この子はこの子のままでいいと思える本 の商品レビュー
子供の気持ちはとことん叶えてあげていいのだと、安心することが出来ました。 私の母は厳しかった。怒られた記憶ばかりで、娘に優しく接したい反面、どこかでもっと厳しくしないといけないのかなと不安があった。 娘の理不尽な要求、押さえつけようとしても芋づる式で溢れる感情。受け止めてもキリが...
子供の気持ちはとことん叶えてあげていいのだと、安心することが出来ました。 私の母は厳しかった。怒られた記憶ばかりで、娘に優しく接したい反面、どこかでもっと厳しくしないといけないのかなと不安があった。 娘の理不尽な要求、押さえつけようとしても芋づる式で溢れる感情。受け止めてもキリがなくて、最後は冷たく突き放してしまったり。 でも、そのモヤモヤが晴れるまでとことん付き合おうと決めた。 親から言われたかった言葉を子どもに伝えられるのはあなたです、と書かれていた。 負の連鎖は私で止めたい。 それが私の幸せだから、頑張ります。
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※このレビューにはネタバレを含みます
私が求めていた全ての答えがこの本の中にありました。 ずっと拭えない自分自身への自信の無さ。自身の育てられ方への不信感。家族というものへの恐怖。 私は子育てをしながら、ふとした時にいつもそんなものに心をがんじがらめにされています。 とても苦しい。暗くて真っ黒で逃げ出したくなる。 全部置いて1人になって、この世から消えてしまいたくなる。 こんな気持ちは実親と良好な関係にある人には絶対にわからないと思う。私と夫はとても仲が良いと思うけど、この気持ちを理解してもらおうとは全く思わない。 それでも自分なりに、その辛かった過去を反面教師にして、子供たちには自分が言われたかった言葉を言おうとしたり、されたかったことをしようと毎日努めている。 『決意しましょう。親から言われたかった言葉を子供に伝えられるのはあなたです』 『与えられなかったものがたとえどんなに大きいとしても、そこに心を奪われているばかりでは、前に進むことができません。大切なことは、恵まれなかったものを自分でどう補っていくのかなのです』 この言葉にとても救われました。 この本は質問に対して回答するという形で構成されていますが、実際に私の悩みをきいてもらっているかのような気持ちになりました。 自身の生い立ちや家族に不信感を持っている人。 こんな私が親になんてなれるわけないと自信を無くしてしまっている人にも大丈夫だよと言いたい。この本を読んでもらいたい。 私ももがいてるから。この本にはとても心を救われてる。読みながら涙が出た。 相手は変わらないけど、自分は変われる。負の連鎖を断ち切れるのは自分だけだから。子供には何の罪もない。 ……ああ、でもやっぱり。 この本に書いてあるように育ててもらいたかったな。そうしたら私はどんな大人になれたのかな。どんなことをして今生きてたのかな。 そんなことを想像するのもちょっと切なくて。でも楽しくもあります。 『子供というのは、土にまみれた球根のようなものです。どんな花が咲くのかはわからない。』 というところも好きです。 持って生まれたお花を親の勝手で色や形を変えることなんて出来ない。 親にできることは、いつかきっと美しい花が咲くのだと信じてお水をやり、肥料を与えたり、お日さまに当てたりして育てていくことなんですね。 明日からまた笑顔で。子供たちに接することが出来ると良いな。そう出来るよう努めていこう。
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子に親の理想を押し付けるのは絶対にしてはいけない。 親子間系が安定していれば、子は立派に自立していく。子供の喜ぶ顔を見ることが、最大の喜び。 子供の望むもの、やりたいこと、心を満たしてあげよう。 子供はわがままで甘えん坊。 親はそれを優しく受け止めてあげることが大切。
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質疑応答のパターンで書かれているので、とても内容が心に響いてきました。 子どもをありのままを受け入れてあげること。 花を育てるように、信じて待ってあげる姿勢を持ち続けていきたいです。
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