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好日絵巻 の商品レビュー

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37件のお客様レビュー

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2023/02/05

小説はとてもおもしろかったけど、今作は読み物ではないし、かと言って図鑑というほど絵もないので、なんか中途半端な印象でした。

Posted byブクログ

2023/01/28

「日日是好日」「好日日記」と読み進め、第3弾が「好日絵巻」…本作では、茶室で活けられる季節のお花、茶具、お茶ともに提供するお菓子など、森下典子先生が描かれた挿画とともにそのエピソードが収録されています。 ・人は季節と共にある。人は季節の一部なのだ。 この言葉に全てが込められて...

「日日是好日」「好日日記」と読み進め、第3弾が「好日絵巻」…本作では、茶室で活けられる季節のお花、茶具、お茶ともに提供するお菓子など、森下典子先生が描かれた挿画とともにそのエピソードが収録されています。 ・人は季節と共にある。人は季節の一部なのだ。 この言葉に全てが込められていると感じました。この作品自体は、挿画の占める割合が多いこともあってさらさらとめくって目で楽しむ感じですね。普段からお茶に縁があるわけではなく習ったこともないのだけれど、もし今後お茶を頂く機会が持てたら、茶室のお花や茶具、お菓子を見て楽しめるかなって思いました。あと、季節の移ろいを感じることができる日本っていいなぁ… これからも季節を愛でる気持ちを持ち続けられる人でありたいなぁ…そんな風に思いました。

Posted byブクログ

2022/12/23

「好日日記」とともに、一年かけて季節に合わせて眺めた本書。 「日日是好日」でも、「好日日記」でもどうしても茶道で使われる道具や、森下さんが好んで描かれる花や草木がわからず、本書を手に取ってみて、結果、とてもよかった。この文章で出てくるのはこの茶器のことね、この花はこういう名前だっ...

「好日日記」とともに、一年かけて季節に合わせて眺めた本書。 「日日是好日」でも、「好日日記」でもどうしても茶道で使われる道具や、森下さんが好んで描かれる花や草木がわからず、本書を手に取ってみて、結果、とてもよかった。この文章で出てくるのはこの茶器のことね、この花はこういう名前だったのね、と理解が深まる。 森下さん、絵も素敵に描かれるんですね。絵については壊滅的な私にとっては、自分の好きなものを自分の絵で残せるってとても羨ましい。 ぜひ、「日日是好日」や「好日日記」と合わせて眺めてもらいたい本です。

Posted byブクログ

2022/07/09

森下さん自らが描いた優しくて味わいのある茶道具、茶花、茶菓子が素敵。 茶道具について興味がわいたし、茶菓子は眺めていると食べてみたくなる。 著書「好日日記」と合わせて読んでいたので「茶道」の魅力をより感じられました。

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2022/01/02

茶道について造詣があるわけではないが、絵やその時々の経験を読むのは楽しかった。また俳句を詠む上での感性をこの本からは学ぶことができた。

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2021/11/10

読むだけだと、さらっと終わる小さな本です。お茶が、動と静の間や余韻を嗜み、味わうもののように、この本に多くの文章はありません。森下さんが師事しておられる武田先生のお茶道具や、お稽古で供されたお菓子などを、森下さんが絵に描かれ、それに文章が添えてあります。本当に趣味の深い方は、絵も...

読むだけだと、さらっと終わる小さな本です。お茶が、動と静の間や余韻を嗜み、味わうもののように、この本に多くの文章はありません。森下さんが師事しておられる武田先生のお茶道具や、お稽古で供されたお菓子などを、森下さんが絵に描かれ、それに文章が添えてあります。本当に趣味の深い方は、絵もお上手だという思いがあるのですが、この本を読んで、その思いを新たにしました。肩の力の抜けた、優しい絵。でも崩れすぎていなくて、きちんと筋目が通っていて。森下さんのお人柄が偲ばれます。梅の香りがほのかに香るのを感じるお話も、梅雨の大粒の雨も、この方のお手になると、香りや風合い、音…五感が思い出してくるのです。見事だなっていつも思います。お菓子のことも、常盤饅頭なんて、どのくらい頂いてないかしら。流水の透明な夏菓子も、宝石みたいな干菓子も、季節の折々に、お出ししたい相手を思って整えるもの。それが母親だったり自分だったり、気楽になるので。私では物語にはなりにくいのですが…ふふふ。それにしても、すうっと読んでかえすというより、手元において、時々開けては一服。というのが似合う一冊だと思います。

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2021/10/14

著者の思い出を通して、当時の素敵な情景を一緒に見ているような気持ちになれた。 風情がたくさん詰まった一冊。

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2021/08/29

好きなものを好きという貴さ。 好きなものを絵や文にすることで、 流れてしまわないように、 残していけるのは、素敵だ。

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2021/08/11

絵と紙の質感が好き。 和菓子も花も茶器も好き。 娘が、毎日お抹茶を飲みたがって、たてていたけど、ある日もう平気。と言って卒業してしまったけど、何が満たされたの? 先生が、遠くまで足を延ばしてお菓子を求められる姿が、ありがたいよね。

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2021/07/20

「日日是好日」の続編。茶道で扱う様々な器などの茶器に惹かれた著者による随筆と茶器のイラスト集。著者が意図したように絵巻物みたいな仕立てになっていて、季節感を感じることができる一冊。茶道では、もちろんお茶や和菓子を楽しむのだが、始まる前に茶室や庭の様子、掛け軸、生花、お香、風や光の...

「日日是好日」の続編。茶道で扱う様々な器などの茶器に惹かれた著者による随筆と茶器のイラスト集。著者が意図したように絵巻物みたいな仕立てになっていて、季節感を感じることができる一冊。茶道では、もちろんお茶や和菓子を楽しむのだが、始まる前に茶室や庭の様子、掛け軸、生花、お香、風や光の具合まで楽しむものらしい。確かに、四季がはっきりしている日本では、いかにもその時期らしいものを楽しむことや、季節の変わり目に楽しみや儚さを感じることもできる。これ、お茶会でなくても楽しめるはずなので、少し意識を変えてみようかと思う。

Posted byブクログ