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雲をつかむ死 新訳版 の商品レビュー

3.5

24件のお客様レビュー

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2022/02/08

毒針を使った空の密室殺人を暴け。 パリからロンドンに向かう飛行機の中で殺人が起きた。凶器は落ちていた毒針。飛行機内で蜂を見たという人も現れる。ポアロは犯人を見つけられるのか。 乗り物全般が苦手なのかポアロ。この当時、もしかして飛行機での旅行は珍しいものだったのか。吹矢で毒針を...

毒針を使った空の密室殺人を暴け。 パリからロンドンに向かう飛行機の中で殺人が起きた。凶器は落ちていた毒針。飛行機内で蜂を見たという人も現れる。ポアロは犯人を見つけられるのか。 乗り物全般が苦手なのかポアロ。この当時、もしかして飛行機での旅行は珍しいものだったのか。吹矢で毒針を飛ばすなんてありなのか。トリックや犯行にはなんだかピリッとしない感じがある作品。 しかし最後まで止まらずにページをめくり続けてしまうのは、会話が面白いから。いい加減なマスコミ、パリで出会った2人の進展、あれこれと語り合うポアロと警部たち。さらに登場人物の独白も面白い。犯人とわかってからその人物の独白を読み返すと、ここにこんな意味があったのか、と驚く。犯行時の行動がそこに堂々と書いてあるのだ。 クリスティーすごいな、とまた思った。これはやはり全作品読むしかない。

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2022/01/04

この『雲をつかむ死』、ドラマで観たことがなく、題名も聞いたことがなかったので、面白いのかな?と半ば疑問に思いつつ「新訳版」が出るくらいだから面白いのだろう、と信じて読みました。 面白かったです。 クリスティー作品でよく悩まされる、血縁関係者が多くて相関関係を覚えるのに苦労すること...

この『雲をつかむ死』、ドラマで観たことがなく、題名も聞いたことがなかったので、面白いのかな?と半ば疑問に思いつつ「新訳版」が出るくらいだから面白いのだろう、と信じて読みました。 面白かったです。 クリスティー作品でよく悩まされる、血縁関係者が多くて相関関係を覚えるのに苦労することもなかったし、ヒロインのジェーンが好ましく描かれていて良かった。 犯人も最後までわからなかったし。 ちょっと偶然が重なりすぎてる感は否めないけれども、読みやすく面白かったので★5つです。

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2021/11/25

トリックが雑、というかそんなばれないですかね~って感じですけど。 ドラマだとポワロの飛行機嫌いのシーンとかジェーンのかわいらしさで面白かったんだけどな

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2021/09/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

毎月1冊のお楽しみ、ポアロ10冊目。先日妻が犯人を当てたらしい。今回、エアバスの中で起きた殺人。金貸しの女性ゼジルのが首筋に針で刺された跡を残す。客室に11人。書中で多々怪しい持ち物リスト公開される。妻はここで分かったらしい。自分はリストを深く考えず犯人予想。やっぱり外れた!動機は?死因は?犯人はいつゼジルに近づいた?犯人殺害で得する人は?登場しない人物と殺人の関係は?完全にクリスティのミスリードに嵌ってしまった。最後にはポアロの迫力のある謎解き、犯人の抵抗、事件後乗客の結婚ラッシュ、併せて楽しめた。

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2021/09/07

違う人を犯人じゃないかと疑ってたのでビックリした 飛行機の中の殺人事件でしかも凶器が毒吹き矢とハチですごくおもしろいのだけど、その後の捜査はスピード感もなく淡々としていてウーンってなってた 犯人がわかったあともう一度読んだらかなり印象違いそう

Posted byブクログ

2021/08/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

心理描写がヒントになる作品 今回は犯行のトリックは最後まで分からなかったものの、犯人は当たりました! 読んでて成る程、確かにそうだったと思いました。 クリスティーの作品は、やっぱり何回も読み直して、ゆっくり吟味しないとダメというか勿体ないですね!

Posted byブクログ

2021/07/04

パリからロンドンに向かう飛行機のなかで、金貸し業を営む女性が変死体で発見された。その首には蜂に刺されたような傷があったが、偶然乗り合わせたポアロは、床から人工の毒針を拾い上げる。衆人環視の客室内で、誰がいつ、どうやって犯行に及んだのか?大空の密室を舞台とした不可解な事件にポアロが...

パリからロンドンに向かう飛行機のなかで、金貸し業を営む女性が変死体で発見された。その首には蜂に刺されたような傷があったが、偶然乗り合わせたポアロは、床から人工の毒針を拾い上げる。衆人環視の客室内で、誰がいつ、どうやって犯行に及んだのか?大空の密室を舞台とした不可解な事件にポアロが挑む。 密室殺人という意味ではオリエント急行を彷彿とさせる作品ですが、やはりこの本でも殺害方法が肝になってきます。最後まで蜂に騙されたなあ・・・。ノーマンは怪しいと思っていたのですがどうしてもアリバイというかどうやって殺したのかが分からなかった。後から読み返すと伏線が見事で感嘆しますね。2か所はおかしいと引っかかったんですが、そこ以外は完全に気が付かなかった。一つ気になるのが、殺されたマダムの娘は、連絡をもらわなければ全く気付かなかったということ?それともノーマンに言われたから知らないふりをしていただけで母親のことをすでに知っていたということだったのかな?それで同じ飛行機に乗り合わせるってすごいな。

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2021/06/04

ポアロ なんだろう、つまらないってわけでもないのだが、すごく面白いってこともなかった。殺された人がぞんざいに扱われてる感じで気の毒に思う。飛行機に乗り合わせただけの女性に「びっくりするほど不美人」なんて言われるなんて。 乗客の持ち物リストにある「書籍『無益な経験』(この国では発禁...

ポアロ なんだろう、つまらないってわけでもないのだが、すごく面白いってこともなかった。殺された人がぞんざいに扱われてる感じで気の毒に思う。飛行機に乗り合わせただけの女性に「びっくりするほど不美人」なんて言われるなんて。 乗客の持ち物リストにある「書籍『無益な経験』(この国では発禁)」が気になったけど、もちろんストーリーには何も関係なかった。

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2021/05/11

ポアロシリーズ。端的な事件シーンに退屈な審問。これどうやって転がしてくんだろう。と思ったがポアロの捜査が面白くするすると読めてしまった。 トリックはうーん、当時の航空機の事情がわからんからなんとも。。荷物多くない?って感じてしまったかな。そういえばポアロの拠点がイギリスにあるのか...

ポアロシリーズ。端的な事件シーンに退屈な審問。これどうやって転がしてくんだろう。と思ったがポアロの捜査が面白くするすると読めてしまった。 トリックはうーん、当時の航空機の事情がわからんからなんとも。。荷物多くない?って感じてしまったかな。そういえばポアロの拠点がイギリスにあるのかフランスにあるのかも知らないな。結構雰囲気で読んでるわ。 解説によるとかなりの技巧が盛り込まれているみたいで。そういうところは楽しかったな。説明されて気づいたところもあるけれど。あとポアロの女性に甘いキャラクターも好きだ。 また読みたくなったらシリーズのどれかを読もう。でも感覚的にはミスマープルのシリーズの方が好きだからそれを確かめてからだな。

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2021/05/01

飛行機という密閉空間で起きる殺人。トリックは想像していたよりも驚くようなものではなかった。読後感としては物足りなく感じるが、ロマンス要素として、ポアロに振り回された?ジェーンが最後には幸せになってほしいとつくづく思う。

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