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君が夏を走らせる の商品レビュー

4.3

419件のお客様レビュー

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  2. 4つ

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2024/05/18

もうすぐ夏が来ると思って手に取った。 瀬尾まいこさんの作品は「夜明けのすべて」を映画で観てすごく印象に残っていたけど、本を読むのは初めてでとても楽しみにしながら買った。 大田が鈴香のために必死にあれこれする姿がかっこいい。自分のためには何をしたらいいか、何がしたいかもわからない...

もうすぐ夏が来ると思って手に取った。 瀬尾まいこさんの作品は「夜明けのすべて」を映画で観てすごく印象に残っていたけど、本を読むのは初めてでとても楽しみにしながら買った。 大田が鈴香のために必死にあれこれする姿がかっこいい。自分のためには何をしたらいいか、何がしたいかもわからないのに鈴香のため、人のためには何でもしたくなるという心理が理解できるから共感含め和まされる物語だった。 自分自身、いとこの子供と遊ぶといつも別れが寂しくなるから、最後の大田と鈴香のばいばいがすごく悲しくて泣きそうになった。 いつまででも笑顔をみていたい、そばにいたい、「おいで」と言いたい、成長を見届けたい、そんなふうに思える我が子が欲しいと心から思ってしまった。

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2024/05/15

私は、鈴香ちゃんは大田くんと過ごした一ヶ月を、はっきりとじゃなくてもずっと憶えていると思うな〜 大田くんが光を失っていなくて、一歩踏み出したラストがよかった

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2024/05/09

読みやすかった。鈴香と太田君とのやり取りに終始癒された。子供にはどうしようもない不良少年を正しい道に戻す力があることを知った。鈴香の祖父母が手紙を受け取ってどんな反応をしたか気になる。

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2024/04/29

サクサク読めるお話。 太田くんの未来が、続編で見れたらいいなと思った。きっと、私が小さい時にもたくさんの人にお世話になって大きくなったんだよなぁーと思った。すべての記憶が残ることはないけれど、すぎた時間に嘘はなくて、それら1つ1つの出来事があった上で、今の私がいるのだと。そー思う...

サクサク読めるお話。 太田くんの未来が、続編で見れたらいいなと思った。きっと、私が小さい時にもたくさんの人にお世話になって大きくなったんだよなぁーと思った。すべての記憶が残ることはないけれど、すぎた時間に嘘はなくて、それら1つ1つの出来事があった上で、今の私がいるのだと。そー思うと、どんな時も大切な人生の1つだと噛み締めてみたい。そう思いました。

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2024/04/23

終始太田くんと鈴香のやり取りに癒される。 物語終盤に近づくにつれて胸がキュッとなって切ない気持ちになって泣いた。 子どもと生活する、向き合うってそのときは大変だけど一瞬の出来事で、本当にかけがえのない経験なんだろうな。 あと少し、この時間が続け、終わらないでって思えるって、本当に...

終始太田くんと鈴香のやり取りに癒される。 物語終盤に近づくにつれて胸がキュッとなって切ない気持ちになって泣いた。 子どもと生活する、向き合うってそのときは大変だけど一瞬の出来事で、本当にかけがえのない経験なんだろうな。 あと少し、この時間が続け、終わらないでって思えるって、本当に幸せな経験をしている証なんだ。苦しくて切ない願いだけど、そんな気持ちをたくさん味わえる人生にしたいと思った。

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2024/04/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ぶんぶー 2歳手前という年齢の言葉の構成や上達の描き方が見事‼︎はやく姪っ子でいいからこんな世界の中に入りたいと心から思った そして今こんな存在は自分にとって大事な猫たち 生後すぐから現在進行形でいろんな心配を過保護になりながらして、成長を喜んだりかけがえない時間の経過を実感してさみしくなったり、 これが人間の子だったらどんな気持ちになるんだろうか。もはや猫への気持ちのが上だったら面白いな。 中学生の時に職業体験で保育園に行って、ちょうどこの鈴香くらいの年齢の子どもたちのお世話を半日させてもらったのもとてもいい思い出 今は診察をする中でたまに子どもがセットで来ることがあって、その関わりも日々の刺激となっていて楽しみのひとつ

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2024/04/20

太田くんと鈴香のやり取りで終始心が癒される作品。ただ、きっと鈴香の記憶に太田くんは残らないんだろうという寂しさから星4。泣いた。普通に。俺も立派になりたいナ。

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2024/04/19

高校に入って大田くんが感じた絶望感のような気持ち。同じような経験をした事があるので痛いほどよくわかります。 そんな中での今回のバイト。 子どもは驚くほどのスピードで成長するのに、何も変わらない自分に焦る気持ち…。 「おいでー」の声にむかってくる姿の愛しさ…。 「あと少し、...

高校に入って大田くんが感じた絶望感のような気持ち。同じような経験をした事があるので痛いほどよくわかります。 そんな中での今回のバイト。 子どもは驚くほどのスピードで成長するのに、何も変わらない自分に焦る気持ち…。 「おいでー」の声にむかってくる姿の愛しさ…。 「あと少し、もう少し」と思えてる時が幸せ…。 どれもこれも「そうそう!」と思える事ばかりでした。 大田くん!記憶には残らなくても、鈴香の心をつくる栄養に必ずなっていますよ! 大田くんの未来に幸あれ!!

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2024/04/18

わくわくしながら読み進めました。 初めて知る世界に不安ななか飛び込みつつ、ひとつひとつを達成していくことへの喜び。やりがい。 子育ては人間相手だから一筋縄ではいかないし、赤ちゃんは大人が守らなければいけない生きもの。 居場所や自分がここにいていいのだと実感することは、生きていくう...

わくわくしながら読み進めました。 初めて知る世界に不安ななか飛び込みつつ、ひとつひとつを達成していくことへの喜び。やりがい。 子育ては人間相手だから一筋縄ではいかないし、赤ちゃんは大人が守らなければいけない生きもの。 居場所や自分がここにいていいのだと実感することは、生きていくうえで大切だと改めて思いました。 惰性、やることのない日々はただ過ぎていくばかりでつまらないもの。鈴香との日々を過ごして自分がしたいことを再確認した大田くん。 前作はまだ未読なので、あわせて読みたいと思います。 願わくば、また大田くんが鈴香と過ごせる夏が来ますように。

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2024/05/17

「あと少し、もう少し」で不良中学生だった大田くんが高校生となり、先輩からの頼みで一歳の赤ちゃんを一か月子守する話。 本ごと抱きしめたくなるような愛おしすぎる話だった。 最初は子育てなんて御免だと思っていたのに、段々と愛情が芽生えて、公園で肩に乗せて遊んであげたり、喜んでもらえそ...

「あと少し、もう少し」で不良中学生だった大田くんが高校生となり、先輩からの頼みで一歳の赤ちゃんを一か月子守する話。 本ごと抱きしめたくなるような愛おしすぎる話だった。 最初は子育てなんて御免だと思っていたのに、段々と愛情が芽生えて、公園で肩に乗せて遊んであげたり、喜んでもらえそうなご飯を作ったり、鈴香ちゃんを思って行動する大田くんの姿に心を掴まれた。 不良でいることに葛藤しつつただ高校生をこなしてるだけという中で、大田くんが鈴香ちゃんのお世話を通して素直な気持ちに気づき、前に進んで成長していく姿が絶妙に描かれている。 鈴香ちゃんが大田くんにどんどん懐いていく様子も微笑ましくて、子供の可愛さにキュンとさせられた。 「あと少し、もう少し」の続編というわけではないけど、その時の登場人物も出てきたり、当時を思い返す場面も散りばめられていて、読んでいた分、より楽しんで読めた。 終わりに向かってだんだん切なくなって、大田くんと鈴香ちゃんの成長をもっとみたいと思ってしまう。

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