子どもを肯定することの大切さを学び、行動に移してきたつもりです。 けれど、それでも時折子どものクラスメイトのエピソードを聞いて「え?皆もうそんなことできるの?」とドキドキするのも事実。 そんな私に優しいお叱りをくれた一冊です。 佐々木さんに寄せられた、数々の親御さんからの相談の中にはまるで自分の事のように思えるエピソードが多々ありました。 子どもを強く叱ってしまい自己嫌悪になったり、子を思うあまり過剰に心配してしまったり。 そんな相談の一つ一つに寄り添い、親の気持ちをほぐしながらも改心させる、ありがたい説法のような文章にはすっかり引き込まれました。 以下に自身の心に強く留めておきたい文章を抜粋。 ・「どんな仕事でも『これだけは覚えておくといいですよ』のいうものがあると思います。親の仕事でいえば、『待つ』ことでしょうか」 ・「しつけをする上で大事なことは『できるようになる時期は子ども自身が決めるのだ』と親が知っておくこと」 ・「がまんするのは親です。大人が先に、がまんするのです」 ・「『普通の子であってほしい』という願いもまた、過剰期待なのだ」 ・「『待つ』ということは『信じる』ということと同じ意味です」 やはりこの本でも「待つ」と書かれていました。「何か言いたくなったら待つ」んだそうです。 本作の中でこの文に出会ってから、何か言いたくなった時には心の中で「何か言いたくなったら待つ」と呪文のように唱えて待っています。 そうしてみると、たった1分前後待てば事態は動き出すことに気が付きました。 他の育児書でも書かれていますが、「待つ」ことを意識して、子どもとの向き合い方をより良い方向に変えていけたらいいなと思いました。 唯一残念だったのが、著者の年齢故か、母親に求めるものが多すぎる点。 その辺りは冷静に現代に照らし合わせて読者が自分達の育児環境に落とし込んでいくしかなさそうです。

Posted byブクログ

2024/01/27

子供が小さい頃に佐々木先生の「こどもへのまなざし」を読んで、優しい考え方に救われたものです。子供も大きくなった今、先生の言葉の受け取り方も変わるのだなと実感したところです。 本書を読んでいく中で、スッと入るものもあれば同意しきれない考え方もあり、佐々木先生の言葉も絶対的な正解で...

子供が小さい頃に佐々木先生の「こどもへのまなざし」を読んで、優しい考え方に救われたものです。子供も大きくなった今、先生の言葉の受け取り方も変わるのだなと実感したところです。 本書を読んでいく中で、スッと入るものもあれば同意しきれない考え方もあり、佐々木先生の言葉も絶対的な正解ではなく、育児への考え方のひとつでしかないのだなぁと感じました。これは親の成長でもあり、余裕が出てきたということでもあるのかもしれません。 -----心にとめておきたいこと ●親子関係も人間関係のひとつであること。だからこそ、人間関係の「質」に悩んだときは人間関係の「量」を増やすこと。 ● 自律とは、子ども自身が考え、行動して、失敗して、納得した、その先にあるもの。そのためには時間が必要。親に信じて見守ってもらった経験は、親に対する揺るぎない信頼感と尊敬となって心の中に根づく。 ● やさしくされすぎて問題行動が出た子を見たことない ● 親がしかればしかるほど、子どもはしかられる子になっていく。親が心配すればするほど、心配な行動を続ける。その悪循環を断ち切らなければ、子どもの情緒を安定させることはできない。 (そうは言っても心配するさぁ……。心配だから行動して、支援につながってようやく心配しすぎなくていいんだって思えるようになる場合もあるからさ。ひとりで頑張っている時に心配するなっていうのも酷だよ) ●しかってもしからなくてもADHDの特性が消えるわけではないが、親がしかりすぎをいったんやめることで子どもの情緒が安定し、その子に合った対応をとることが可能になる。得意の部分をちゃんと見極め、そこを伸ばそうと本人も前向きにとらえることができるようになる。好循環が始まる。 ● いい子というものは、育てるのに手間がかかるものなんですよ。 ● 信頼できる機関には、医師、臨床心理士、ソーシャルワーカーが専門チームを組んで、親子のケアにあたっているもの (そういうところがなかなかなくて困ってる…) ● 普通の子であってほしい」という願いもまた、過剰期待 ● 楽しさは、その場にいるみんなが「楽しい」と思わないとつくられないもの ● 「みんなで力を合わせて目標を達成する」という活動より、「同じ趣味の人が集まって、それぞれの好きなことを認め合う」という部活のほうが合っている ● ADHDの傾向が多少ある子は、いくつものことを同時に考えるのが苦手。「学校が終わった、よし帰ろう」と思うと、頭の中はそのことでいっぱいになり、忘れ物の確認まで気が回らない。どんなにしかられても、その瞬間は忘れる。本当に困っているのは、親御さんではなくこの子。 ● 「大丈夫ですよ、必ずいい子に育ちます」

Posted byブクログ

2024/01/10

児童精神科医が子育ての悩みに答える 子供の自律性は、待って貰っている間に育つ しつけとは、穏やかに、繰り返し言って聞かせて、出来るようになるまでゆっくり待つ、ことが重要 子供が乱暴なときほど優しくする 子供はいくら甘やかしてもよい 子供に愛情が伝わるように表現する 子供の自...

児童精神科医が子育ての悩みに答える 子供の自律性は、待って貰っている間に育つ しつけとは、穏やかに、繰り返し言って聞かせて、出来るようになるまでゆっくり待つ、ことが重要 子供が乱暴なときほど優しくする 子供はいくら甘やかしてもよい 子供に愛情が伝わるように表現する 子供の自尊心を傷つけない 上の子に優しくすればするほど、上の子はお兄ちゃんらしくなる

Posted byブクログ